最近の私ですが、今までとは違う手法でトレードする方法を模索しています。その理由は何度か書いていますが、私自身の【心身の劣化】と家庭的な事情があるから。
初心に帰って、初心者でもできる方法を模索していたところ、「意外に方法はあるもんだ」と感じています。
【瞬間芸】ではなくて、【トレンドの一部を頂く】という感じでしょうか。当然、トレンドの端から端まで頂くようなことは考えていませんが、【負担が軽く、そこそこ効率が良い方法】があると思っています。
当然、「上下にピコピコ動く銘柄」が駄目なのは前から同じで、【出来高が大きい】ものは比較的「細かい動きが少ない」のは株式も同じで、ですからどうしてもBundがそうであるように【国債】もしくは【インデックス】となります。先物です。
国債としてはドイツのBund(FGBL)に関しては前から何度も言及していますが、Bundのお仲間のBobl(FGBM)というのがあります。また米国債ではT-Bond(ZB)、10YearT-Note(ZN)、5YearT-Note(ZF)、そしてDAX(FDAX)は動きが早くて目が回りますが、俯瞰してみるとかなり違って見えますのでそれも良いかと。またDAXのお仲間であるStoxx50(FESX)もOK。また「いつでも参加できる」という意味で良いのはNikkei225 mini。
それぞれに固有の動きの癖がありますし、時間帯を選ぶのも重要で、基本的には「市場が開いたばかり」「指標の発表時」は上下に大きく揺れることがありますから、手法によって【合う合わない】があるはず。特に多くの日本人トレーダーが参加しているNikkei225は「場が開いてからが勝負」と考えるトレーダーが多いようですが、私は逆にそれを外して【後場からドイツ時間】が良いように思います。アメリカが動き出す時間は、アメリカの動きに強く影響を受けますので、ここも積極的には出ないほうが良いと思っています。
どちらにしても「自分の手法に合うか合わないか」が問題であって、それを無視して「どういう銘柄、時間帯の動きが良いか」を語るのは馬鹿げていると思います。また自分の手法が確立している場合には、「それに合う銘柄、時間帯を探すべき」であって、「自分を合わそうと考えるのは無謀」だと私は考えます。もし自分が野球のバッターだとして、直球が好きなのであれば、直球を多く投げるピッチャーを選んで勝負するべきであって、「どんな球種にも対応できるようにしよう」と考えるのは【天才にのみ与えられた技術】だと私は考えます。
「自分はバカで下手くそで、どうにもならない」と思いつつ【生きることが出来る場所を探す】ように私はやってきました。ま、それは中小企業の世界で生きてきた私としては「当たり前のこと」であって、【ニッチな世界】にしか生きる場所はないと思ってやってきました。【人の行く 裏に道あり 花の山】という格言が好きなのは、バカでドジでも「生きる道がある」という希望でもあるんですね。
「頑張れば何でも出来る」のかもしれませんが、まずは【勝てる場所を見つける】のが重要だと思います。それなくして明日は無いという考え方です。
また、伏線として前から時々トレードしていたGold(GC)、Crude Oil(CL)も、基本的にピコピコ動く先物ではないので【トレンドを取る手法】としては良いかと。Crud Oilも独特な動きをしますし、コスパが良い先物ですが、逆を言えば簡単に1ロットでも500ドルぐらいは動きますので注意が必要。だからこそ「動きの少ない日本時間、ドイツ時間が動きとしてはやりやすい」と思います。ただ出来高がアメリカ時間と比べるとかなり小さいので、ロットを大きくするのも限界が近いはずで、目標が高い人に取っては問題があるかもしれない。でも私みたいな雑魚レベルでは10ロットを売買するのも怖くて出来ませんし、目標はBNF氏だテスタ氏だという人じゃなければ十分かと。(笑)
