また食べる話。すいませんね~~。
私って本当に話題がないジジー。
というか、いろいろ気になること、書いておきたいことって無くはなくて、それらは相場であったり、日本の政治、安全保障、世界経済の動き、【左傾化する世界】だったり。あとアメリカもややこしいことになっていて、トランプのことやらも本当は書きたいのだけれど・・・。
マレーシアの話題?
我が家は相変わらずの引きこもりだし、マレーシアの話題といえばコロナぐらいしかない。でも毎日毎日、目まぐるしく状況が変わるわけでもなく、今は「次の波がどうなるか」をジッと見ているだけ。
ところが毎日変わるものが一つだけある。それは食べ物。(笑)
私が毎日、食べるもので満足しているかというと・・・、う~~む、満足していないってこともないですね。というか、毎日の食事に大きなこだわりがない。でもお腹が一杯になればどうでも良いわけでもない。
ただし、たまの楽しみの和食、大好きな海産物、牛肉にはこだわりが若干ある程度で、そうは言ってもいつも良いもの美味しいものを食べたいとも思っていない。私は探究心が強いだけで、決してグルメではないんですよ。
満足を得たいというより、今まで30年間も欲し続けた、昔の普通の日本の食生活を取り戻したいみたいな感覚はいつも持っています。それと共に私が望む食材は間違いなくマレーシアに存在するのに、それを見つけられない、手に入れられないもどかしさもある。
「何を食べたい?」と問われれば、ほぼ100%「海産物」と答えるぐらい海産物好きで、「お寿司なら毎日三食365日でも嬉しい」なんていうと、ヨメさんがいつも「あんたって・・・」とバカにします。
私のその答えはいつも変わらないのだから、ヨメさんもそれに慣れてくれと言いたい。(笑)
で、今回の話ですが、ま、マレーシアもいろいろな企業が日本食材を売るようになってきて、パッと見た目では「なんでもある」「商品種も増えた」と思うのね。
だから食べてみるわけですが・・・。
騙されたとは思わないけれど、喜んで飛びつく自分を情けないと思うことばかり。
今回はこんな。海鮮重?
ネタの名前だけ並べれば面白いんですよ。
左から、ホッキ貝、卵焼き(ヨメさん作)、イワシの刺身、いくら醤油漬け、アオリイカ、タラコ。
あん肝。
わ~~いと子供みたいに嬉しくなって食べ始めるんですが、段々とテンションが下がってくるのね。毎度のことですが。
ホッキ貝は見た目だけ。イワシの刺身も同じく。イクラの醤油漬けはちょっと生臭い。アオリイカはコリコリした食感だけ。タラコは私の大好物(明太子より好き)で美味しいと思った。
あん肝もまぁまぁで、お店で出てきて「なんだこれ?」と腹が立つようなあの類でもない。
そんな感じだから、食べ続けてもテンションを維持するのが結構難しくて、「全部、食べられるかなぁ・・」なんてことまで考えてしまう。もちろん残すことはしないけれど、食べ終わった時に「大満足~~~♪」みたいなのは無い。
こうやって書きながらも、思い出すとため息が出てきます。
これは実は、「これらのものを買う前から大体想像は着いている」んですよね。で、「思ったとおりだ」と確認をするために食べているような。
意外性があったのはあん肝かなぁ。もっと安っちいあん肝だと思っていたけれど、まぁまぁ。
でもそれだけ。
ふ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。
買わなければ良いのにって思うけれど、「あ、こんなのが売ってる」と思うと買っちゃうのね。
そんな経験はどれほどしたかわからないぐらいだけれど、「もしかしたら・・・」という思いを捨てきれないわけです。
実際に、「やった~、買ってよかった」なんてのもたまにはあるわけだから。
でも打率としては低すぎ。
困りましたねぇ。
いつまでこんなことを続けるんだろうか。
でも間違いないのは「もう買わないリスト」はどんどん更新されているわけで、そして「砂の中から一粒のダイアモンドを探す」みたいに、「常備品リスト」「また買いたいリスト」も少しずつ増えているから、それはそれで良いのかもね。
ただ海産物に関しては、やっぱり「安いものには手を出さない」のが良いと思っていて、私の性格からすると真逆なんだけれど、「まずは高いものを買ってみる」のが良いと思うようになりました。
それで美味しくなければ、それより安いものは絶対にアウトなわけで、今までのように、「安いものから買う」ようにすると、最後の一番高いものにたどり着いた時もアウトだったりするわけで、その無駄は省きたいな、と。(笑)
マグロも同じで、結局は「本マグロ」に行き着いたのは前の日記に書いたとおりで、そこを基準にして、「もう少しリーズナブルなものを探す」ようにしようと思っています。
そういう風に考えると楽しみも出てくるわけで、あれやこれやと買いたいものリストに名前がどんどん増えていきます。
