アメリカの銀行破綻。四行目。まだまだ危険が潜んでいる様子。

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皆さんは世界経済、金融界がどう動いて行くと予想していますか?

私は相変わらず「I have no idea」状態で、全くわかりません。これって今に限らず、昔からそうで【長期予想ほど難しいものはない】と考えて来ましたし、昨今の動きは過去一の難しさがあるように思っています。

これって投資やトレードをしているしていないに関わらず、自分の「経済圏」にも大きな影響があるはずで、たとえサラリーマンだとしても【道を選び間違えたら大変なことになる】のは同じですし、人生100年時代と言われる時代に突入し、【稼げなくなってからどう生き延びるか】を考えないわけにもいかないのは誰しも同じはず。

かと言って、素人がちょっと勉強して分かる世界ではないし、株式投資や暗号通貨、あるいは金(ゴールド)への投資も同じで、XXXXがYYYだから、ZZZZが良いだろうなんて簡単に答えが出るのなら世界から貧乏人はいなくなる。

でも今の時代、「ネットで情報を得るケースが多い」にしても、【初心者向けのどうでもよいレベルの情報があふれている】だけで、そんな情報を元にしてどうにかなるわけもない。

私は今まで「一任勘定」とか「ファンド投資」をしたことがないのですが、ここまで難しい時代になると【誰かに任せたい】という思いが強くなっています。

でもそれとて、それでうまくいくなら誰も苦労しないわけで、あのクレディスイスの破綻にしても世界で2兆円のAT1債が無価値になってしまったのをどう考えるか。日本でも「三菱UFJモルガン証券」一社の顧客だけでも950億円の被害。でもそれとて氷山の一角でしか無く、日本全体でどの程度やられたんでしょうか。

富裕層がやられたという報道がありましたが、読者から(ゲームソフトで有名な)コーエーが41億円の被害を被ったとのことで、大手の企業、機関投資家の様に、我々雑魚と比べたら天才的な投資のプロを抱えているところでも損失を出したことをしっかり考えるべきだと思っていて、【プロに任せたら安心】なんてこともない。そして我々雑魚は彼らに比べたらなんの知識もノウハウも経験もないのと同じで、【なにもしないのがベスト】【君子危うきに近寄らず】という考え方が強化されるばかり。

でもまさにそれが「日本人特有の考え方」で、【とんでもない巨額の資産が寝たまま】だと言われていますよね。

アメリカ人は株式投資をするのが「常識」みたいですし、中国では「不動産投資が当たり前」。皆さん「リスクを取るしか無い」のを良く知っている。

私も昔から「リスクのないところに利益はない」「リスクはコントロールすべきであって、逃げるべきではない」という考え方でやっていましたが、だからどうにかなるどころか、素人が積極的にリスクを取ったらどうなるのかが今回わかったことですし、その私の汚点、失敗も隠さずブログに書いてきました。

どうしたら良いのでしょうねぇ。

とりあえず「現状を理解したい」と思うのですが、私にはそれさえも出来ません。

私は2008年のリーマン・ショック時に叩きのめされた経験がありますから、景気の行方より【金融界がどうなるのか】に一番興味があります。ま、金融界にクライシスが来たり破綻が増えれば、当然、それは世界経済に大きな影響を与えるわけで、やっぱり金融界の変化が一番気になります。

アメリカですが、金融界が安定するようにあの手この手を売っていますが、また銀行が破綻した。「First Republic Bank」

さてさて、私たちはこれをどう受け止めるべきなのか。どう読むべきなのか。

この「First Republic Bank」が次に破綻するだろうと言われていましたから、多くの個人や企業が【預金を引き上げる】のも当然で、まだまだやっていける状態だとプロが判断しても、【Bunk run】いわゆる取り付け騒ぎみたいになれば、ありとあらゆる資産を売却してキャッシュを作るしか無いわけで、でもそれをすれば、余計市場は「もう危ない。駄目だ」と考えるはずで、投資家も「蜘蛛の子を散らすように逃げていく」んでしょう。

この株価の下げも凄かったですね。

問題は、まだこれでは終わらないと言われていること。

でも今回の一連の大騒ぎの発端は、「取り付け騒ぎが原因」みたいなもので、これってどの国でもどの銀行でも【投資家、預金者が危ないと思って資金を引き上げる】ことをすれば、生き残れる銀行っって無いんじゃないですかね。

