ビットコイン、失敗だったか・・・

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ビットコインを売ったのは失敗だった様子。

とりあえず「利確」で、その後、買サインが出れば追撃すると書きました。そしてタイミングに乗れなければ見逃すと。

その通りになりました。(笑)

今までは上昇トレンドに乗っていて、私のチャートでは【重視しているインジケータの】上昇トレンドが終わったのね。その下げ波動が押し目なのか、そのまま下がるのかが問題なわけで、「その下げ波動の動きを見よう」と思っていたということです。

で、フトチャートを見てみると、「押し目は小さく、買いサインが出た後だった」ということ。

これを「後の祭り」という。(笑)

4時間足です。

拡大したところがその動きですね。

その動きを30分足で見てみます。

下げトレンド(押し目)に入って、すぐに反発したという形ですが、注目するべきところは「直近の高値を抜けていない」というところ。でも、それを抜くのは時間の問題のような上昇力。

私としては真剣にビットコインと向き合っていこうという考え方ではないのはいつも書いている通りで、「良い買サインが出たから乗ってみただけ」という形になりました。

そういう意味では「うまくいった」わけですが、こういう事をやっていて良いのかどうか。前の「日銀のドル売り介入を利用した小遣い稼ぎ」に似ていて、それはそれで「息抜き」として良いような気はするのですが、トレードを職業とした場合、やるならやるでちゃんと考えるべきのような気もするわけです。

そもそもビットコインの動きを見るときに、「どの時間足を基本とするか」も決めていませんでした。

真剣にトレードする時にはやっぱり基本はデイトレーダーですから、「1分足」を非常に重視しますが、ビットコインに関しては「デイトレをするつもりはない」し、話題の中心でもあるから「長く持って大きく動けば面白い」という非常に単純な考え方でいました。

ということで、中心に見たのは「日足」と、いつも大きな流れを見る「4時間足」のみ。

問題は、「では4時間足を常にチェックしていたのかどうか」ということ。していません。

これって、1分足を見ながらのデイトレで【ロングで入った後に昼寝をした】のと同じことなのね。

どういう結果になろうと、こういうことってやってはいけないことなのは当たり前じゃないかと。

でも「4時間足を常にチェックすることは可能なのか?」という問題がある。

また私のチャートのセッティングでトレンドを見るときに、4つの見方をしています。大、中、小、超目先のトレンドを見ていて「MTF(マルチタイムフレーム)」で見るのと同じ考え方ですが、【トレンドを取る】考え方の場合は、【中を重視する】のとともに、タイミングは【小と超目先】で取り、ピンポイントはオシレータで見るわけです。

その考え方は今回も同じなのですが、【4時間足を常時監視することは不可能】なのに、それの対策を考えていなかった。気が向いたときにチェックすれば良いやと思っていたのは間違いがない。

今回、学んだことは【それでは駄目だ】という当たり前のことなんだと思います。

ではどうするべきだったのか。

今の私に考えられることは「重視している【中】のトレンドが変わった時点」で「アラートが出るようにしておくべき」だったということ。

ほぼ24時間動いている中で、それがいつ起きるかはわからないですが、アラートが鳴ればチャートをチェックして、もう少し短い時間足、たとえば30分足で確認をして【見逃すか、追撃するか】を決めることが出来ると思うんですよ。

やっぱり「チャートのチェックさえしていなかった」ってのはうまくない。

でもねぇ、そもそも「長期で持ってみたらおもしろいだろう」と思ったビットコインの動きを、結局は24時間監視することになるわけで、それってなんかおかしくないですかね。

それって、これから売買してみようと思っているETFも個別株(テスラとか)も同じことですよね。

本来、頻繁にチャートのチェックはせずに【Buy & Hold】で良い思いをしようなんてことがありえないことなのに、そしてそんなのは駄目に決まっているとこのブログにも書き続けている私自身が【Buy & Hold】に強い関心と期待を持っているという【ホンネ】があるってことなんでしょう。

フト、このブログで知り合った8桁トレーダーを思い出します。

彼は一時期家族と共にゴールドコーストに「長期滞在」をしていて、何度か一緒におチャケを飲みながら朝まで討論会をやったこともあります。彼の基本は日本の株式投資なのですが、毎日、市場が閉まった後に彼流のスクリーニングをして「注目株」を洗い出し、【注文を出す】のね。そして次の日は「終値で決済」という感じだったはず。

それで年間、数千万円を稼いでいた。

つまり彼もデイトレーダーと言えばデイトレーダーなんだけれど、日中の動きを見ながら売買するんじゃないのね。極論を言えば「日中の動きは見ない」でも良い手法。

これって私にしてみれば「理想の売買方法」とも言えるわけですが、彼がどういう理屈で多くの中から「明日動く株」を抽出するのか、どういう動きを想定してどういう注文を出すのかは、「何度聞いても私には全く理解できない」手法でした。「どうしてそれで利益が出るのか」がわからないのね。(笑)

