株式市場はどうしてこれほどまで活況なのか

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株式市場はどうしてこれほどまで活況なんですかね~。

いつも書いている通り、私には全くの理解の外。

唯一言えることは、「景気が良い。今後はもっと良くなるとは思えない」ってこと。

株価ってのは「将来への期待、あるいは不安」によって決まるもので、決して「現在を表しているものではない」にしても、では今、そして近未来は「景気が良くなる」と読めるのか?

私は世界の経済の中心はアメリカだと思っていて、アメリカの動静が一番気になるわけですが、発表される様々な数値、指標からは「恐ろしい未来」しか私には見えないんですよ。「景気が良い?どこが~~~?」と思うわけで、銀行の危機は解決されるどころは益々環境は悪くなっているし、不動産なんて特に「商用不動産」は恐ろしいことになっている。下落しているどころか、維持ができなくなって、当然、金利高がそれに拍車をかけているわけで、「ローンの借換え時期」が迫ってくれば「悪い状況なのが誰の目にも見えてくる」んじゃないですかね。これは一般の住居も同じで、急激な利上げで「ローン破綻する人たちが増えている」のも間違いがなくて、そしてこれは「個人消費」も同じで、クレジットカードの借入額、返済不能者も増えている。なおかつ銀行は「貸出基準を上げている」のもはっきりしていて、これで経済が上向くわけがない、と私は思うわけです。

「インフレが収まりつつある」のは良いことだとしても、それは景気が冷え込んできたからインフレも収まるわけで、「病気だったのが健康体に戻った」のではなくて、「新陳代謝も下がってきたから、熱も下がってきた」のと同じだと思うんですよ。これってFRBもずーっとそれを狙ってきたわけで、首切りも増え、失業率も上がってくる、生産業も受注が減ってきたからこそ「物価も沈静化する」わけで、もし好景気が持続すれば「またインフレに戻る」だけじゃないんですかね。

実際にその兆候も見えていて、だからこそFRBは年内に二度の値上げが必要だと言ったんじゃない?これって株価の上昇には水を差す言動なのに、株価は上がりっぱなし。

でも株式市場の内容を見てみると、特定の企業の株価が爆上げしているわけで、それは「AI相場」と言われるAIの伸びに期待した上げに見える。つまり実際に「利益を出しているわけではない」し、逆にAIへの期待を差し引いて世の中を見てみると「経済が破綻しそうな危険が見えてくる」んじゃないですかね。

でもそんなのは「そういう考え方もある」ということでしかなくて、私達、投資家あるいはトレーダーとしては、【株価のみが真実】であって、あああるべき、こうあるべき、なんてのは関係ない。

最近、世の中を見ていると【株式投資へのお誘い】みたいなのがどんどん増えているように見えます。特に「インデックス投資」ですね。

これは非常に説得力がある。実際にインデックスは上がっているわけだから。

ナスダック。

日経225。

ただ「上がりっぱなし」は最近の日経225を見ているとそう思うだけで、株の世界で「上がりっぱなしはありえない」と考えるのが妥当じゃないんですかね。もしインデックス投資が最強だとすれば、もっと世界中のお金がインデックス投資に向かわないとおかしくないですかね。

私の様な年寄りは、「天にも昇る気持ち」からつき落とされて、そのまま20年以上も泣き寝入りし、ほぼ5分の1まで下がった時代を覚えているわけです。でもその時代を知らない若者も多いだろうし、「過去のことなんか関係ない」と思うのでしょうか。「下がったら安く買えると思って買い足せば良い」なんてのが通じない世界があるんですね。

ま、余った資金で結果をさほどあてにもしない投資ならどうでも良いですが、損をしたら取り返すのも難しい額、あるいは虎の子を投資する場合、「安易な考え方は命取りにしかならない」のは間違いないと思います。

日経225 月足

日経が上がるのはアメリカと事情が同じ訳では無いにしても、私としてはやっぱり「世界にあまり余ったお金の行き所がないんだろうな」という感じがしています。だからAIだろうが日本株だろうが、何らかの理由をつけて盛り上げているような気がしています。

そして来年はアメリカの大統領選挙だというのも忘れてはならないことで、どうしたって政権は株を高い位置でキープしようとするし、大盤振る舞いをして人気をつかもうとする。そしてウクライナ戦争のこともあるし、そして投資家たちも「明るい希望が欲しい」と思うんじゃないですかね。だから「ちょっと油を注げば大きく燃える環境は整っている」のだろうと思ったり。

私が最近、アメリカ、世界の状況を見るのはこの2つのユーチューブチャンネルのみと言っても良いくらい。情報収集ってかなり大変で、自分で調べたらどれだけ時間があっても足らない。だから「他人の脳みそ、他人の時間を使う」ことを考えるしか無くて、このお二方は「私が知りたいことを代わりに調べてくれている」ような気がしています。

