【マレーシアのコロナ事情】数字ではわからない実態

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ワクチンに関して「おかしな否定的な情報が流行りだしそうだ」と書きましたが、それに常連の方からコメントを頂きました。

その内容は驚くべき内容というか、やっぱりというか、世の中は良い方へ動いているように見えますが、私達が気をつけるべきポイントが変わっただけで、まだまだ安心できないと思いました。

そのコメントをそのままここに紹介します。

 

daboさん、マレーシアは感染者数が下がってはいるものの、何かおかしい気がしているんです。
というのは、近い親戚が毎日のように一人、一人コロナにかかっています。昨日は息子もかかりました。
職場もここに来て身近な人がどんどんかかっています。

ワクチンは個人的には効くと考えていますが、そもそもものすごくかかりやすいコロナの変異であれば90%を超える有効率でも感染者数はどんどん増えていきます。

マレーシアがエンデミックを4月1日としていますが、やった〜と喜べないです。
今のシステムだと、コロナにかかっても報告しないで自分で隔離してしまえば分からない訳で、いちいち保健省に報告するよりは黙っていたほうが面倒くさくないと考える人がいてもおかしくないです。

GRABやパンダのバイクのドライバーとか、マスクしないで喋っている姿をよく見かけるようになりましたし、何か緊張感がないように思えます。

この中で気になるところはやっぱり【今のシステムだと、コロナにかかっても報告しないで自分で隔離してしまえば分からない訳で、いちいち保健省に報告するよりは黙っていたほうが面倒くさくないと考える人がいてもおかしくないです。】というところですよね。

私だって、もしコロナに罹ったら「黙っていたほうが良いかも」と一瞬は考えると思います。で、自分で抗体検査をし隔離もし、「具合が悪くなったらカミングアウトすれば良い」みたいな。

世の中には【働かないと食えない人】【立場上、仕事を休めない人】【感染を隠したい人】はかなり多いはずで、自分が軽症で静かにしていれば問題ないと判断すれば【隠す】人が多くても当たり前だと思います。

本当に軽症で「後遺症も心配することもない」時代に入っているのなら良いのかもしれませんが、【そう思いたい自分がいる】のも間違いがなくて、【ポジティブに考えよう】と自分で自分を正当化してしまいそうです。

特に「自分の健康に自信がある人」はそういう風に考える傾向があるはずで、それとは逆に「一般的には重症化しないとしても、自分の場合はヤバいだろう」と思っている人たちと世の中は二分されそうに思います。

我が家としては、オミクロン株の感染力はかなり強烈で【まさかのことが起きる】という前提で、今後は多くの人の気は緩んでいるし、感染を隠すことも可能なことから、今まで以上に気をつけないとヤバいかもしれない。

かくいう私でも「家族同士では安心しきっている」のは間違いがなく、「同居していない親族ともやっと普通に会えるようになった」と考えています。

息子も「友達と飲みに行っても大丈夫だよね」なんて言うようになりましたし、自分も会う人も【まさか感染していないだろう】【でかけても十分に注意していれば大丈夫】という不思議な前提があるのを感じます。

他の方の話を聞いていても「友達と会った」なんて話は山のようにあるわけで、これは飲食店を含む「店舗に行っても同じ」で、今後は【まさかの連続が起きる】ような気がしてなりません。

シドニーに住む次男坊夫婦もコロナに感染しましたが、【一緒に旅行に行った友人たちが、まさか感染しているとは想像もしなかった】と言っていました。

いやいや、真相は「次男坊がどこかで拾ってきて、旅行で友人たちに広めた」が正解なのかもしれない。

【しっかり気をつけていれば大丈夫】と思っているのに感染するから困るのであって、それはこの2年、何も変わっていないどころか、オミクロン株は感染力が非常に強いという、以前にも増して感染する可能性は高まったのは間違いがなくて、「感染した人は不注意なだけだろう」と考えてしまいがちな自分にカツを入れようと思います。

どちらにしても「発表される感染者数(新規陽性者数)」を一喜一憂しながら見ていても、【全くそれは関係ない時代に入った】とか言いようがないと思います。

毎日の数字を気にしてみている人がいますが、それって【減ってくる数字を見て安心したいだけ】なんでしょう。

でもそこから「世の中で何が起きているのか」はわからない。

政府とて新たな方針を立てて「エンデミック」に舵を切った以上、逆戻りは出来ないはずで、これは【弱者を切り捨てると決めた】と考えても良いと思います。これって大げさでも何でも無くて「重症化、あるいは死亡するにしても、その数は【許容範囲である】とした」ってことだと思います。ま、「個別対応」で十分乗り切れるという自信があるんでしょうが。

弱者にとって「これからが本番」なのは間違いがないと思います。また昨日のブログで紹介したファイザー社のCEOも「今後も変異株は出てくる」と言っていましたし、それは多くの専門家の共通意見。さて、次はどんな変異株が出てくるのでしょうか。

私としては「きっと自分は大丈夫だろう」とは思っていますが、95歳になる父や持病を持つ家族にもしものことがあったら悔やんても悔やみきれない。また後遺症に関してもまだまだわからないことばかりなのを忘れるわけにもいかない。

コロナを制した。コロナに勝った。そんな雰囲気が世の中に出てきているのは間違いがないと思っていますが、【勝って兜の緒を締めろ】という言葉を思い出しますし、我が家はその線で行こうと思います。

自分自身は「死ぬやつは死ぬ。死ぬ時は死ぬ。しょうがない」と思っていますが、まさかそれを大事な人や他人様に言うわけにもいかず。そして、絶対に、絶対に嫌なのは「自分が感染源になること」です。それが起きたら私には耐えられないと思う。その考え方はヨメさんの方が異常なほど強い我が家。息子?う~~む、普通。(笑)

 

 

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