ま、理解はできなかったものの、羨ましいと思ったんですよ。私はと言えば一日中モニターとにらめっこをしているトレーダーだったんですから。

そしていつのことからか、私も歳を取り心身ともに劣化してそれが難しくなってきたし、その手法を息子たちに「継ぐという意志がない」のがはっきりわかった私としては、息子たちはもちろんのこと、年老いた自分でも出来る手法を開発しないとならないとずーっと悩み続けていたのはこのブログにも書いてきました。

そしてやっとそれが見えてきたわけです。

【瞬間芸】ではなくて【トレンドを取る】方向への転換です。

これって精神的にも肉体的にも負担が少ないのは間違いがなくて、それの検証を始めていますし、息子も「これは面白い」と目を輝かしているのね。

そしてこれはデイトレでも長期でも「全く同じ見方をする」わけで、そしてその手法が合う【銘柄】を選ぶわけで、どんな銘柄でも、どんな時間帯でもOKという手法ではないにしろ、【負担が軽くなった】のは間違いがないのね。

で、その考え方で買ってみたのがビットコインだったということ。

私としては「数日間で決済する」というのではなくて、できたら数週間単位で見れたら良いなと漠然と考えていたわけですが、こちらの都合で値が動くわけじゃない。(笑)

これって「日足」を重視すると決めてしまえば、上に書いた友人のトレーダーとほぼ同じ【自由】があるわけです。

ということで、あらためてビットコインを日足で見てみます。

チャート分析の教科書に出しても良いくらいの「綺麗な買サイン」が出て、「順調に上昇トレンドに乗っている」し、【売り(撤退)サインも出ていない】のがわかる。

う~む、私は一体何をしていたのだろうか。

でもねぇ、これはデイトレーダーの【病気】と言っても良い特徴だと思うのですが、「長期売買をする」と決めても【日中の動きを見ない】なんてことはできないのね。気になって気になって仕方がないわけですよ。だって「そればかりを見る」ことを20年以上やっていたんですから。

そして、日中の動きを見て、自分が望む方に動いていれば「良し、良し」なんて思うわけですが、逆の動きをしていた時には「心が乱れる」なんてもんじゃないのね。だって、デイトレだったら【絶対にその動きに乗る】わけですから。逆に動いているのにそのまま保持なんて、「お尻に火がついているのに放置する」のと同じなんですね。

まさに30分足にそれが出ているわけです。もう一度出しますね。下げトレンドがはっきり見えたのでとりあえず【ポジションはスクウェア】にして、そして本来ならすべきである【Short】はせずに我慢したわけです。(笑)

ではその後の陽転で【買いだ~~】なんて動くとしたら、「デイトレをしてるの?長期投資をするんじゃないの?」という根本的な問題が出てくる。

ただし、出撃時に「トレーリングストップ」も同時に注文を出して放置という手もあるのね。それだと「値が上がっていけば、ストップ(撤退・損切り)の自動的に値も上がって行って、いつかどこかでそれが約定する」ことになる。そして今回みたいな動きだと、やっぱり同じ様な場所で自動的に約定しただろうと思う。

しかし【日足しか表示できないチャート】があれば・・・・、なんてバカなことも考えちゃうわけですよ。(笑)

でもね、「日足しか見ない怖さ」って今までに何度も経験しているのね。それはやっぱり2001年の911NY多発テロであり、もっとややこしいと思ったのは311の東日本大震災の時の「為替の動き」(ドル円)であり、トランプ大統領が当選した時の米国株の動き。

「迷っている」としか言いようがない動きをするわけですよ。上がったと思ったら急落、そしてまた急騰するとか。【トレンドなんか無い】わけで、小さな部屋の中でサッカーボールを思いっきり蹴っ飛ばした時のボールの動きみたいな。(笑)

ところがですね、ほとんどの人は見ない「日中足」を見ると、そこには【全く違う世界がある】のね。

日足で見ると「上下に長いヒゲもある実体も長い陽線、陰線が続く」わけですが、それを分解してみると、とんでもなく大きくて長い波が入れ代わり立ち代わり来ているのね。これってデイトレーダーにしてみると【盆と正月とクリスマスと誕生日と結婚式が全部来た】みたいなお祭り騒ぎになるわけです。その数日間で「1年分稼げる」みたいなもの。

だから「日足しか見ない」なんてのはデイトレーダーにはかなり難しい決め付けとなるわけです。

単に「決め事」で解決するようなことじゃない。

これって「野球好き」、あるいは「サッカー好き」「相撲好き」でも良いですが、【結果だけ分かれば良いんじゃない?】というのと同じなのね。

今のウクライナ戦争やイスラエル・ハマス紛争も同じで、【結果だけ教えてくれよ】とは行かないのと同じ。

さてさて、これをどう解決すれば良いんですかね。

フト思うのは、やっぱり私と息子たちと【分業にする】しかないんじゃないかということ。

そして、「老兵は消えていく」わけですし、「これからの若者に任せるしか無い」のが基本なわけで、彼らに【日足だけを重視する】のは難しいことじゃないのね。逆に「日中足もちゃんと見ろ」なんて言えば、【それじゃデイトレと同じじゃないか】と言われるだけなのはわかり切っている。

