アナウンスされているクアラルンプールの広域断水ですが、6月5日からなもののどのエリアも12時間で終わるみたいですね。
なおかつ、我が家があるモントキアラも断水するものの、「私達のコンド」は断水がない様子。
このエントリーを書いているのは6月4日で、断水は明日の5日から。そしてこのエントリーがアップロードされるのは6月6日ですから、断水があったとしてももう終了していることになりますが、「避難するためのホテルの予約」は1週間ほど前に入れていましたし、「最安値」を選びましたから今更、断水の詳細がわかって、避難する必要もないと思っても「キャンセル不可能」です。馬鹿だ~~~~~~~~。(┰_┰)
断水に関する詳細はここから。
Laman sesawang ini menyediakan maklumat tepat mengenai kawas…
またこのページからは、細かな地域の情報がわかる。
こんな感じ。
どこへ私達が避難するかいろいろ悩んだのですが、「近場」でのんびりすることにしました。プトラジャヤです。我が家から30~40分でいけるんじゃないかな。
プトラジャヤ観光をするつもりもなくて、なんの予定もなく、ホテルの近くの大きなモールにでも行ってプラプラして、あとはホテルでユーチューブ三昧ですかね。だから旅行という感覚もなくて、「我が家でボーっとする延長」みたいなもんです。
キャンセル可能な予約にすれば良かったのに・・・。「最安値」を選ぶからこういうことになる。(┰_┰)
このブログを書いているのは6月4日で、明日から断水。でもコンドは断水エリアから外れているみたいだし、断水があったとしても12時間程度。
もし5日から断水になったとしてもコンドには大きな貯水タンクがありますし、12時間程度の断水なら「水が止まることもない」と思います。つまり避難する必要は無い。(┰_┰)
プトラジャヤに行くのは私とヨメさんだけで、息子は留守番。
ホテルは豪華ホテルでもないし、ホテルライフを楽しむという感じでもない。
2泊3日ですが、半端じゃなく退屈しそう・・・。(┰_┰)
日頃、忙しい生活をしているわけでもなく、普段からボーーっとしている老夫婦がもっとボーーーーっとする旅行に行くようなもの。
どうせなら、やっぱり「海が見えるところ」にすれば良かったかな。「東海岸に行こう」という話は結構盛り上がったのですが、やっぱり体の調子がイマイチの私としては5,6時間の運転ってちょっと気になるわけです。それは飛行機に乗るのも同じで、不安なのね。かと言って近い西海岸は海がイマイチだと思うし。
ということで、30~40分で行けるプトラジャヤに決定。
食べ歩きでもしようかと思っていろいろ調べていたのですが、驚きました。クアラルンプールとまるで違うのね。面白そうな店は「皆無」と言っても良いくらい。プトラジャヤのルメリデアンホテル、マリオットホテルのレストランでは「二人で40%オフ」の割引があるので良いと思っていたのですが、マリオットホテルの中にある和食レストランを調べてびっくり。サイトの情報を見ただけでがっかりするような店で、(マレーシアの)寿司ざんまいみたいな内容。こういう高級ホテルの中の和食店って、世界広しと言えどもプトラジャヤのマリオットホテルってかなり珍しいんじゃないですかね。
その他様々なレストランを調べても是非行きたいと思うレストランは見つからず。中華料理店も少ないのは本当に驚き。でも「すき家」があるから久しぶりにそこで食べ放題でもするしかないか?みたいな。
そんな馬鹿なと思いつつ詳しく調べると良い店も出てくるのですが、なんとそれはクアラルンプールの店でがっかりしたり。つまりプトラジャヤから1時間程度車を走らせれば良い店がありますよってこと。
それと大きなモールがいくつかあるのですが、その様子をユーチューブで見ていて気がついた。お客のほぼ全員がマレー系のマレーシア人で、半ズボンで歩いているようなクアラルンプールでは当たり前の中国系の客は全くいない。そしてそのほとんどのマレー人は、裕福そうに見えるマレー系ばかりで、これまた私の日常で見ているマレーシアと違う。
やっぱりプトラジャヤは「政府系の人ばかり」なんでしょうね。で、そこそこ裕福で教育もあるような身なりのマレー系の人ばかり。つまり、私達の生活環境って、いかに「外国人、中国系が多いか」ってことで、それがマレーシアだと思っていたのだけれど、そうじゃなくて私達の環境が変わっているのだと思いました。いわゆる「外国人居住区」みたいなのね。
クアラルンプールからちょっと郊外に出ると「マレー系住民ばかり」のところは多いですが、そういうところとも雰囲気は違う。
マレーシアって「多民族が共存している国」で、皆、仲が良いみたいなことを書く日本人は多いですが、実は私はそうは思っていなくて、「住み分けがなされている」と感じていました。そしてそれは「多層化」しているのね。マレーシアを2次元で見ると皆が仲良く共存している様に見えるけれど、実は「何層にも分かれて多重化している社会で、上から見ると全部混ざって見えるけれど、実はそれぞれが違うレイヤーとして存在する」みたいな。差別とはいわないにしても「区別」がはっきりしている社会に私には見えます。
そもそもマレーシアという国自体に「マレー系住民」を優遇するブミプトラ政策があるし、イミグレを含めて政府系の部署に行くとそこにはマレー系しかいないし、言語もマレー語のみ。あれに私は違和感を感じていたのだけれど、そうじゃなくて「それがマレーシア」なんだと今になると思う。マレーシアには「イスラム宗教警察」があって、彼らが巡回しているのをたまに見かけますが、これこそがマレーシアの本質なんだと思ったり。
プトラジャヤに行ったらそんな世界もはっきり見えそうで楽しみです。