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そして相場に関してはいつも紹介している「ノブ塾」ぐらいしか見ません。ただそれも彼の売買手法が良いと言うことではなくて、彼の「マインドセット」が逸脱していると思うからで、すぐに「自分は自分に都合の良いことを考えてしまう」傾向を戒める強い影響力があるのね。当然、彼のトレード手法として「いくつかの想定を用意し、それが起きたらどうするのかを決めておく」というのも大事で、これは基本中の基本で、相場が動いてからどうしようどうしようなんて慌てても駄目なのね。その状態で自分をコントロールするのはまず不可能だから。

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【量子論ハイボールバラエティー系プロトレーダー】 はじめまして、金融の格闘技FXや株で得たファイトマネーを前途ある若者…

今の株式市場の動きは【私には一切読めない】というのがわかったのは大きな収穫です。

コロナ以降、私も自分の投資に「大きな変化が必要」だと正直なところ焦っていました。それは年齢であり心身ともに弱ってきているのがはっきりわかるから。だから無理をしない「長期投資」は魅力で、随分と研究してきましたが、結局は【私にはわからない】ということがわかっただけなのね。

でもそれをはっきり自覚できたことは大きな収穫なわけです。インデックス投資も考えないとならないかと思っていましたが、「自分には絶対に無理」なのもわかりましたし。そもそも「上がるか」「下がるか」全く読めない物に投資をするなんて、それは投資を否定する行為でしか無いと思いますから。これを私はギャンブルと呼ぶ。

でもインデックス投資も普通の株式や商品投資と同じ様に、「上がるから買う」「下がるから売る」という単純な投資行為として行うには良いと思っています。ま、私の場合はインデックス投資ではなくて「株価指標の先物売買」になるわけですが、どちらにしても「Buy & Hold」はありえないし、動きを見ながら買ったり売ったりするのは短期投資と全く同じ。

最近、また短期売買を積極的にやるようになってから再確認したことがあります。

やっぱり短期売買の方が効率は良いし、精神的に楽だということ。

短期売買での利益と同じ利益を中長期売買でだすとなると、中長期売買の場合は「より大きな投資金額が必要となる」ということ。これって非常に怖いことで、大きなロットを短期で売買するのは、せいぜい数分~数十分の間なわけで、その時だけ神経をピリピリさせておけば済むこと。

ところがですね、それ以上のロットを中長期で突っ込んで、何日、何週間と持ち続けるのは不可能なのね。まず「寝ている間に何が起きるか」が気になるし、それは土日も同じ。ましてや「今週はゆっくり遊ぼう」なんてこともできないのね。この「緊張が続く」のは半端じゃないストレスで、気が狂うんじゃないかと思うわけです。

ではストレスが掛からない程度の投資にすれば良いとなりますが、それじゃ利益が出ても大した額にはならないわけで、日割りで考えると小遣いレベルで終わってしまう。

やっぱり私がやるべきこと、進むべき方向って決まっているんだなぁと思う今日このごろ。

ところで、ノブ塾のノブさんですが、私と手法が似ているようでかなり違うのね。私はノブさん推しですが、そこのところを読者に勘違いしないで頂きたい。

ノブさんって、値の位置を非常に重視しますよね。だからその値に到達しない、あるいは狙った形にならない場合は「何もしない」わけです。「自分が描いたパターンにハマった時だけ出撃する」のね。この考え方そのものは私と全く同じですが、「値の位置」に関してはかなり違っていて、ノブさんの方が慎重派だと思うし、考え方はオーソドックスというか理にかなっている。

でも私の場合は値の位置にはこだわりがないと言っても良いくらいで、でもそれはノブさんに比べればという意味なのだけれど、私のような目先の小幅狙いの場合だと、重要なのは値の位置じゃなくて「ベクトル」なわけです。あくまで【力の方向とその大きさ】が重要で、値の位置は二の次。だからノブさんほど「待たなくても出撃チャンスはある」のね。

でも私はノブさんの言う「位置」もかなり参考にしていて、「位置とベクトル」が合わされば安心して出撃できると思うから。これってノブさんのいう重要な位置に来た場合、そしてその方向性と短時間のベクトルが一致したときには、ロットを二倍にするという方法もあってよいわけなのね。

ま、細かい話になりますが、手法が違ったとしてもノブさんはノブさんとして、私には非常に参考になる人だということです。

それとノブさんの過去動画のなかから「実際に売買した売買譜がある」のでそれを見てみるのも大事だと思います。私は最初それを見た時に「え?嘘だろ?」と思ったんですよ。ノブさんの言う「位置」に来て、想定する方向に値が動き出した場合、ノブさんて結構大きく出撃するようなイメージを私は持っていたんですよ。

