何度か書いているWmartから買った「激安で美味しい和牛スライス」で焼きしゃぶをやってみました。
Wmartの激安和牛スライスは、当初は1.2キロ(6パック)を買い、あまりにも安くて美味しく、コスパが良いと思ったので2.4キロ(12パック)を追加し、しゃぶしゃぶはもちろん、牛丼、冷しゃぶなど様々な場面で使い、かなり満足しています。
こういう肉ですが、間違いの無い和牛でキロ単価が140リンギ、約4200円。日本流に言えばグラム420円で、私達が2016年にマレーシアに上陸してから多くの牛肉を食べてきましたが、これほど安くて美味しくてコスパが良い和牛は初めてでした。今まではこれと同等の和牛を手に入れるには4倍以上の金額を出さなくてはならなかったので驚きなんてもんじゃありませんでした。
こういう肉。
この牛肉に関して書いた日記はこれ。
古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください 牛肉を買うためにいつも苦労している私…
今回はこの牛肉を使って、自宅で初めて「焼きしゃぶ」を作ってみることに。
ところがですね、焼きしゃぶって焼肉店で数回食べたことがあるだけで、どうやって作るのかがイマイチわからなかったのね。
そもそも「炭火」は無いし、「焼肉が出来る卓上コンロ」はあるものの、【煙が大量に出るのは困る】ので、フライパンで作ることに。また、どんな食べ方が合うのかチャックしたいと思いましたので、焼肉のタレも数種類用意して準備万端。(笑)
とりあえず、ササッと炙ってポン酢+大根おろし。
うんうん、安定の美味しさ。そして焼肉のタレやステーキソースを付けて食べてみる。これもオッケイ。いわゆる「鉄板焼肉」ですが、焼肉用の網で焼く必要もないと思いました。でも「つけダレ」に漬けておいていない「素のまま」の肉なら、煙は大きく出てこないので「網焼き」でも良かったかもしれない。
さてさて、「焼きしゃぶ」ってどうやるのか?
なんだか考えてもわからないので、焼肉のタレを付けて、それを溶き卵で食べてみましたが、なんか変な感じ。これって焼きしゃぶじゃない。そもそもしゃぶしゃぶには「溶き卵」を使いませんから、あれって焼きしゃぶじゃなくて「焼きすき焼き」ですよねぇ。
ということで「焼肉」は終わりにして「すき焼き」の様にちょっと炙ってから「醤油ベースのすき焼きのタレ」を入れてから溶き卵で食べてみました。
う~~む、これもなんだか変。イマイチな感じ。お店で食べると美味しいのに、一体何が違うんだろうか。良く分からず。
ということで、一番美味しいと思った「ササッと炙ってポン酢+大根おろし」に戻しました。やっぱりこれが私には一番美味しい。
ま、そんな感じで試行錯誤しつつ食べていましたが、今までに気が付かなかったことがありました。
それはパックによって「肉が違う」ということ。
多くはこんな感じの肉なんです。
ところが中にはこんなのもある。
画像から見れる違いより実際の違いってかなり大きくて、いかにも「違う肉」という感じ。
そしてですね、味も歯ごたえも違うのね。下の画像の肉は「サシはきっちり入っている」けれど、安い和牛にありがちな「ぱさつく感じ」がちょっとあります。だから上の画像の肉のほうが間違いなく美味しい。
こんな違いがあるんだねぇなんて話していたら、「俺のも随分違う」と息子が言い出しました。彼の肉の写真は撮りませんでしたが見た感じがまた違っていて、「厚さも違う」のね。どちらかというと「焼肉用」に近い厚さ。これってしゃぶしゃぶには合わないし、ササッと炙るのにも厚すぎる感じ。
また大きさにも違いがあって、しゃぶしゃぶに合うような大きさもあれば、焼肉用みたいな大きさしか無いものもあった。
う~~~む、やっぱりプロモーション用の「安い肉」ってこういうことがあるんですね。でもま、しゃーない。
私がブログでこの肉をあまりにも褒めすぎたのか、何人かの読者から「私も買ってみました」というメール・コメントが来ています。でも私としてはちょっと心配。「なんだぁ、やっぱりダボのオススメってこんなレベルか」と思った読者もいるかもしれない。その辺がちょっと気になっています。
