日本のピーマンがないとこのブログに書いたところ、「ショップカーで売っているはず」とブログ友達のSeiさんから教えてもらいました。
Seiさんのブログ。商店や飲食店のレポートは抜群です。
ショップカーってあちこちのコンドで定期的に「出店」を開くお店のこと。
で、そのお店は「デリバリ」もやっているのね。
モントキアラやサウジャナ方面の方はよくご存知のはずの「Mr Low Shop Car」です。
我が家はこのShop carのデリバリを利用してもう5年以上になりますが、「日本のピーマンを扱っている」なんてことは一切知りませんでした。(┰_┰)
でも聞いたところ、「あるよ」と返事。オシエテクレヨ~
キャメロンハイランドで栽培されているとのこと。
Mr Lowのショップカーですが、「取扱商品のリスト」があって、野菜だけじゃなくて色々扱っていて、そのリストにないものでも「こんなのはある?」と聞くと「ある」という返事が来ることがあります。でも「日本のピーマンはある?」と聞いたことはありませんでした。なぜなら日本のピーマンは【輸入物だけ】だと私は信じ込んでいて、こちらで栽培しているなんて想像もしなかったから。
つまりショップカーに「日本産のピーマン」は無い。でも「日本のピーマン」はあるのね。
実際に見てみると、これが日本のピーマン?って感じでした。
でもこちらで普通に売っているパプリカ(緑)とは大きく違うし、日本のピーマンに近いのだろうとは思う。
まだ食べていませんが、私が一番食べたい料理は「牛肉とピーマンのオイスターソース炒め(青椒肉絲)」です。ヨメさんはパプリカでこれを作るのを嫌がるのね。パプリカでは厚くて固くて美味しくないと。
大好物の青椒肉絲。
こちらで普通に売っている「パプリカ(緑)」で作っても美味しくない?私はそんなもんかな~?としか思わないけれど、きっとそうなんでしょう。(笑)
それと日本では定番の「ピーマンの肉詰め」なんて良いなと思ったり。この場合も「丁度よいピーマンの大きさ、厚さ」ってあるんでしょうね。ヨメさんがこれも作りたがらないから、こちらのパプリカで自分で作ろうと思っていましたが、思っただけで作ったことはなし。
でもこの日本のピーマンって「小さすぎる」ような気がしないでもない。青椒肉絲で刻む分には良いにしても、肉詰めにするにはなんだか格好がつかない気もします。こんな当たり前の物を食べたいのですが・・・。
ああ、そうそう。最近、無くて困っている食材があります。それは「タケノコ」です。
タケノコが無くて困ったことって今まではなくて、いつでもどこでも「タケノコの水煮」や「タケノコの缶詰」は売っていたのに、最近、どのスーパーの「デリバリ」でも見つからない、とか「在庫なし」だったりする。
しょうがないのでShopeeで注文したのですが、2週間経ってもまだ届かず。KLのサプライヤーなのに・・。
タケノコがなければ、ヨメさんは青椒肉絲はつくらないと言っているし、私にしてもピーマンよりもタケノコがない方が困るんですね。「日本式肉まん」も「春巻き」にしても、タケノコがなければ作ろうなんて思わないし。
タケノコの水煮って脇役でしか無いけれど、かなり重要だと思います。
そういえば、どこにでもありそうでないものとして「茹でて皮を剥いてあるウズラの卵」もそうですね。これの缶詰があると楽なんですが、それを一度も見た覚えがなくて、ネットでは業務用でしょうか、袋に入ったものを見たことがあるのですが、量が多すぎ。
たまに「卵売り場」で「卵状態のウズラの卵」を買うのですが、面倒なんですよね~。これを茹でて皮を剥くのは。保存も効かないし。
でもこの前、「業務スーパー」に行った時に、ヨメさんはウズラの卵を茹でて剥いたものを発見したらしい。
先日食べたオデンの中に入っていまして、「これ、どうしたの?」と聞いたら【業務スーパーで買った】と言っていました。缶詰だったのかなぁ・・・。
ああ、「冷凍のウズラの揚げ物」は大当たりでした。美味しかった。
ウズラの卵って本当に便利なんですよね。中華風の炒め物をするときには絶対に欲しいし。でも鶏の卵だと大きすぎるのね。
こういう「あれがない、これもない」というのって、「大した問題ではない」といえばその通りなのですが、それが「無いのが当たり前」となると【いつかその小さな鬱憤の蓄積が爆発しそうになる】のを感じます。
日本人で日本風の料理が好きなのに、何十年もそれを食べない生活が続くと、やっぱりかなりがっかりします。若いときにはそんなことは考えなかったけれど、歳を取れば取るほど、「気持ちは日本の方を向いている」のを感じます。
私の場合はその思いが強くて、「海外生活30年で失ったものを【取り返したい】ような気持ち」なのね。
小さい頃から大好きだった「メンチカツ」ですが、この30年に食べたのは「数回」しかなくて、美味しいと思ったことは一度も無いんですよ。
自分で作れば良いと思うのですが、「本当に欲しい物を自分で作るのは結構怖い」のね。うまく作れなかったときのことを想像すると、ゾッとするんですよ。この気持わかってもらえるかな~?
