実は何年も前から気になっていた「海産物の輸入卸商」があるんですよ。
オンライン販売も全くやっていなかったわけじゃないのですが、彼らのメインの食材を売っていないし手出しができませんでした。
でも昨今の流行りなんでしょう、彼らもオンラインサイトをちゃんと作って販売を始めました。でもやっぱり扱い商品は少ないし、彼らが考える「小売はこれでいいだろう」って商品に納得できませんでした。
でも「これなら良いかな?」と思ったのがあったので買ってみました。
彼らの「価格」ですが、私は「かなり安い」と思います。後にそれに関して書きますが。
このサイトね。
ここも関連会社がやっているオンラインストア。冷凍もの中心。
かなり小型のマッドクラブなんですが、メスで「子持ち」。もちろん生きているマッドクラブですが、6匹でRM108。1匹RM18。発泡スチロールの中でゴソゴソ動き回っていました。
これまた小型ですが、生きているアワビ。12匹でRM88。1匹RM7.5。
大粒のハマグリ。2キロでRM50。(普通は1キロRM10~15)
いろいろ注文して送金した後に、「無いものがある」ということで、代替品として送ってもらったのが赤貝。1キロでRM25。スーパーでたまに見る赤貝に比べるとかなり大型だと思いました。
マッドクラブ
マッドクラブに関しては、私が私の生涯で一番食べたカニはマッドクラブというほど食べてきました。ゴールドコーストの自宅の裏庭に面している川で、仕掛けカゴを入れておくといくらでも大型のマッドクラブが獲れましたので、嫌ってほど食べました。
でもマッドクラブって難しくて、同じ時に獲れた3匹がそれぞれ実入りも違うとか。見た目は巨大でも爪の肉はスカスカだとか。
マレーシアに来てからも何度か買って食べましたが、大外ればかりで「もうマッドクラブは買わない」と決めていたんですが、「子持ちのマッドクラブ(メス)」ってゴールドコーストでは捕獲禁止で食べたことがなかったんですよ。この会社で売っているものはかなりの小型だけれど、生きているし、この会社はかなりまともな会社だと思っているので買ってみました。
蒸すか茹でるか悩んでいる時に、ヨメさんが塩ゆでが良いと言うので塩ゆでに。
茹でる前に「完全に昇天させる」のが大事で、それをしないと「自分の足を自分で落とす」のね。別に落ちても良いのですが、足のないダルマみたいなカニもなんなので、まずは〆ます。これもモタモタしているとやっぱり足を落とすので、私は出刃包丁で一気に〆ます。
茹で上がり。
こういう小型のマッドクラブやメスはゴールドコーストでは捕獲禁止なので(州によって決まりは違う)、こんな子供を・・・と思ったのですが、食べてみたら結構美味しくてびっくり。小さすぎて食べるのが面倒ですが、このレベルならそれも良いかなと。(でも日本の毛ガニやズワイガニの美味しさを想像しないほうが良い)
茹で上がりは、「卵」がネットリしていて美味しいのね。冷やすと固くなる。
これで一匹RM18なら文句なし。前にイオンで子持ちのマッドクラブを買って(死んだものを開いて卵が見えるようにして売っていた)、臭くて食べられなかったのと比べれば月とスッポン。
ハマグリ
ハマグリですが、とりあえず2個だけを茹でて食べてみたのですが、思ったほど美味しくなかった。この二枚貝は美味しい時には本当に美味しくてハマグリの味がするんですよね。だから大きいのを食べてみたいなと思っていたのですが、大味。やっぱり日本のハマグリとは大違い。
私の知る限りでは、マレーシアでは4種類の二枚貝が売られていて(赤貝は別)、表面が日本のハマグリみたいにツルっとするのはこの種類だけ。私はこの貝が一番美味しいと思う。
でもただ単に茹でただけですので、酒蒸しなりバターで炒めたりすればかなり違うのかもね。
とりあえず全て真空パックして冷凍しましたが、貝は冷凍すると美味しくなるとのことなので、そのうち、酒蒸しにでもして食べてみます。
まえに食べた時は美味しかった~~。この時はチッタモールのビレッジグローサーで買ったはず。1キロ12リンギぐらいだった。
アワビ
アワビですが、まぁわかっていたものの可愛い~~~~~。
これはアワビじゃなくてトコブシかな?と思ったのですが、穴の数や突起から見ると間違いないアワビ。近年、韓国や中国でアワビの養殖が凄く進んでいるんですよね。きっと大きく育てないでこんな小さい方が商売としては良いのかもね。
