中国の「恒大集団」のデフォルト危機に関して

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中国の「広大恒大集団」に関して興味のある方がどれだけいらっしゃるかわかりませんが、どうもややこしい仕組みになっている様子。

今週は予想通り世界の市場が反応しましたが、問題はこれから。

本日23日も利払い期日で、今後それが続く。23日分は利払いが行われるという報道がありましたが、これで終わる話じゃない。

ところでおかしな話が聞こえてきました。

私達は「恒大集団」という大企業をトップにした大きなコングロマリットを想像しますし、デフォルトの危機というと、この「恒大集団」がデフォルトを起こすと考えがちですが、どうもそう単純な仕組みではないらしい。

グループとして莫大なそして様々な債務があるわけですが、「恒大集団」という企業はオフショアで資金調達をしてグループ会社に融通する。

それとは別に子会社の「恒大地産」がオンショア、つまり中国国内で資金調達をしていると。

23日、本日の利払いはするという話も、【オンショアの人民元建て債の利払いはする】という意味で、そして【オフショアのドル建て債の利払いはしない】可能性がある。

私達はグループ全体の総額で見てしまいがちですが、世界を相手にしている「恒大集団」はデフォルトさせても、中国国内の方の「恒大地産」は守るということもあるらしい。

極論を言えば、「国外の投資家には損をしてもらう」「国内の投資家は守る」ということが可能なシステムらしく、中国はそれを選択する可能性があるとのこと。

Washington Post

この辺を大雑把に説明しているのが及川幸久氏の動画。

 

リーマンショックでは私は大きな被害があり、「俺はもう終わりだ」と本当にそう思ったこともあり、今回の件はその恐怖が蘇ってきます。でもま、似たようなショックが世界に走ってもリーマン時のような大きな被害は出ないような枠組みにはしていますが、決して対岸の火事とは思えません。

及川氏の動画でも説明していますが中国という国の国債のCDSも高騰しているようで、「中国そのものの危機」と捉える投資家も多いのでしょう。そうなるとリーマンショックどころの話じゃなくなるわけで・・・。

どうなりますか。

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