ところがノブさんて「かなり細かい小幅取り」なのね。それを何度も撃つわけです。

つまりですね、「待ちに待った瞬間に勝負をする」のじゃないのね。「待ちに待って、なおかつ小幅取りで確実に利益を取る」というのがノブさん流。

私は「私の手法は小心者のトレード法」だという自覚があります。勝負は絶対にしない。(債券投資とはまた別の考え方)

でもノブさんって私より神経質で細かいのね。これって意外と思ったし、私より細かい人がいるんだ、と思ってちょっと嬉しかったり。(笑)

共通点としては、そういう自分を褒めるべきだという考え方があるってこと。

普通、大きな動きを逃したり、もうちょっと頑張れば良かったのになんて思うことはいくらでもあるけれど、そんな時に、「俺って馬鹿だなぁ」と思うわけですよ。「失敗した」「取り逃がした」と思うのね。いわゆる「逃した魚は大きい」ってやつ。そんなことは常に起きる。

でもそれを後悔したり、自分を責めたりしては絶対に駄目で、たとえ自分が捕まえた魚の大きさがメダカの大きさだとしても、【俺は良くやった】【俺って天才かもしれない】と自分を褒めることが重要で、この考え方はノブさんも同じ。

また「なんとなく出撃したら勝っちゃった」「逃げるべきところで我慢したら、結果的に勝てた」なんてのは全くお話にならないわけで、それでニタニタ笑う自分を厳しく罰する考え方が大事だと思うわけです。「結果オーライ」を認めるとなんでもありになってしまって、絶対にうまくならない。ただのギャンブルとなる。

ノブさんの動画を見ていると、「これで儲かる」という話じゃないのがわかるはず。「地道に負けないように頑張る」そして【生き残ることが何よりも重要】だということなのね。

これって5年でも10年でもトレードをしていると誰でもわかることだろうと思います。でも多くはその間に脱落してしまうんでしょう。その理由は簡単で「欲と恐怖」が自分の原動力で、勉強を疎かにして「ギャンブルを楽しんでしまうから」だと思います。

ゴールドコースト時代ですが、ゴールドコーストにはカジノがあって私も良く行きましたし、友人にも【カジノ狂い】って何人もいました。で、カジノって勝率が50%を超えるものはありえないわけですが、50%に近いものはいろいろある。それなのにどうして多くの人達はカジノに行くと損するんですかね。カジノで100万円以上負けた知り合いは何人もいますが、100万円以上儲けたという人は非常に珍しい。そしてそれも「勝ったことはある」というレベルでしか無いし、「トータルで勝っている」という友人は一人もいない。私も同じ。(笑)

相場も「上がるか下がるかヨコヨコ」しかない動きなのに、どうして80%もの参加者は損するのでしょうか。

その答えは簡単で、「人間の感情、深層心理は【損する方向にしか動かない】から」なのね。そしてそれに気が付かない人がほとんどだから。

例えば、今、アメリカ株も日本株も上がっていますよね。そして世の中では「株式投資をしろ」「インデックス投資だ~」という声が大きくなっている。

そもそもこれをおかしいと思わないとならないんですね。皆が買うから株価も上がる。では皆が買った後に誰が買うんですかね?

皆が買わないと株価は安い。どうしてその時に「今が買い時だ」と世の中で声が上がらないんでしょうか。

人間って本当に不思議で、「皆が買うからそれに遅れまい」って思うのね。だから平気で「天井で買ってしまう」。そしてその逆も同じで、「皆が売り出すと怖くて我慢できなくなって底値で売る」なんてことが起きる。私も随分昔ですが、かつて日経225の先物を買っていた時に、どんどん下がって、もうこれ以上我慢出来ないと投げたところが「ピンポイントの底値だった」ことがあります。

それ以来、私は「日経平均の底値をピンポイントで当てたことがある」ということにしています。(笑)

今、インデックス投資をして「利益が出てる」「やっと元に戻りつつある」人たちは多いと思いますが、なぜここまで上がるのかはわからないにしても、「ここからまだ買う人がいるのかどうか」を考えてみるのも良いかもしれませんね。でもそれを考え出すと「暴落するんじゃないか」という不安も出てきて大きくなるのね。だから「ちょっと利益が出るとすぐに売っちゃう人が多い」のはそれが理由。

さてどうするべきか。

これが簡単にわかるのなら、世の中のトレーダー、投資家は皆、大金持ちになっているはず。

私にわかるのは、「感情の動きに任せたら必ず負ける」ということと、「値動きはチャートを見ていればすくなくとも今のベクトルはわかる」わけだから、それに従順になればよいのではないかと。

チャートに表される値動き。

真実はそれのみ。

 

 

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