世界で一番の「ワクチン接種率が高い国」で感染者の増加が止まらない

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ワクチンに希望を持つのは全世界共通だと思いますが、こういう事が起きているのも見逃してはならないと思っています。

各国、ワクチンの接種率も違うし、ワクチンの種類も違う。そして最近、言われていることとして「人種の違いも関係ある」とのことで、世界共通のことが起きるかどうかはわからない。

でも世界一ワクチン接種率が高い「セイシェル共和国」で、新たな感染者が全く止まらないという現状がある。

2021年5月6日時点での「世界のワクチン接種率」はこれ。

(このブログの画像は全て、クリックすると大きく表示されます)

これらの細かい統計は以下の「日本経済新聞」のサイトで見れます。

日本経済新聞社 〜ビジュアルデータ

2022年10月28日更新|日本経済新聞社と英フィナンシャル・タイムズの集計をもとに、世界各国・地域の新型コロナウイルス…

セイシェルやイスラエル、パラオ、UAEなどは「100人あたりの摂取回数が100回を超えている」。随分、摂取が進んでますね。そのトップがセイシェル共和国ですが、ワクチンが全く効いていないような感染者の増え方です。(日本は日本で大騒ぎしていますが、世界から見ると「何も起きていない」のに近い状況)

100万人あたりの感染者数の合計。

このデータは「Our World in Data」というサイトにあって、グラフも自分の気になる国をピックアップしたり、いろいろな表示方法が取れますので、気になる方は直接このページから詳細を見てください。

Our World in Data

Explore global data on COVID-19.…

さてさて、一体、セイシェル共和国では何が起きているんでしょうか。

こんなニュースがあります。イギリスのBBCです。

A third of the active cases in the country involve people wh…

自動翻訳で日本語に訳したものから抜粋します。

人口の60%以上をCovid-19に完全にワクチン接種したセイシェルは、症例数の増加の中で制限を取り戻しています。(ダボ注:再び【行動制限】に戻った)

10万人近くの群島では、5月1日までの3日間で500近くの新しい症例が記録され、約1,000の活動的な症例があります。

国の通信社によると、活動的な症例の3分の1は、2回のワクチン接種を受けた人々に関係していました。

残りは単回投与されたか、ワクチン接種を受けていませんでした。

学校は閉鎖され、スポーツ活動は2週間キャンセルされました。バー、レストラン、ショップは早期に閉店し、一部の集会は禁止されています。

ペギー・ヴィドー保健相は火曜日の記者会見で、「私たちが行っているすべての並外れた努力にもかかわらず、私たちの国のCovid-19の状況は現在重大であり、先週多くの毎日の症例が報告されています」と語った。

活動中の症例の5分の4以上はセイシェルの人々であり、残りは外国人で構成されていました。

収入の大部分を観光業に依存しているセイシェルは、アラブ首長国連邦から寄贈された中国製のシノファームワクチンを使用して、1月に人口の予防接種を開始しました。

ブルームバーグは、4月中旬までに国内で投与されたワクチン投与量の約60%がシノファームであり、残りはインド製のアストラゼネカワクチン投与量であったと報告した。

世界保健機関は、今週後半に使用するシノファームワクチンおよびその他の中国製ワクチンを承認する予定です。

4月、中国の疾病管理当局者は、国のCovidワクチンの有効性は低いと述べたが、後に彼のコメントは誤って解釈されたと主張した。

ブラジルの研究者は、別の中国製ワクチンであるSinovacワクチンの有効性を50.4%としています。

是非、BBCの報道のページを直接見てください。その他の情報もあります。

ワクチン接種率が高いトップ10数国の感染者数の変化がわかるグラフも付け加えておきます。

一般的にはイスラエルとイギリスが善戦しているように報道されていますが、世界の実態はそうではないのかもしれませんね。でもそれを積極的に報道するメディアは日本にはないかもしれない。私はオリンピックの開催に反対はしませんが、開催を大前提として動く日本ではそれが故の犠牲者も増えるような気がしています。医療関係者も含めて。

是非、上に紹介した元のサイトへ飛んで、思いつくままデータを弄ってみてください。色々見えてくるものがあると思います。

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後日、今日を振り返った時に何を思うのか・・・。

このグラフを残しておきます。

この4500人近い人数は、日本で言えば18000人であり、インドで言えば19万人であることを忘れまいと思います。インドは今、40万人ペースで増え、医療崩壊。日本は約4400人(マレーシアと感染者数がほぼ同じということは、マレーシアは日本の4倍の感染率ということ)。大阪の医療体制が危機。

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