マレーシアで新鮮な魚介類を手に入れるのは至難の業ですが、全く無いわけではないのですね。
活け締めの魚(刺身OK)を宅配してくれる業者もいれば、NSKでも「活魚」「活エビ」を売っている。そして「活エビの宅配」をしてくれる業者もいる。
今回のはその「活エビの宅配業者」です。トラックの荷台に水槽があって、その中の「生きているエビ」を買うことが出来る。これほど新鮮なエビってありえませんね。なおかつ「メチャ安い」のが特徴。Ⅰキロ50リンギ。この価格ってどこにも負けないんじゃないでしょうか。
Infinite FRESH Seafood Supply
Whatsappで、「活エビが欲しい」と連絡を入れると、早ければその日中に配達。どうもトラックは常時あちこちを巡回しているみたいですね。
前回、撮った写真ですがこんな感じ。
買ったのは「活タイガープロウン」を2キロ。1キロ50リンギなので100リンギ(約2700円)。2キロってのが最小注文単位です。受け取りには私ではなくて長男が行ったのですが、「大きいもの、小さいもの、混ざったもの」を選べるみたい。我が家はいろいろな使い方をするので「大きいのも小さいのも両方欲しい」ので混ざったものの方が嬉しい。
今回は大きいのが多かった。全部で40尾はあるんじゃないかなぁ。安い。
ピチピチ跳ねています。
これをまず「真水」でざっと洗って(真水で死ぬ雑菌もいる)、冷凍庫に入れて昇天させます。
殻を剥いてから、私は「酒を入れた塩水」で洗います。マレーシアに来てからは何でもこうやって洗うのが癖になりました。(特に鶏肉)
そしてとりあえずの味見。(笑)
うーーむ、美味しい。久しぶり~~~~。\(^o^)/
(刺し身で食べる時には「しっかり冷やす」のはお約束)
ただこのエビの刺身が好きな長男が、「危なくね?」みたいなことをいうし、彼は変な甲殻類を食べてアナフィラキシーショックを起こして病院の救急にいったこともあるので神経質です。でも生を食べないわけでもない。
ですから、「殻ごと」ちょっとだけ茹でます。そしてすぐに氷水に入れて締めてから殻を剥く。身は色が付く程度。これで結構味が変わるし、この方が美味しいような気もするし、熱湯に浸けますからちょっと安心。(ただこのエビは【養殖物】ですが、どんな養殖がなされているのか、薬品などに関してもそこのところは考えないようにしています)(というか、マレーシアで売っている魚ってかなり養殖物が多くて、気にしすぎると本当に食べるものがなくなる)
切り方、盛り付けは研究の余地がありますが(笑)、こんな感じ。エビの火の入った色と、中の生の様子がわかるように写真を撮りました。茹でるときのポイントは「皮付きで茹でる」ことで、皮を剥いてから茹でると綺麗に茹で上がりません。完全に茹でてしまうなら別ですが。
しっかり茹でずに「サッと茹でただけ」の場合、すぐに【殻が黒くなってくる】から注意。(黒くならないエビは【添加物】がはいっている。火を入れてもプリプリしているエビも同じく)
ヨメさんはエビの刺身なんて絶対食べない人なので(甘海老、ボタンエビは別)、塩焼きに。これは我が家全員の大好物でもある。
美味しい~~~~~~。これが一番美味しかったかもしれない。エビが甘くてなんとも言えない味。
私は最近、「エビのミソ」があまり好きではなくなったので、頭をちゅーちゅー吸うことはしないのですが、ちゅーちゅー吸った長男が「ミソも甘くて美味しい~~」と喜んでいました。
良いなぁ、これ。
40尾以上あって数が多すぎますが、12尾ぐらいはそのまま冷凍をして「正月用」に取っておきます(ヨメさんの要望)。
残りはまだ20尾ぐらいありますが、これはとりあえず冷蔵庫に。
また改めて「霜降りした刺身」と、我が家の大好物の「紹興酔蝦」にしようかな。あの中華料理屋で出てくるあれです。茹でるか蒸すかしてから「紹興酒ベースのタレに浸ける」やつね。
もちろんフライも良いし。
天ぷらも抜群。
私が結構好きなのは「素揚げ」です。かなりの高温で短時間で一気に揚げる(身には火が入りすぎないように注意)。小さめのエビ、脱皮直後の「殻の薄いエビ」があったらこれがベストだと思う。塩コショウをして殻ごとバリバリ食べます。
ヨメさんが作るのは和風で「和風だし」に浸け込みます。
これはこれで中華のとは違った美味しさがある。この方が好きかもしれない。
お雑煮もこれをそのまま入れます。
もし「頭」が多く残るとしたら、「頭だけ塩焼き」も良いですが、ついでに殻もとっておいて(冷凍庫)、ある程度溜まったら「ビスク」も抜群に美味しいですよね。このエビはミソに「変な癖がない」から頭を使った料理も美味しい。味噌汁も良いと思いますが、私はビスクが大好きです。
頭と殻、廃品だけで作るビスク。身があればちょっとだけ火を通してトッピングしたり。
どんな料理にしても美味しいのは、「やっぱり素材が良い」からだと思います。本当に美味しく出来る。あああ、グラタンも美味しかったっけ。
この「活エビ」を一度でも手に入れるとスーパーなどの「死んでいるエビ」を買う気には全くなりません。美味しさがまるで違うし、スーパーのは色が黒くなっていたり、ミソが臭うなんていうのが普通ですから。それなら「冷凍エビ」の方が遥かにマシ。
ああ、それと余談ですが、塩焼きにするときには「串を打つ」必要がありますよね。曲がらないように。
でも普通の竹串だと「焼けちゃう」のね。また我が家ではイワタニの「炙り焼き」を日本から買ってあるのですが(最近はLazadaでも売っている)、これは焼き肉も焼き鳥もオッケイでかなりのスグレモノ。ただ焼き鳥をするとどうしても「串が焼けてしまう」のね。
ですから、「ステンレス製の串」を手に入れたのですが、これも良いですね。今回の「エビの塩焼き」でもこれがあると非常に便利。
アマゾンで買ったのですが、18センチから30センチ以上まで長さがいろいろで、いかにもバーベキューようの串じゃないので和食でも問題なく使える。
いや~~、この「活エビ」は本当に良いと思います。買うたびにヽ(^o^)丿だと思う。
チョ~~、オススメ。
私は調理実験が好きだし、海産物、特にナマモノが好きなんですが、自分の「腕のなさ」「センスの無さ」にはいつもがっかりしています。昔から「絵を描くのが苦手」だったのですが、普通の人が持っている「感覚」が私には欠落している実感があります。
せめて切り方、盛り付け方を学びたいと思うのだけれど、「真似するのも難しい」くて本当に困っています。
でもエビに関しては、徹底的にこの板前さんを真似しようと思っています。
この動画が非常に参考になります。