マレーシアのコロナ事情 & 今後の世界はどうなるのかなぁ

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マレーシアの新規感染者数ですが、減るかな~と思うとどっさり出てくる。

ただこの数字の詳細を見ないと駄目で、多くは「外国人労働者」「帰国者」と「クラスター」であって、一番気になる【感染経路不明の新規感染者数】は間違いなく減っている。

でもま、総数で感染者数が出ているのは間違いがなくて、そこの封じ込めをうまくやらないと漏れ出るように市中に蔓延するかもしれないので楽観視はできない。

それでもいい感じだと私が思うのは

○ 「治療者数」が1000人を切ったこと。

○ 「ICU」が4人、「人工呼吸器」の患者がゼロになったこと。

これって素晴らしいですよね。

ですから我々がMCOに準じた考え方で、気をつけて日常生活を送っていれば大丈夫だろうという感じは強い。

ま、当初から私は住んでいるモントキアラに関しては「感染リスクはほぼゼロ」だと思っていましたが、全国的にそういう雰囲気にはなってきた。

ただ私達みたいな年寄りで「外に出て働く必要がないケース」は良いですが、仕事をしなければならない人たち、企業、店舗はこれからも苦しい戦いが続くんじゃないですかね。やっぱり「New Standard」がどういう風になりどういう影響が出てくるのかはまだわからない。

これは「感染の危険」だけではなくて、「生活の基盤を維持できるのか」という大きな問題が残る。

少なくとも前と同じ様に外出をし、集会をし、遊びに行く、飲み歩く、あるいは仕事でも人が集まるようなことは減るはずで、「コロナ以前と同等の売上や利益をあげるのは難しい」はず。

そして世界を自由に人も物も金も動く時代なのに、それに制限、影響がなくなるのはまだ先のことで、「飛行機会社」「運輸会社」、そして「旅行会社」が息を吹き返さない限り、「経済が戻った」なんてことはあり得ないと思っています。

やっぱりワクチンが出来て、それが広く行き渡るようにならないと駄目だと思うなぁ。

でも先日、知り合いがこんなことを言うんですよ。

「売上が3割減ったとしても、それでやっていけるようになるんじゃない?」

と。

私はそんなことはないと思っていて、これは業種や仕事の形態によって違うと思いますが、私がやっていた仕事って「売上が3割落ちたら、利益も3割落ちるだけ」みたいなことはありえないのね。

「固定経費を捻出するのに必要な売上」があるわけで、それが「売上の9割」で、あとの「1割から利益を出す」みたいなのが私の場合は普通でした。だから「採算分岐点」を見ないとこの辺を簡単に言うことは不可能で、売上が減ったら減ったなりでどうにかなるなんてことはありえない。

ましてや借金も増えて、あるいは内部留保も減っているのが普通のはずで、これからの仕事、商売ってかなり厳しいんじゃないですかね。経費削減、効率アップは今まで以上に進むはずで、当然、それは働く人にも大きな影響として出てくるでしょ。

「コロナの終焉」が見えてくる頃には「大きな需要増」があるでしょうが、それが一巡した後の「コロナ後の新しい世界」はどうなるのか、私は全く想像できないし、楽観もできないし、自分が一般的な仕事をしていないのはラッキーだと思いました。

でも「生殺しの時代が始まる」という感じがしていて、個人消費も戻らない、企業の売上、利益も出ない時代が来ると、やっぱり「大手企業の破綻」「金融クライシス」が後追いで起きるかもしれず、それが来たら資産運用で食べている人たちも、「リーマンショック時にリーマン・ブラザーズの株、債券を持っていた」のと同じようなことが起きるんじゃないですかね。だからこれからの時代は「積極的に利益を出す」前に「資産保全をどうするか」の方が大事になると思います。

私はリーマン・ショック時に大打撃を受けたので、どうしてもそれがトラウマになっています。

また今まで以上に「世の中にお金がジャブジャブある状態」になりましたから、安定したそこそこの金利、利回りを期待するのはより難しくなった。だからといって利回りの良いものは「投資不適格」であったり「為替の問題」もはらんでいるのが普通ですから、爪を伸ばさないことは重要になるはず。

ところで、コロナ後の世界はどうなるか。仕事はどう変わるのかをわかりやすく説明している動画があります。

彼はマレーシア在住。

彼の見方は正しいのだろうと思います。

ただこの考え方は基本であって、「どう変わるか」の次に出てくる「その変化がもたらす問題はなにか。それをどう解決するのか」が重要だと私は思っていて、それがわからないと所詮、流されるだけかな、みたいな感じを受けました。でもとりあえず、「若者対象」だとすれば、彼の言うことが理解できていないときっとうまくないんでしょう。

でも年寄り、50歳を過ぎていたらあまりジタバタしないほうが良いと私は思っていて、過去の延長線上でどうにか生きる道を探すのが賢明だろうと思っています。「触らぬ神に祟り無し」っていつの時代も大正解であることは多いし、「飛んで火に入る夏の虫」になって取り返しのつかないところまで追い込まれるのは普通に起きること。「いつもプラス思考で積極的に行動するべき」というのは一兵卒、あるいは中間管理職に言うべき言葉で、責任ある立場でそう考えたとするなら「ただのナルシスト」だと私は思います。

「自分の時代は終わった」と諦めるのも大事だと思うんですよ。

さて、私の戦略ですが、そもそも私はどんな時代、どんな世界、どんな国でも「どうやったら生きていけるのか」を若い頃からずーっと考えて模索してきたわけで、その究極の答えとしては一般的ではありませんが「どんな国、どんな企業もあてにしない」。でも「投資は一切しない。投機に徹する」というのがあり、何よりも大事なのは「日銭(あるいは短期で稼ぐ収入)」と考えていますから、「世界が崩壊するときでもなくなることはない」【証券市場、先物・商品市場】で稼ぐことをなによりも最優先します。

これって「裏山に常に生えている雑草を収穫して生き延びる」というのと同じ考え方。(笑)

実はですね、私は若い頃は大きな夢を持っていたのですが「やってることは野良犬と同じ」だとかなり強い劣等感を持っていたんですよ。でもある頃から、「野良犬だから生き延びている」ってことに気がついたのね。これはプライドを捨てたという意味でもあるし、「下手なプライドは持たないのが私のプライド」みたいな感じでもあるし、それは【自分が自分から自由になった】ということでもあるんですよ。(どんな世界でも自由を束縛している大元は、実は自分自身であるというのが真理だと思う)

世の中には「自分を守るだけのプライド」(ただの強がりみたいな)を持つ人って多いと思うのだけれど、それを捨てた時に目の前には広大な、そして自由でチャンスに溢れた世界が広がっていることに気づくんじゃないですかね。

私はそこに「自分が生きる道」を見つけることって誰にでも出来るんじゃないかと思っています。

また「資産」は世界の動きによっては簡単に紙っ切れになる。価値が激減しますから、「資産を当てにすること無く、無いものとして生きる」癖がついています(資産は無くて良いという意味ではない)。ですからやっぱり優先すべきは「日銭(あるいは短期で稼ぐ収入)」であり、その技術を常に磨いておくことだと思っています。

でもそれとて一生続けられるわけもなく、いつかは白旗を揚げる時が来るはずですが、それまでどうにか頑張ろうと思っています。息子たちがしっかり稼いでくれればピンはねするなり、おこぼれも頂戴できるのでしょうが(笑)、まだまだそれは先のこと。

ハァ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 
 
 

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