「マグロ探しの旅」はやっとひとつの山を超えた

今日の日記は「海産物好きオタク」の戯言です。そしていつものように長文。マレーシアで食べる【マグロ】に興味がない方はパスしたほうがよろしいかと。m(_ _)m

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いや~~、私のマグロ探しの旅は結構長かったし、随分と遠回りもしたと思います。

和食店で食べるマグロは別にして、家で好きなように食べるマグロとの出会いは「ビレッジグローサー」で売っていた冷凍のキハダマグロのはず。確か400グラムぐらいの平たいブロックで、35リンギぐらいだったろうか。

ブログを見てみると、私達がマレーシアに上陸した2016年の12月にマグロを買ったと書いてある。

これ。パッと見ただけでどこにでもある美味しくもなんとも無いキハダマグロなのがわかる。

「美味しい~ということはないけれど、禁断症状を緩和するには十分かもしれない」なんて書いてある。(笑)

あれから5年、どこでもキハダマグロは売っているけれどどれも似たようなもので、「禁断症状緩和目的以上のマグロ」を見つけることは不可能でした。ゴールドコースト時代は「何もない」けれど、オーストラリアで「蓄養」しているインドマグロ(ミナミマグロ)、そしてローカルのヒラマサ、アジやアオリイカ、ミズタコは「刺し身グレード」をどうにか手に入れることはできたから、禁断症状が悪化することはなかったわけです。そもそも、自宅に面した運河で「クロダイ、キス、マゴチ、季節によってはシマアジ(トラバリー)」が釣れたし(そして巨大なマッドクラブはいつでも簡単に獲れた)。

でもマレーシアでは状況はまるで違っていて、刺身用で簡単に手に入るのはキハダマグロのみで、それでもヅケにするとか、山芋や納豆と合わせると「そこそこ食べられる」とか、「いやいや、やっぱり駄目。もうキハダマグロは食べない」なんてことの繰り返し。

諦めが悪いのは子供の頃からの性分だからしょうがないにしても、諦めるということは「寿司屋でちゃんとした本マグロを食べる」ということを意味するわけだけど、好きなときに寿司屋に行って本マグロを・・なんて生活が出来るわけもない。そしてそれじゃ面白くないのね。「お店に依存する」わけで、海産物オタクが好きなように好きなものを食べられるわけじゃない。

マレーシアって「生の海産物好き」にとってはかな~~り、厳しい国。美味しい魚はウジャウジャいるのは「絶対に間違いはない」のだけれど、「生で食べる文化がそもそもない」から、素晴らしい海産物も良い状態で私達のところまで届くことはまず無いと言っても良いところ。刺し身グレードのローカルの魚を見つけるのは「宝くじを買う」のに似ている。(ゴールドコーストの1991年頃は今のマレーシアと同じだった)

でもワンモントキアラにあるビレッジグローサーのお寿司、「中島水産」では【土日に限って本マグロを売っている】のを見つけた時は嬉しかったなぁ。本当に救われたと思いましたもの。

大トロのお寿司とネギトロですが、ネギトロは本当にトロを使った贅沢な軍艦。これで1500円ぐらいだったはず。激安と言っても良いくらい。この「安さ」って非常に大事で、「ちゃんとした寿司屋に行けばいくらでも美味しいものはあるじゃないか」というのはお話にならないわけです。

でも土日ならいつでもあるということでもないし、土日以外には売っていない。そして、いちいちビレッジグローサーに行かなくてはならないし、私としては「本鮪の赤身の美味しさに目覚めてしまった」わけで、かつては大好きだったら大トロでも、今ではあまり食べたいとは思わなくなった。逆にこれだけの量の大トロを食べるとオエッと思うようにもなってきたわけです。

でも、やっぱり本マグロの赤身が良いと思っても、そんなのはどこにも売っていない。

月日とともに、ローカルの海産物店で日本の刺し身を扱う店も出てきたけれど、これまた本鮪の赤身が常時あるわけでもないし、価格的、品質的に満足が出来るものでもなかった。

だからまた「簡単に手に入るキハダマグロでどうにか満足できないか」の試行錯誤が延々と続いたわけです。

気がついたらもう5年の月日が経っていた。(笑)

でもこんな馬鹿な話をブログに書いていると、可愛そうだ、助けてやろうかと思う業界の人も出てきて、そこからの広がりでどうにか手に入れることも出来るようになってきた。

本当に有り難いと思う。ほんと~~~に有り難いと思っています。m(_ _)m

そして今、こんな本マグロの赤身が我が家にやってきた。日本から空輸されたもの。

赤身は赤身でも「天身」。スジなんか全く無い。そしてこれは「冷蔵物」で冷凍されていない。なおかつ価格的には「どうにか受け入れることは可能な額」で収まった。ここが何よりも重要。

でもマレーシアでどこでも売っている「冷凍のキハダマグロ」に比べたら、3倍以上の価格になるのは仕方がない。(冷凍なら若干安いものがあることはある)

でも大きすぎる。1.2キロもある。(「普通のマグロ刺身」なら10人前分)