私としても、当たり外れと言っては大げさだけれど、「パックによって違う」のは困るわけで、でもま、「値段を考えればしょうがないか」と思っています。なんせキロ単価が140リンギ、約4200円ってのは日本でも安いはずで、オーストラリアでもマレーシアでもこのレベルの肉をこんな激安で買ったことがありませんから。
そういう意味で、「ちゃんとした和牛を食べたい」と思うのだとすれば、Wmartでもこんな肉を扱っています。A5伊賀牛のサーロインのしゃぶしゃぶ肉。価格は900グラムで889リンギ。キロ単価は988リンギ(27000円)で、日本流で言えばグラム2700円。これって私がコスパが良いと大喜びしている肉の7倍の価格。
我が家ではこの価格帯の牛肉を買ったことは6年間の間に「数回ある」程度で、日頃こんな肉を買うのは絶対に不可能。でも実はこの価格でも「安い方」なのね。どちらかというとこの価格帯って「オーストラリア産Wagyuのトップグレード」の価格で、「日本の和牛」では伊勢丹などの有名店ではこれの3~5割り増しの価格です。キロ単価は簡単に4万円を超えます。マレーシアでは美味しい肉がないと良く言われますが、無いのではなくて価格が恐ろしいことになっているってことなのね。
だから最近ブログに書いている肉がどれほどコスパが良いのかってことなんですが、そろそろ我が家の在庫も少なくなってきました。
Wmartが引き続き、こんな感じのプロモをやり続けてくれれば良いのだけれど、元の価格帯に戻ったら本当にがっかりです。
今のWmartのサイトを見てみますと、似たような肉を売っていますが、やっぱり高くなっている。
「JAPANESE WAGYU PREMIUM LEAN MEAT SHABU-SHABU TRAY 200G+/-」というのは同じですが、まえは2パックかうと1パックおまけだったのが、今は(BUY 3 FREE 1)で3パック買うと1パックおまけ。つまり4パックで800グラムで約150リンギ。キロ単価は190リンギ、5700円ぐらい。今までは140リンギ、4200円ぐらいですからちょっと高いのは間違いがないものの、そもそも「和牛がキロ単価200リンギ以下」ってことは奇跡みたいなもんですから、まだまだ安いと思います。
問題は美味しいのかどうか。
またそのうちギャンブルしてみます。(笑)
というかサシがあまり多くないアンガス牛で「ローストビーフ」を作りたい。最近、ご無沙汰しています。でもフト考えるとそういう肉でも最近はキロ単価が200リンギを超えているのね。
Wmartがそういう肉をプロモで安く売るとしたら、キロ単価100リンギ以下になりそうだけれど、そういう肉は売っていない。(┰_┰)
なかなかうまく行きませんねぇ。
そういえば、前回、この激安和牛と一緒に買った「とんでもない激安のインド産バッファローの牛タン」ですが、あまり良い状態ではなくて、ちょっと匂いましたので「廃棄」することに。
この安さも衝撃的なんてもんじゃなくて、オーストラリア産、アメリカ産の牛タンは「この価格の10倍以上する」のが普通。
この牛タンを使っている店舗って多いはずで、私が随分前に(閉店した)居酒屋Makiから買ったのもこれ。
そもそも牛タンって本当に美味しい部位は全体の3分の1以下で「歩留まりが非常に悪い」のだけれど、この価格だったら良いなと思ったけれど残念でした。
ゴールドコースト時代を思い出します。
こんなのがまるのままで「数百円」で買えたんですよ。だから我が家でも良く食べましたが、今はいくらぐらいで売っているのかなぁ。
これは「塩漬けの牛タン」ですが、オーストラリアでは塩漬けしていないタンも同じ様に売っていて、我が家としては「塩漬けのタン」の方が美味しいと思ってそればかり使っていました。
頬肉も馬鹿みたいに安くてシチューにすると最高だったのだけれど、牛タンと同じく、マレーシアでは当時のゴールドコーストの価格の10倍以上の価格。(笑)