Crude Oil (CL)一分足。15年ぶりに全く使えないと思っていたEMA50を表示したら、目からウロコでした。(笑)
日本時間、ヨーロッパ時間、アメリカ時間がわかるように色付けしていますが、アメリカ時間はいつも「最初は攻防戦が始まる」のが毎度のこと。
アメリカ国債は前にも書きましたが、出来高が大きいので将来的には面白いと思います。ただBundなどと同じく国債系は「値幅が出ない」のが普通ですので物足りないと感じる人は多いはず。でも値動きはまったりしていますから、手法によってはその方が良いと思うはず。私がそのタイプですが。
どちらにしても多くの人が参加して出来高も大きく、上だ下だとピコピコ動くのは私はやりづらいので敬遠しますし、そういう意味でのS&P500miniやNasdaq100miniは難しく感じますし、あえてやるなら「全然盛り上がらない日本時間」の方が良いかと。(笑)
実は話題に登ることも非常に少ないNYダウのE-miniもあるんですね。この値動きは本当に面白いんですよ。S&P500miniやNasdaq100miniの値動きに慣れている人には「嘘だろ?」と思うような値動きをします。特にヨーロッパ時間が狙い場。日本時間は動きがあまりにもなさすぎる。
問題はですね、「出来高が少なすぎる」のね。だから「一日100ドル目標」なら良いにしても、それより大きくなるのは「同じ手法では難しい」ということ。
面白いでしょ?探せばいろいろあるのね。実は私もかなり昔ですが、これ専門だった時代もある。まさに「人の行く 裏に道あり 花の山」。(笑)
出来高が小さいのはそれなりに注文をずらして入れれば5ロットぐらいまでならどうにか増やせるかも。でもちょっと大きなロットを成り行きで入れれば、値は飛んじゃう。
一日100ドルなら良いじゃないかと思う人もいるかもしないけれど、1年頑張って2万ドルぐらいじゃ、それってお小遣いとしては良いけれどそれでは生活が出来ない。そしてその金額で良いと思って始めたトレードでもない。だからやっぱり「将来につながるような手法、銘柄選び」って重要なのね。その考え方でCrude Oilなら「年間どのくらいの利益が見込めるか」ちょっと捕らぬ狸の皮算用をしてみてください。これって「絵に描いた餅」だけれど、美味しそうに見えないお餅を追いかけてもしょうがないじゃないですか。
上のダウのE-miniチャートの一マスの幅を20tickにすると、まるで違って見えますよね。だから「見え方を変える」のも大事で、ちょっと設定を変えるだけで「違う攻め方がある」のに気づくわけです。それはドイツのDAX(FDAX)も同じだと思います。近視眼的にDAXを見ると「ジェットコースターに乗っている」ような気分になります。(笑)
たとえば「平均足」も馬鹿にできなくて、平均足とストキャスだけで十分だなんてトレーダーもいる。でも彼が「どんな銘柄のどんな時間帯を狙っているのか」の大事な部分は教えてくれない。(笑)
Dow E-mini(YM) チャートの1マスを20tickで表示したもの。
つまり「大きなトレンドが出やすいもの」を見つけたら、設定を変えて「トレンドだけを見てみる」のも一つの手。でもS&P500miniやNasdaq100miniだとなかなかそうも行かなかったり。とは言うものの、「トレンドそのものを狙う」と作戦を変えてみるのは重要だと思います。
またダウですが、昔これをトレードしていた時に、先物ではなくて普通のインデックスのダウのチャートを見ながら、先物を売買するなんてことをしていたこともあります。インデックスチャートの方が【髭も少なくなだらかで大きな動きが見やすかった】から。それが理由です。
考えつくことは何でもやってみるのが良いですね。銅(HG)や銀(SI)も面白いと思います。トレードしたことはありませんが。
