ラムチョップを食べたのは何年ぶりだろうか。少なくともマレーシアに来てからこの5年、食べたことはない。
ましてや自分で焼くなんてのは・・・、10年ぶりぐらいかなぁ。
好きじゃないってことはなくて、でも大好きでもないのだけれど、食べるチャンス、作るチャンスはなかったです。本当に久しぶり。
買ったのはこのお店から。ちょっと変わったものを持っている面白いお店。
ラムラックの状態で1.1キロ、RM168ぐらい。オーストラリア産。
スジや余計な脂を落としたり掃除をしてからこれに強めの塩コショウをして、イタリアンハーブを少々。そして57度で2時間の低温調理。
本当は55度か56度にしたかったのだけれど、久しぶりのラムで真っ赤なのも気が引けて、57度に。
低温調理後はしっかり焼きます。
そしてカット。丁度良い火の入り方で良かった。でもヨメさんは「真っ赤だ・・・」と不満そう。(笑)
ラムラックもローストビーフもそうだけれど、塊で焼く場合、個人個人の好みの焼き方ができないのね。だから平均を取ることになるけれど、これって誰も満足しないことになる。でもねぇ、ラムチョップって一本一本焼くと「焼き過ぎ」になる傾向があるのね。難しいと思う。
付け合せはやっぱりイタリアンテイストのジャガイモ、絹さや。
美味しかった~~~。本当に柔らかくてジューシー。ラムのあの香りは遠くにちょっと感じる程度で、臭さはまるで無し。
我が家はローストビーフを作ることが多いけれど、このラムより美味しいことってそうそう無いかもしれない。
良いわ~~、ラムラック。ご馳走様~~~~~。
ただラムの選び方ってかな~~り難しいんですよね。そういう意味じゃ豚も鶏もそうだけれど、「どれが美味しいのか見分けることはほぼ無理」でしょ。せめて牛肉みたいに、和牛、Wagyu、アンガスビーフ、そしてプライム、チョイス、セレクト(アメリカのランク付け)、あるいはA5だのA3だの(日本の和牛)、MB6とか(オーストラリア式)のランク付けがあるだけで大雑把なことはわかる。でもそのランクと美味しさはまた別でなかなか難しいわけだけれど、ラムは何の指標もない。
でも美味しいものって本当に美味しくて、価格もまるで違うのだけれど、「価格で選ぶ」ってのも問題がある。だから「生産者で選ぶ」のが正解になるわけだけれど、海外のマレーシアでその手を使うのは無理で、「販売者」を見ながら選ぶしかないんですよね。
面白いのが今回買ったお店でも「ラムラック、ラムチョップ」は3種類あるんですよ。当然、価格も違う。さてどれを選ぶべきか。
私達日本人は「牛肉」ならたとえ写真でも見た目で想像はつくけれど、ラムは・・・・。難しいと思う。
そういう意味で、今回、かなり美味しいと思ったけれど、それはただ単にラッキーだっただけなのかもね~~。