そして「取り付け騒ぎの原因」といえば、「大きな損失」あるいは「大きな評価損」なわけで、どうしてそうなったかは各銀行それぞれ事情は違うものの【FRBの急激な利上げによる債券の下落】があるはず。そしてそれにどう対処するかのノウハウを無視した銀行は追い詰められたってことじゃないかと。

最初はシリコンバレーバンク(Silicon Valley Bank)の破綻ですが、「もう過ぎたこと」と考えるのではなくて、どうしてあんなことになったのかを素人なりに知ることは重要だし、良い勉強の機会だと思っています。

当時の高橋教授の動画は必見だと思います。

初級編。

中・上級編。

でもま、こんな理屈を私達が知ったところで、それぞれの銀行が【どういう融資、どういう資金運用をしているのか】はわからないわけで、意味がないと言えば意味がない。

でも銀行によって「どの分野に強いのか」「どの分野に集中しているのか」は調べればある程度はわかるわけで、それによって銀行を比べるのは私達レベルでもやるべきことのように考えています。

「資金流出」で破綻する銀行があるわけですが(クレディスイスも同じ)、そのお金はどこに行くのか?も考えないとならないわけで、【負け組と勝ち組がはっきり分かれる】ということですよね。

今、我が家は新たな債券を購入しないとならない時期なんですが、なかなかどれを選ぶのかが難しい状態です。

今回は「リスクを控えめにする」のは決めていて、そうじゃないとポートフォリオ上うまくないからですが、結局、違いは利回り(イールド)に出てくるわけで、米ドル建て債券でもそれはいろいろ。そして「これからは利下げを視野に入れて考える必要がある」わけで、償還までに期間が短いものは利回りがよく、5年を超えるような債権は利回りが低い状態。

それでも「リスクが少ない企業(銀行)」を選び、それも5年以上の残存期間(あるいはCallまでの期間)のものは【国債よりちょっと良い程度】で妙味がないのね。でもそれでもそういう債権をポートフォリオの中に入れておくべきだと思って選んだのが「三菱UFJファイナンスグループ」の米ドル建て、クーポン5.406%で残存が7年以上ある債券。

これのイールドが5,37%程度で、私としてはこういうのはガチガチで面白みが無いとは思うものの、これにしようと。

ところが数日間に値上がりして、イールドは5%を切ってしまった。(┰_┰)

結局、皆さん考えることは同じで、「安全なところに資金を投入しよう」ってことなんでしょうね。

そうかと思えば、前に紹介したように、「楽天」は20%を超えるイールドの債券があったり、これって世間は楽天をどう見ているのかがこのイールドからわかるわけですが、私にはそんな債券を買う度胸も無いし、楽天の将来の予想も不可能。

将来が見えないから「キャッシュポジションを多くしよう」と思っていて、それでも「これは買おう」と思ったものも買えず。

今の時点ではMMF(マネー・マーケット・ファンド)でも4%前後になりますので、それに入れて様子をみているものの、これは近いうちにどんどん利回りが低くなるのは見えているわけで(FRBの利上げは終わり、利下げに動く可能性が大きいから)、いつまでもここに入れておくわけにもいかず。

どうしましょうかねぇ。

なにか良いアイデアはありますでしょうか。

でもま、こんな時だからこそ、「短期売買の方を頑張ろう」と思うのですが、私自身の「昨今の自信喪失状態」が影響している自覚があるんですが、短期売買も読むのが難しいと感じています。

ま、株式市場も為替市場も「読みが交錯していてはっきりしたトレンドがない」ですから、それは短い時間足も同じで方向性を見るのが難しいと思います。

20年前なら、「そんな動きでも全く問題ない」と、日中の「力関係だけで動く小さな波を取る」のも得意だったのですが、そんな元気のよい自分は、もう今はいない。

でもフト思い出すんですよ。

あれはいつだったか、日経225のデイトレというか「瞬間芸」をやっていた頃、「これでは駄目だ。将来がない」と初めて海外市場に目を向けたときのことを。

そこには「別世界」があって、とんでもなく広い世界で、チャンスはいくらでもあった。

だから、あの時と同じ様に、「この閉塞感を打ち破る方法はある」とは思うものの、今の私にはそれが見えない。

やる気の問題のような気もするんですが・・・・。

Bundでもじっくりやってみますかね。

Bund(FGBL) 一分足。

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