これからは「私と子供二人の3人の合意で決める」ことをして、チャートの見方を徹底的に教えて実戦で使う必要があるわけですが、その作戦会議では「日足しか話題に出ない」であろうことが想像できます。

でも「日中足が気になる私」としては【ブツブツ小言を言う】ところで終われば良いかな、と。(笑)

ところが今、長男が私の新しい手法に興味を持って、それならデイトレも出来ると思っているのね。

実際にデイトレのほうが資金効率も良いし、リスクも小さいわけで、【お金を貯めるのはこれが一番早い】ことをいつか彼も理解する日が来るかもしれない。

そうなると「日足だけで決めるなんて不可能だ」という【私のコピー】が誕生するかもしれない。(笑)

実はですね、シドニーの次男坊が私に内緒でオーストラリアのインデックス投資をしていたのをカミングアウトした話は前に書きましたが、長男からの情報で、実は次男坊は【暗号通貨の売買】も始めたらしいんですよ。それもデイトレを含めて売った買ったをしているとのこと。

でも次男坊には「チャートの見方」は一切教えていないし、チャートのセッティング方法も「あえて教えるな」と長男に言っているんですよ。(このブログに出しているチャートのセッティングは一部だけにしています。全部載せるとグチャグチャになるだけだから)

長男にはしっかりチャート分析を教える。でも次男坊には教えない。これが私の作戦で、実は性格的には次男坊のほうがギャンブル好きで上昇志向も強いので、本当は次男坊のほうがトレーダーとしての適性は高いのね。

ところが「それは良いことではない」というのが私の考え方で、【トレードとは職人技でギャンブルではない】のを教えるのが本当に難しいのね。だから「ギャンブル好きがトレードに興味を持つとヤバいことも起きる」わけで、【ギャンブルには興味がない長男だからこそ、トレードを教えたい】わけです。

そして次男坊は公認会計士で「企業分析」はプロなわけで、その才能と、長男の「チャート分析」がいつの日か融合したら面白いというのが私の計画なのね。

だから、長男も次男坊も「いつか私のノウハウを受け継いで欲しい」とは思うものの、もし二人が私のコピーになったとしたら「デイトレ一族」みたいになってしまって、将来性がないと私は考えるわけです。

でもま、それはそれで【お金を稼ぐのはA資金でデイトレ中心(長めに持つのは可)】、【貯めたお金はB資金で(あれこれ考えずに)債券投資のBuy & Holdだけ】みたいになるのも面白いかもしれない。

これってまさに今まで私がやってきたことで、私は今のダボ家のその方針から脱却するべきだと考えているわけですが、もしかしたらこれが「理想形」なのかもしれない。

ETFだ、個別株だ、暗号資産だと売買対象を広げて、それもデイトレあり、空売りあり、保持期間はいろいろなんて【焦点がぼけるだけ】みたいな気もするんですよ。

そんな「万能選手」みたいなことを望むことそのものに問題があるとも思うわけで、野球で言えば、【バントが上手いだけ】でも良いし、大工なら「まずはカンナ使いになるべき」なのは間違いがないわけで、トレードにしても私は「デイトレもできないのに、長期投資が出来るわけがない」と考えています。

そもそも50年以上前の、私が19歳だったときの「初めて買った株はいすゞ自動車」から始まった投資、トレード人生で、【長期投資で上手くいく】のなら日経225先物にも手を出さない、デイトレもやらない、海外の先物に目を向けることもなかったってことなのね。

また、日本ではバブルが弾けて20年の間に日経225が5分の1にまで下落するという恐ろしい時期があったわけで、今、思えば、もし逆に5倍になるような、つまり今までのアメリカ株みたいな動きだったら、私は今でも個別株だ、インデックスだとやっていたかもしれない。

やっぱり今までの経験は「今の私、これからのダボ家を作る基礎になった」のは間違いがなくて、【その延長線上で何が出来るか】を考えるべきで、【どうあるべきか】を考えたところでそれはただの理想論で終わるかもしれない。

今、デイトレでも長期投資、個別株、インデックスでも使える手法を検証中で、これがうまく動けばそれを中心にやっていけそう。とにかく、長男がこれなら出来るとやる気を出しているのが何よりも嬉しいです。

イカれたジジーでも出来る。デイトレに興味がないやつでも出来る、つまり「バカでも出来る、やる気がなくても出来る手法」をと考えてやってきましたが、どうにかなりそうです。(笑)

ま、そんなことを再確認できたビットコインでした。

今回の経験も生きている。

良かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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