ヨメさんに「メンチカツを食べたい」と言っても「ふ~~ん?」としか言わないし。(笑)
実は大好きなハンバーグも、どうしても納得できるものが作れなくて困っています。これはミンチに問題があると思っています。
マレーシアで新しくオープンした「業務スーパー」ですが、日本の情報を見ると「串に刺さってない【ウズラの卵の揚げもの】もある」ようですし、「ピーマンの肉詰め」もあるんですってね。
実は、このブログの読者から、「業務スーパー」に関してこんなコメントを頂いたんですよ。
日本での業スーの評判はご存知なかったのでしょうか?
野菜は生鮮も冷凍も中国産(マレーシアのは未確認)、お菓子も調味料もマズイ、というのが定番で、業スーに行く人は低所得で味覚が良くない人というのが日本でのイメージです。ダイソー好き、しまむら好き、とかぶる客層、同じ業務サイズ販売でもコストコとは全く違います。
東欧や南欧など、日本ではあまり見ない国のお菓子やジャムなどが唯一面白くてまともな味。冷凍のパイシートも、人気があると言われる冷凍レアチーズも、牛乳パックプリンも、香料が効きすぎていて味が濃くておいしくない。
きっと日本での評価はその通りなんでしょうが(一度行けばそれはわかる)、マレーシアにおいては【そういうレベルの物でさえ手に入れるのは難しい】んですね。
きっとこのコメントを書かれた方が「我が家の食事」を見たら、「こんなものを食べているのか!」とびっくりするに違いない。(笑)
魚介類や肉類の【生鮮食品】も同様。
私がマグロにこだわっているのをみて、「馬鹿みたい」と思っているんだろうな・・・・。
でもしょうが無いですね。私だって、マレーシアでこれほど食材に苦労するなんて想像もしませんでしたから。
正直なところ、ゴールドコーストのほうが日本人向けの食材の種類は多いかもしれない。それは「和食材店を経営しているのが日本人だから」だと思います。
実は「中華食材」もマレーシアでは少ないというのを信じられない人も多いと思う。
マレーシアって「外食文化」が発達しているところで、自宅で凝った料理もしないんでしょう。そしてごっそりいる中国人も「出身地がほぼ決まっている、中国系マレーシア人(四世、五世とか)が圧倒的に多い」のね。
アメリカに住む日系人も時代は四世、五世の時代になりましたが、彼らの食事はやっぱり日本人とは大きく違うのね。それと同じことがマレーシアで起きていると思っています。
オーストラリアの中国人って一世、二世が多くて、彼らの出身って中国全土、中華圏全域なわけですよ。だから中華料理屋の種類も半端じゃなく多いのね。そして本格的。だから中華食材店で売っているものもとんでもない種類があるわけです。
ゴールドコーストの中華食材店って「巨大な店が何件もある」んですが、マレーシアでは中国人がごっそりいるのに「スーパーの中華食材の種類も少ないし、大型の中華食材店って私は聞いたこともない」んですよ。
日本人でも使う人が多い「甜麺醤」ですが、これを探すのに苦労しました。で、中国人に聞いても「甜麺醤?知らない」という人がほとんど。嘘みたいでしょ?(台湾人は知っている)
ある時、スーパーの和食材の売場で「日本製の甜麺醤」を売っているのを見つけたときには本当に驚きました。と同時に、マレーシアの中華食材が少ない理由も理解できた。
マレーシアって「外食文化は素晴らしい」と思いますが、家で作るとなると突然、大きな壁にぶち当たるのね。
思い起こせば、オーストラリアって「基本的に外食はしない」という雰囲気がありました。日本も昔はそうでしたが、オーストラリアって遅れているなぁと思ったのを思い出します。だからといって日本みたいに食材が豊富ってこともなくて、オーストラリアの田舎のスーパーに行って驚いたことがありました。スーパーの入口には「小麦粉の大袋(20キロ入り?)、ジャガイモの大袋入り」が積み上げられていて、海産物は冷凍食品だけ。肉類はミンチとソーセージばかりだったのを思い出します。基本的にオーストラリ人の食生活って質素なのね。今は違うと思うし、大都市はまた全く違うけど。
マレーシアでは全く逆で、家では作らずに「外食する」と割り切れば、日本食も問題がないと思います。でも家族でそんな生活をしたら、食費だけでも恐ろしいことになるわけです。でも「ローカルの食べるもの」を食べていれば、食費は激安に抑えられる。中華も同様。
我が家の金銭的な悩みはやっぱり「食費」ですかね。家族3人でちょっと良い思いをしたい、和食も外食でなんてやりだしたら、月の食費は50万円は軽くすっ飛ぶはず。
マレーシアに住むにあたっての我が家の問題点ですが、「食に関すること」だけだと言っても良くてだからなんだかんだとブログで食べ物の話が増えるのだと思っています。
頑張って稼げ?
そういう問題じゃないんですね。
やっぱりそこそこのものをコスパよく食べられるように努力するのは基本中の基本で、だからマグロにしても馬鹿みたいに拘るわけです。生鮮食料品は何でも同じ。魚も肉も・・・。冷凍食品も同様。
なんだか到達点がない迷路に迷い込んでしまったような気がしていますが・・・(笑)