ところが、和食店が仕入れる場合、一般的には4~5キロ以上のブロックを買うはずで、1.2キロって小さい部類。

とりあえず食べてみることに。

切りつつ、包丁から伝わってくる切るときの感触、ネットリ感、そして色に心を奪われたと言っても全然大げさではない。今までマレーシアのマグロでは経験したことのない満足感と期待感が混ざった感覚。

江戸っ子が「マグロ」と言えば、まさにこれのこと。(大きくて分厚く切ったので、これで2人前ぐらいか。300グラム弱)

そしてこれを口に入れてみると・・・・。

あああああああああ、本鮪の赤身に間違いがない。この独特の食感、美味しさを前に経験したのはいつだっけと頭の中で走馬灯が動き出したくらい。

今までマレーシアに来てからきっと何キロも食べてきた(どこにでも売っている冷凍の)「キハダマグロ」とは全くの別物。同じ「マグロ」で括りたくない【全く違う魚】と言って良いくらい。

「本鮪の赤身」だとしたら、私には基準になるのがあるんですよ。目標と言っても良いかもしれない。

それはバンサショッピングセンターにある「厨(くりや)」の本鮪の赤身。これと同品質のものを手に入れるのが目標だったわけです。

そして今日、その目標は達成したのを確認。

幸せ・・・・・。

しかし「次の問題」も見えている。

1.2キロのこれを何日で食べきるか?もし今後、手に入るブロックが「もっと大きい場合」はどうする?

冷蔵庫で4、5日ぐらいは大丈夫だけれど、それ以上のことは素人の私にはわからない。

今日、これを4分割して、一つを食べたわけだけれど、これだけの量があれば、多分、一ヶ月は幸せに浸ることは出来る。でも一ヶ月も冷蔵庫に寝かせるなんてことは不可能。

出来ることなら4分割して【冷凍】し、食べたいときに解凍しても【美味しく食べられる】のなら良いと思うんです。わざわざ冷凍されていないものを冷凍するなんて馬鹿みたいですが(でもそういう寿司屋も増えているとユーチューブで見た)、もたせるためにはどうしたって冷凍が必要。

でもそれを数週間から一ヶ月以内に食べたとしても、きっちり解凍して同じように美味しく食べられるかどうかは疑問。全くわからないし想像もできない。特に「赤身の場合は冷凍すると差がはっきり出る」と思うし。

実は最近、「解凍方法のコツがわかった」なんて思っていたんですが、やっぱり奥が深くて悩んでいます。温塩水解凍法なんですが、塩の濃さ、浸けておく時間で随分変化するのね。そして「これだ!」という方法はまだ発見できていない。現時点では、私に「ちゃんと解凍するノウハウ」は無いし自信もない。ましてや自分ちの冷凍庫で冷凍するときに「瞬間冷凍」ができるわけでもなく、水分が氷結するときに細胞が膨張して細胞壁が壊れるという現象(魚、肉、野菜もすべて同じ)をどうやったら解決、あるいは低減できるのかもわからない。

プロに聞けば簡単にわかることでも、そこまでおんぶに抱っこというのは気が引けて聞けない。だからネットで検索するのだけれど、意外にそこまで突っ込んだことを書いているプロは見つからず。

でももしこれを冷凍し、一ヶ月以内に解凍し、美味しく食べることができれば私の望みはすべて叶うことになる。

ところがそんなことが簡単なら、街の寿司屋が「零下60度まで冷やせる冷凍庫」なんか置くわけがないのね。我が家にもある普通の冷凍専用庫(せいぜいマイナス20度まで)でどうにかなるなら誰も苦労しない。

零下60度まで冷える冷凍庫を買え?

日本ならこんなのが11~2万円から売っている。凄い時代になったもんだ。この手の冷凍庫は「業務用」という時代はもう終わった。(ただし、冷凍庫と急速冷凍庫は別物で、急速で冷凍できないと意味がない)

もしこの価格でマレーシアでも売っているのなら・・・・・・。

しかしマイナス60度まで冷える冷蔵庫って冗談じゃなくて、日本ではかなり安くなってきてそれなりに売れている様子。

特に「釣り好きの人」。一番旬のときに釣り上げた美味しい魚を数ヶ月、あるいは数年冷凍してもほぼ同じ状態で食べられると。やっぱりマイナス60度の威力ってすごいんですねぇ。海産物問屋の巨大倉庫には数年分のマグロ、その他の魚介類が冷凍されているなんてのもなるほどと思う。何ヶ月も外洋に出たままの遠洋漁業の船は船上でマイナス60度で冷凍するってのもわかる。

私の好きな魚料理系ユーチューバー「気まぐれクック」の金子氏も使っている。

 

「マグロ探しの旅」「第二章」は今日からスタート。ハァ・・・・・・

まずは、残りの3つのうちの一つを3週間ぐらい冷凍して、その後、解凍して食べたらどうなのか、それを知りたい。2,3週間とか1ヶ月なら家庭の冷凍庫でも問題ないとしたら最高なんだけれど、私の人生、そんな思う通りになったことってほどんどない。(笑)

しかし、久しぶりの本マグロの赤身。本当に美味しい。幸せ・・・。諦めないで良かった~。

     
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