とりあえず一個をバラしてそのまま食べてみましたが、間違いなくアワビ。美味しかったです。でも肝は食べず。
これで1匹RM7.5なら文句なし。
これもまた真空パックして冷凍しましたが、多分、正月には「煮アワビ」にすると思う。
赤貝
そして赤貝ですが、やっぱり刺し身で食べる勇気はなくて、茹でてみました。
やっぱり赤貝は寿司屋で食べるしか無いと思いました。
でも赤貝ってマレーシア料理で結構使うんですよね。チャークエティヤオに入っていたり、炒めたものが出てきたり。「あまり火を入れない」のはお約束で、これはかなり美味しいんですよね。
でも自分で「半生で食べる」のは怖いし、どんな料理にするべきかもわからず、茹でてみただけですが、「なんてことのない普通の貝」みたいな感じでした。まだアサリや上のハマグリのほうが美味しいくらい。
今回はとりあえず買ってみようとオンラインショップにあったものを買いましたが、この会社はかなりいろんなものを持っているんですよ。
で、話をしたら「何でも買える」みたいなので、いつかゆっくり良いものを選んで買ってみようと思っています。
活ものの海産物って「高い」というイメージがありますが、この会社は安いと私は思っています。たとえばオンラインショップに出ている「Live Australia Lobster」(伊勢海老)ですが、2匹のセットで約1キロ。それの価格がRM288。1キロアップの大型のものがキロ単価RM398って、私はめちゃくちゃ安いと思っていて、オーストラリアでも「小売」の場合、この値段じゃ買えないはず。もちろん日本でもこんな値段では買えない。
この会社は冷凍物もありますが、「活もの」に特徴がある感じがあります。それこそ世界中からありとあらゆるものを輸入していて、日本からも「日本の生牡蠣」や「活ズワイガニ」「活毛ガニ」も入ってくるし、面白いものがいろいろあります。良く街なかの中華料理屋で水槽がいくつもあって驚くほど多くの魚介類を持っているお店がありますよね。ああいう店に卸している会社でしょう。
フェスブックもちょっと見てください。とりあえず「写真だけ」見てみたら良いと思います。(ここをクリック)
こんなものまで扱っているのか?って驚くはず。
私がいつか買おうと思っているのは「活フラワークラブ」(ワタリガニ)、「活ミル貝」、それともし「活ズワイガニ」が入ったら買ってみたい(今現在、在庫がある様子)。
やっぱりマッドクラブって、あれは「目で食べるカニ」であってさほど美味しくないんですよね。多分、フラワークラブの「活もの」があればそちらのほうが美味しいはず。
ああああ、アサヒガニも入ったら是非食べたい。アサヒガニ(スパナクラブ)もゴールドコーストでは結構出回っているカニで、あっさりしていて結構美味しいのね。日本人には合うと思う。このカニは高いカニじゃないってのもグッド。
アサヒガニってこんなカニ。見た目はなんですが美味しいと思う。メインに食べるのは足ではなくて胴体。
どちらにしても、海鮮ものに興味がある方は、この「piaukee marine」という会社は頭の片隅に置いておいても良いんじゃないですかね。
オンラインショップとは別に、彼らのメインのサイトを見てください。興味ある魚介類を扱っているのがわかる。
気になるのは「Alfonsino」で、日本で言うキンメダイ。これはきっと冷凍で常に持っているはず。ま、キンメダイは日本産を日本食材輸入卸商社が持っているからそこから買うのが間違いがないとは思いますが。価格が・・。
これがこの会社のメインのサイト。
PIAU KEE…
このSeafood HamperもPiaukee marineの関係会社。
そしてチェラスにはアウトレットがある。
なぜこの様にややこしい売り方をしているのか。オンラインも二箇所ありますし。(Shopeeにもあることはある)
要はですね、「活もの」、「冷凍もの」、「少量多品種」と分けてマーケティングしているんじゃないですかね。
そしてフェイスブックがあって、その時その時に入荷したものはフェイスブックに出ていて、ここからも注文ができる。
彼らはかなり海産物問屋としてはかなり大きい様で、うまく探せば自分にあったものを手に入れられるんじゃないかと思っています。