たとえばアジにしてもマグロに次ぐ私の大好物ですが、マレーシアで美味しいアジを見つけるのはほぼ不可能なんですよね(オーストラリアも同じ)。そもそもマアジはいないし、多分、日本で言うマテアジ(Ikan Selar)がベストだろうとは思うけれど、新鮮なIkan Selarなんてどこで買ったら良いのかもわからない。(でもTTDIやNSKは穴場で刺し身で食べられる魚も無くはない)
そんなことを考え続けてもう5年も過ぎたわけで、諦めが悪い私もそろそろ諦めるべき時が来たと思うわけです。
アジが食べたければ、日本からのマアジを手に入れれば良し。
そんな風に考え出すと、活け締めの真鯛、活け締めのヒラメ、活け締めのシマアジなんてのも手に入るわけで、そっちの楽しみを持ったほうが良いのは間違いがない。
でも日本から空輸される海産物は高いのが当たり前で、それがネックだったわけです。
ところが前にも書いたように、牛肉も値上がりしていて、そこそこ美味しい牛肉は無印牛でもキロ単価250リンギなんて当たり前になったし、そこそこ美味しい(日本からの本物の)和牛は安売りのドンドンドンキでさえもキロ単価は700リンギ以上。普通の肉屋でも1000リンギを超えるものが普通になってきた。
ま、我が家はオーストラリア産のWagyuでも十分美味しいと思う家だから、日本の和牛の半分以下の価格で済む。また基本的に我が家が欲しいブロック肉は「高い部位」じゃないから、もう少し安く済む。
でもキロ単価は300~400リンギみたいにはなってしまう。
で、フト、日本から空輸される鮮魚の価格を見てみると・・・・。
安いと考えることも可能なのね。
何度もこのブログで紹介している「旬鮮マーケット」でも活け締めの魚を小売している。
魚は丸々一匹だから「歩留まりが悪い」のを考慮しても、牛肉の価格の数分の1という安い価格の魚ばかりなのに気がつく。なおかつ、牛肉なら我が家は一人300グラムぐらいはペロっと食べちゃいますが、ヒラメの刺身を300グラム食べるなんてことはあり得ない。(笑)
牛肉みたいな価格のものと言えば、「ウニ」があって、これもすぐに500リンギを超えてしまうけれど、一人100グラムも食べたら気持ち悪くなるわけで、一人分のコストとして考えると、【マレーシアで買う牛肉よりも日本から空輸される鮮魚のほうが安い】とも言えるのね。
いつもは日本から空輸される「活け締めのヒラメ」を食べたいなぁなんて思っても「高いから我慢」なんて思うわけですよ。
でも実際はそれの何倍もする牛肉をペロって食べちゃうってなんなんだ?
私はケチでお金に細かいことをいつも書くけれど、こういうところがボケてるのね。
やっぱり海産物の場合は「安いローカルの魚の価格が頭にある」からだと思っています。
刺し身で食べられるわけでもない、新鮮なものを見つけるのも難しいのに、なぜかローカルの魚の価格が頭にあるから、「日本から空輸の魚ってメチャクチャ高い」と思ってしまう。バカだと思いますわ。
でもこういう経験も忘れられないのね。
こういうローカルの魚も買ったことがある。
日本では高級魚の「スマ(カツオ)」。
体長は60センチぐらいで、重さは3キロちょっと。そして価格は30リンギでした。800円ぐらい。NSKで買いました。(TTDIでも買ったことがあるけれど、似たような価格)
新鮮さも問題無しで、こんな目で「私を買って~~~」と私に微笑みかけていたんですよ。
これでこんな刺し身が二皿出来る。
私の人生の中でもこれほど美味しいのを食べたのは思い出せないぐらい美味しかった。
こういうのが頭の中にあるから駄目なんですね。昔、宝くじに当たったのを忘れられないのと同じ。
もし、今、日本から「戻り鰹」(前日に獲れたカツオを空輸。その次の日には手に入る)を買ったとしたらいくらぐらいか。
同じ3キロだとすると、420~520リンギってところでしょうか。上のスマ(カツオ)の15倍程度の値段。
でも3キロのカツオから取れる刺し身の量って半端じゃないわけで、私みたいに大食いの刺し身好きでも10人分はあるんじゃないですかね。
そう考えるとやっぱり「日本から空輸される鮮魚はそんなに高くはない」と言えるんじゃないですかね。
牛肉なら、同じ値段の肉で作ったローストビーフを3人でペロっと食べちゃうんですから。
な~~~んて、書きながら自分をその気にさせています。(笑)
もうわけがわからないものは買うのは止めだ~~~~~~~~~~~~~~~。
そんなことを考えている時に限って、「タラの白子、寿楽(SS15)で食べたら美味しかった」なんていちいち報告してくれる人がいる。
フン!
私も食べたひ・・・・・。(┰_┰)
ちょっと前までは「白子」だけじゃなくて「ナマコ」とか「アナゴ」とか取り寄せていたのだけど・・。
なぜか最近、「タコ」以外は買わなくなった。そしてそのタコも、私が気に入っていた「ミズダコの冷凍」が手に入らなくなったし・・・。
そして日本からの輸入海産物も値上がりしているし・・・・。
なかなか「刺し身・寿司欠乏症候群」を癒やすのは簡単ではない。
でもせめてマグロだけでもそこそこ美味しいものを常時手に入れられればなぁ・・・。