世の中は「トランプの悪あがき」の方向へ持っていきたいようですし、当然、アンチトランプは今までの通り、「あいつはそういうやつだ」と人格攻撃に集中するのだろうと思います。
何を理由に「トランプは悪あがきをしている」「嘘をついている」と思うんだろうか。
今の時点でも、本来メディアは「不正があったのかなかったのかの解明」をすべきなのに、それを進めようとするトランプを抑える方向の報道しかしない。メディアは「トランプが難癖をつけてる」というのではなくて、「不正疑惑があるのならそれを【スクープする】のが彼らの本分」だと私は思うんですが、鼻からトランプを貶めるような報道。
それだけトランプの信用がないということなんでしょうが、少なくとも国民の半数近くはトランプ支持なのに、やっぱりメディアの動きはおかしい。偏っているとしか言いようがない。
いくらトランプが酷いやつでも、今は大統領の彼が演説をしている最中にテレビ中継を一方的に切るなんて、それこそ何かおかしなことが起きているんじゃないですかね。
もしトランプ陣営が言うように、本当に不正があったらそれこそアメリカの民主主義の崩壊なわけで、実際に現場から告発も出ていたり、あり得ない事が起きている(死んだ人の投票、投票率100%以上とか)わけだから、「まずは調べてみよう」というのがメディアも国民も、そして私達が考えるべきじゃないんですかね。
日本人は「選挙は常に公正で、間違いは起こらない」と信じているから、今米国で起きていることを理解できない傾向があるはず。だから当然、「トランプっておかしなやつだ」となる。これってあまりにも単純で、軽率かもしれないと考える必要はあるんじゃないですかね。過去にもブッシュ・ゴア対決で最高裁まで行ったのを知らないのか。
悪者はいつもトランプ。
私はこのいつものパターンに前から違和感を感じていて、トランプの話になると「人間的にアイツを許せない」みたいな話が多く、トランプが大統領として何をしてきたのか、どうしたいのかという話にはならない。
ま、それぞれ気になることが違うわけですからしょうがないことですが、とりあえず、今後、どういう展開が考えられるか。アメリカの法律に照らし合わせてどういうことになるのか。
それを知りたいと思いました。
いくつかのパターンが考えられるようで、トランプが勝つ可能性すらあるとのこと。
私はトランプ支持ですが、とりあえずそれは横に置いといて、アメリカの大統領選とはどういうものなのか、それを知りたいと思います。
各州の選挙人を取り合うのが大統領選の基本ですが、それが「各州の代表一名による選挙」もありうる。「上院が副大統領を選び、下院が大統領を選ぶ」とか、それでもまとまらない場合は「下院議長が大統領になる」とか、かなりいろいろな道があるのには驚き。
トランプは最初から「最高裁で」と言っていたくらいですから、トライできることは全てやるのでしょう。また訴訟はすでに始まっていますし、どこまで不正が暴かれるのか、あるいは不問に付されるのかも含めて、これからの行方をみたいと思います。
日本人的には「トランプは潔くない」と感じますが、「勝ちにこだわる大統領」がどこまで食い下がるのか、法律はどう適用されるのか、またメディアは、国民はどう反応するのか、そのへんをじっくり見たいと思っています。
この動画で、今後考えられるシナリオがわかります。
これから先は、いつもの与太話です。
私はもうトランプ再選は諦めています。でも「そんなような考え方だからお前は駄目なんだよ」とトランプに言われているような気さえしてきます。私はあそこまで勝ちにこだわる性格じゃありませんから。そういう意味では、非常に日本的。(笑)
ただ、私が諦めることが出来たのは、上院は共和党が取る可能性が高いから。
すでにサンダースも動き出しているようで、やっぱり民主党の中で「中道と極左の戦いが始まる」と思っていたものの、上院が共和党となれば、サンダースが政権に入るのを止めることもできるし、バイデンもやりたいようには出来ないと思うから。
つまり、もしかしたら「トランプ流でもない」「極左の影響も受けない」【良い意味でのアメリカになる可能性】があるような気がしてくるんですよ。
これは経済的にも同じで、すでにとんでもない額をアメリカ政府は市場に投入したのに、バイデンがそれに大きく上積みして財政出動をするとか、増税するとか、社会保障費を上積みするとか、あるいは軍事費を削るとか、脱炭素社会にするとか、トランプが作ってきたものをぶち壊し、オバマ政権に逆戻りするような動きをしようとしても「上院という大きな壁」がある限り、バイデンの思う通り、ましてや極左の主張がアメリカを動かすようなことはないのかもしれない。
極端な楽観主義で考えれば、アメリカは丁度よい塩梅で落ち着く可能性すらある。な~~んて夢みたいなことも真面目に考えています。
ただ私が何よりも恐れるのは「中国包囲網」がバイデンによって壊されること。バイデンは「(トランプが課した)関税をなくす」と言っていますし、対中政策に大きな変更があるとうまくないと考えています。ただ民主党は「人権重視」で中国を責めるだろうとは言われているものの、オバマ氏がそうであったように「口だけ」ならなんの意味もない。アメリカも日本と同じ様に「親中派」はいるし、中国相手に儲けたいのは皆が同じで、そんな中でイチャモンを付けているだけと言われながらもファーウェイなどの除外から始まり、中国共産党の締め出し(デカップリングというべきか)に動けたのは、まさにあの変人トランプだから出来たのだと私は思うわけです。
でもま、そんなことが気になるのも「アメリカに頼ろう」という気持ちがあるからで、日本もアメリカに依存しない自立を真剣に考えないと駄目なんでしょうね。でも日本がかつてニクソンにやられたように「ジャパンパッシング」となる可能性も視野に入れないとならず、そうなれば、日本なんてただのアジアの小国で終わる。またオバマは言わなかった尖閣に対するはっきりした態度をトランプは見せてくれたわけですが、まさにオバマ時代の中心にいたバイデンが何を言い出すかはわからない。ジュリアーニ元NY市長が、尖閣に関してバイデンと習近平と密約があると言っていますが、一体どうなることやら。
それとやっぱり台湾が気になります。アメリカが台湾に武器を売ったり独立を助けるような態度なら中国とは絶対にうまくやっていけないはずで、バイデンは台湾を捨てるような気がしてならないのです。でもこれもまた、本来はアジアでは日本が先頭に立ってなんらかの態度を示さないとならないはずで、アメリカにお任せ、台湾頑張れ、でも中国には笑顔ってわけにはいかないですよね。
日本はすでに「キャッシングマシーン」としての存在価値しかなく、そういう枠組みで世界は動いているという専門家もいて、安倍さんがトランプとどうにか作ってきた中国に対抗するアメリカ、日本、オーストラリア、インドのセキュリティーダイアモンド構想が後退りするしか無いのかもしれないと思うと本当にがっかりします。
それと、トランプ氏の「不正が行われた」という話には賛同できない部分もあるんですよ。
トランプ氏は「最高裁で決着を」と当初から言っていた。当然、過去の出来事からしても「不正が行われるであろうこと」を予想していたんでしょう。だとすれば「不正を防ぐ手立て」は考えられるはずで、何もせずにいて突然「あいつらは不正をした」というのはおかしいし、あるいは不正が行われた時には「それを立証する手立ても事前に考える」のがリスクコントロールじゃないんですかね。
なんだか「闇討ちにあった」ようなトランプ氏の言い分は、あの立場だとすれば「俺はなんの対策も考えていなかった」というのと同じで、大国のトップとしてはアウトじゃないんですかね。
あと数ヶ月してから、今日この日を思い出しながら、この日記を読み返してみたいです。そういう意味で、このエントリーは備忘録。