やっぱり銘柄はいくつかの候補を持つのは大事だと思っていて、それぞれ「自分に合う時間帯が違う」のをいくつか持って、自分としては「24時間、いつでも参戦可能状態」にするのが良いと思っています。あるいは、自分がトレードできる時間帯が決まっているとしたら、それに合わせた銘柄選びが必要で、FXでも一つの銘柄に固執して「ほぼ24時間動いているからいつでも参戦できる」と考えると落とし穴にハマると思っています。
4時間足、あるいは日足を見ての参戦はやっぱり難しくて、「これならできるかな?」というのはまだ見つかっておりません。やるとしたら株式になるのかも。個別株ね。
そして性格的なものがあるんでしょう。時間軸が長いと「結果が出るのに時間がかかる」わけで、イライラして私には耐えられそうもありません。またS&P500miniが1ロットだとしても投資金額は21万ドル(約3150万円)と同じですし、そうじゃないと妙味もなく、でも「不安は24時間持ち続ける」ことになりますので、少額を投資する【年寄の道楽】なら良いかもしれませんが、真剣にトレードする場合には「かったるい」し「恐怖は大きい」とデメリットばかりが気になります。
そもそも私は「リスクの大きさはポジションを持つ時間の長さと比例する」という考え方を持っていますから尚更です。
もし下のチャートの様なマレーシアリンギット・米ドルの先物(日足)があったら、きっとこれ一本で生きていけると思います。(笑)
こんな動きをする先物でもFXでもあったら、楽勝ですよね~~。でもそれが無いからこそ、こういうなだらかな動きになるわけですが・・・。
「1分足のまったりした動き」の中でも【トレンドは出来る】わけで、それを取る手法はそれなりに面白いと思いつつ、チンタラやり始めています。バカでもドジでも初心者でも出来る手法で、でも「リズムに乗る」事ができないと難しいかもしれず、トレンドの判断、出撃撤退ポイント、【ドローダウンをどこまで受け入れるか】はそれなりにわからないとだめかも知れない。でも多くを望まずに、【損切りポイントの設定】をうまくやれば、そして「トレンドを取る考え方」を持ち、「トレンドが出やすい銘柄、時間帯を選ぶ」事ができれば、「リスクリワードレシオ」を高く出来る可能性はあって、なんだか久しぶりに「新しい世界を見ている」ような感覚があります。
でもまた「そうは簡単に問屋はおろしてくれない」のも現実。でも「諦めたら駄目」で【青い鳥は私をどこかで待っている】と信じていないと【出会いは無い】のは明らかじゃないですか。
「このままでは終われない。まだ夢の途中、諦めない・・・」
もし私が20歳くらい若かったら、今日書いたことのロジックは簡単ですし、NinjaTrader+Shark IndicatorsのBloodHoundがあれば売買サインの可視化は出来るし、それにBlackBirdを足して「自作EAシステム」に是非挑戦してみたいです。また「たまにしか出ないけれど、良いパターン」ってあるじゃないですか。それもEAに組み込んで24時間、様々な銘柄、様々な時間帯を監視させて「自動売買」をしてみたいです。
やってる人は少なくないと思う。
それと楽しみなのはAIで、Shark IndicatorsにAIが搭載される時が来るかもしれない。「好きなパターンはこれ」とチャート上のある部分を指示すると、それと似たような場所を過去データの中から探し出して表示してくれるとかね。それをシャイプアップしたら「売買サイン」が出来るかもしれない。当然、バックテストも簡単にできるわけで、それでそこそこの成績が出たら10銘柄、いくつかの時間軸、トレードする時間帯を決めて、それを24時間走らす。(笑)
うまく行かない時には「ここをこう変えると、あるいはこういう条件を足すと結果はこう変わります」なんて対話式AIがサジェスチョンをくれるかもね~~~。
そんな時代になればトレーダーの多くはAIと戦うことになるはずで、今とは全く違うチャート、値動きになるかもね。そんな時に大事なのは「感性」と「裁量」だと私は思っていて、そんな時代がどうなるのかちょっと垣間見てみたいです。その時にはもう私はいないだろうけど。(笑)