フランスの一流シェフのレシピの研究までしているのか?と問われると否で、私としてはこのマレーシアで各国の一流シェフが「どういう食材をどう使っているのか」に興味があります。それとフレンチってやっぱり「盛り付け」が素晴らしく、そこが全く駄目な私も勉強したいと思うから。
例えば私達日本人が、「良い日本食材」を探してもそれを手に入れることはまず不可能。唯一の方法は「和食材の輸入商」から手に入れること。
では他の国の人達はどうしているんだろう、って思うわけです。それも一流のシェフたちはどんな食材を使っているのかが気になります。またもし彼らがマレーシアの食材を使っているとすれば、彼らの「使い方」が私達にも参考になるかもしれない。
ということで、かなり昔から「食べ物関係のブログではマレーシアで一番」だと思っている「Eat Drink KL」のブログに出ていた一流フレンチシェフのレシピを見ていました。
何人ものフレンチシェフがレシピを紹介しているのですが、そのシェフたちは世界的に有名なフレンチの学校「ル・コルドンブルー」(マレーシア校)の講師たち。
ということは、「彼」も紹介されているかな?と思ったら、出てました。
What do experienced French chefs enjoy cooking and eating? …
マレーシアのブログ友達であるみぬぅさんのご主人。ル・コルドンブルーの講師です。ちなみにみぬぅさんご自身はパティシエでフランスのホテルで活躍していた人。
フレンチってイタリア料理から分岐して発展したと言われていますが、私にしてみるとフレンチほどややこしい料理はないと思っていて、和食は素材を大切にしますが、フレンチは素材+技術の集大成で、世界一の料理だと思っています。
たまに自分でもフレンチもどきを作りますが、そもそもフレンチの基本、考え方が私には全く理解できないのね。作り方を真似ることは出来ても、その根底に流れるものが全くわからない。本当に不思議な料理だと思います。そしてあまりにも複雑すぎて、何をどうコントロールしているのかもわからない。
例えば和食だと「出汁」を意識しているとどんな料理にでも通じるけれど、フレンチにはそういう元になるものがあるにしても発展型が複雑すぎるのね。ではその柱になるのはなんだろうなんてことも私には全くわからない。そして味付けもかなり微妙なところで勝負するのはレシピを見るとよく分かる。
料理そのものより、フレンチを作る人、食べる人、評価する人の頭の中にはどんな基準があるのかが気になるくらい。
私にしてみると海外の料理というより、我々地球人と宇宙人との差があるぐらいに思うんです。他の国の料理って、勉強するとそれなりに大筋が見えてきますが、フレンチだけは私には全くわからない世界。
そういうフレンチのプロ中のプロをご主人に持つみぬぅさんて、日頃何を食べているのかとか、自分は料理を作るときに何に気をつけているのかとか気になります。みぬぅさんのブログには料理がよく出てきますが、「何を作った」というのより、文字には出てこない「大事にしているもの」はなんなのかが気になっていました。だってその料理をフレンチシェフのご主人も食べるわけだし、「ヨメの料理は関係ない」ってこともないと思うんですよ。そもそもみぬぅさんもパティシエとしてフランスで働いていたわけだから。
そんなご夫婦の「家食の秘密、エッセンス」みたいなものを知りたいなと思っていたら・・・・・。
みぬぅさんはブログを止めると宣言。( ̄口 ̄∥)
皆さん、5年半のお付き合い、どうもありがとうございました!今日を持ちまして、このブログ、永久に閉じることにしました。今…
みぬぅさんはマレーシアに来てから気功を学び、今ではライセンスも取り、治療だけではなくて教育をする側にも立って頑張っている。でも単に「学んで治療師となった」というのとは違う「そういう世界との繋がり」がもともとみぬぅさんにはあって、私の母が亡くなるときにもお世話になったのだけれど、私には説明が難しい不思議な人。
ブログは辞めてしまうけれど、その気功を中心としてもう一つのブログは続けるようで、それはそれで良いのだけれど、私としてはみぬぅさんとそのご主人であるフレンチシェフの生活が垣間見れるブログがなくなるのは本当に寂しいと思いました。
私もご主人とは一度だけ会ったことがあるのですが、挨拶をして握手をしただけ。出来ることならフレンチという料理に持つ私の疑問に関しても聞いてみたいと思うのだけれど、多分、私には馬の耳に念仏なんだろうと思ったり。そしてそれ以上に、フレンチの素材ってどこからどういうふうに調達しているのかも聞いてみたかった。まさか我々が買うようなスーパーやネットで見つかるサプライヤーから調達しているとは思えないし。
ま、とりとめのないことを書きましたが、このマレーシアで「一流のフレンチシェフを夫に持つ、元パティシエで今は気功師」というちょっと変わった方と知り合えたのは本当に良かったと思うし、彼女の書くブログは欠かさず見ていたし、面白かったし、そしてご夫婦のアグレッシブな生活から「生き方を考えさせられることもあった」し、でもその彼女もまた新たな世界に焦点を当てて踏み出す姿を見て、寂しいのと同時に、エールを送りたい気持ちで一杯です。
みぬぅさんは「ウェルネス・メディカル気功師Rose」として今後も続けるブログはこちら。
rose-qigongさんのブログです。最近の記事は「朧月夜に、なるほどと思ったこと。(画像あり)」です。…
世の中って本当にいろんな人がいて、考え方も生き方もそれぞれ。面白いですね~~。
我が家もダラダラ生きるのはやめて、一歩一歩踏みしめて歩かないと~~~、なんて思ったり。