私は基本的には「即席麺」を好んで食べることはありません。
子供の頃はエースコックに始まって結構食べていたのだけれど、いつのころからか美味しくないと思うようになったのね。
その理由がわかるまでに何年も掛かったのですが、要は「フライ麺」を美味しくないと思うようになったということだった。つまり「ノンフライ麺」なら大丈夫だったのだけれど、そもそもフライ麺、ノンフライ麺の種類があるなんて知らなかった私は、「かなり長い年数、全ての即席ラーメンが美味しくない」と思っていたのね。
ある頃から「ラ王」「まるちゃん正麺」を食べるようになって、それは袋麺でもカップ麺でも同じで、そして激安の「マルタイラーメン」もオッケイなのがわかったのはマレーシアに来てからのこと。特に好きなのは「麺職人」ですかね。韓国の「辛ラーメン」にも「ノンフライ麺」のがあって、それも美味しい。
即席麺を食べるようになると、次第に「フライ麺」も大丈夫になってきて、基本は「ノンフライ麺」だけれどいろいろ食べるようになってきた。
特に「カップ麺」ね。これって小腹がすいた時には本当に便利で、我が家には結構ストックが有る。
先日、息子がどこからか5,6種類の見たこともないカップ麺を買ってきた。マレーシア産か何か買ってきたのかと思って良く見たら「日本産の日清のカップヌードル」だった。でもマレーシアで初めて見たものばかりでその存在も私は知らなかった。
その後、いつものように小腹がすいたときに、ああ、息子が買ってきたのを食べようと思ったのね。
それがこれ。
これがですねぇ、私のツボのどストライクにハマった。
カップ麺でこれほど美味しいと思ったのは生まれて初めてのこと。
こりゃいいやと思って、大量に買おうと思ってネットを調べたのだけれど・・・・、マレーシアでは売ってない。(┰_┰)
で、息子にどこで買ったのかを聞いたところ、「正直屋」だという。息子はこの「ねぎ塩」が美味しいのは前から知っていたらしく、どこにも売っていないのに「偶然、正直屋で売っていたのを見つけたから買ってきた」とのこと。
売っていないなんて聞くとますます欲しくなる私ですが、本当にネット上で探しても売っていないのね。ネット上の正直屋でも売っていない。いや、細かいことを言うと「日本から送付されるもの」なら売っているのだけれど、一個1000円以上という価格で、そこまで出して食べたいほどじゃないから無視。
そうかぁ。「正直屋の実店舗」では【たまに売っていることがある程度】ってことなのね。
私が知っている正直屋の実店舗って4,5箇所だけれど、とりあえず全部行ってみようかと思ったり。
な~~んて思いつつ、半日以上掛けてクアラルンプールを走り回り、「カッブヌードルを探すかぁ?」と思いますよねぇ。
でもこの「ねぎ塩」があったら幸せになれそう。
あえて探しには行かないけれど、もし売っていたら「全て買い占めよう」と思う。マジです。(笑)
でもいつ手に入るかわからないし、カップラーメンでも美味しいものがあるということは、「それに似たものを家で作る」のも良いと思いました。
日本在住の日本人がそんなことをするのは「変わり者」だと思うけれど、海外在住者って「売っていなければ自分で作るしか無い」のはいつものこと。
その代わり、日本だったら普通の家庭には無いような調味料の類をいろいろ持っているわけで、どうにかそれらを組み合わせて「ねぎ塩」のレベルまで持っていけるんじゃなかろうかと思ったり。
もしかしたら、そこそこ好きなマルタイラーメンがあるので、「それの味変」で行けるかもしれない。サンポーのラーメンもマルタイに似ていて、この中から「似ているもの」を探し出して味変をやってみますかね。
とりあえず「ねぎ塩」の情報を見てみるとこんな。
原材料名
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、たん白加水分解物、しょうゆ、香辛料、香味調味料)、スープ(チキン調味料、鶏脂、糖類、香辛料、豚脂、たん白加水分解物、食塩、オニオンパウダー、ポーク調味料、ねぎ調味油、酵母エキス)、かやく(味付鶏ミンチ、キャベツ、味付卵、ねぎ、赤ピーマン)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、炭酸Ca、香辛料抽出物、かんすい、増粘多糖類、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、カラメル色素、炭酸Mg、くん液、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
食べてみた感じでは、ネギは「炒めたほうが良さそう」で、そして大事なのは「炭火焼風味の鶏油」ですかね。
このねぎ塩がいくつかあれば、じっくり味わって考えたいと思うものの、もう我が家には在庫はないし、「こんな感じ?」と思い出しながら作るしか無い。と言いつつ、味を覚えているほど食べていないわけで、インパクトがあったのは「ネギ」と「炭火焼風味の鶏油」だと思うから、ネギは鶏油で炒めて、あるいは「ネギ油」を足すなり、本物は肉らしい肉は入っておらず「合成肉」をつかっているようだから、ここは本物の鶏肉を焼いて「炭の粉」もあるから、それでどうにか風味を出せるかもしれない。
使う麺は、最近、やっと美味しい食べた方がわかってきた「どこにでも売っている激安の香港式エッグヌードル(生麺)」が良いと思う。20秒ぐらい茹でて、流水で締めてヌメリを取ってからお湯に入れて温めて使うと、極細なのに「コシがあって美味しい」のに気がついた。また、生麺を蒸して茹でた麺を「焦げ目がつくほどしっかり焼く」のが美味しいし、そもそも「焼きそば」ってそういうものだと今頃になって気がついたのね。
また「炭火焼の風味をつける方法」だけれど、今まで「リキッドタイプのもの」や「炭の粉」を使ったけれどどうしてもイマイチで「炭火焼の風味」なんてほとんどつかないし、美味しくないのね。
寿司屋で「炙り」を作る時に「ガスバーナーで炙る」ところが多いのだけれど、これってどうしても「ガス臭さ」が着いちゃうのね。それは我が家で良くやるローストビーフも同じで、低温調理の後にガスバーナーでしっかり焼くのだけれど、ガス臭さが気になることも無くはない。
どうにかならないものかと思っていた時、ある寿司屋が「炙り」を作る時に、「焼いた炭に押し付ける」ことをやっていたのにユーチューブの動画で気がついた。こんなことをするんだ~なんて思ってから、意外にそういうふうにするプロが多いのにも気がついた。それは寿司屋、和食店に限らず洋食店でも結構やっている様子。
つまり「炭火で焼きたいけれど、炭火焼が出来ない店は多い」わけで、でも炭火焼の風味が欲しい時には、「炭を一個二個焼いておいて、それを押し付ける」のね。せいぜい10秒以内。
なるほどね~と思ったんですよ。これなら家でもできる。ただし、一々炭を焼くのは面倒だけれど、「炭火焼の鶏」なんて激ウマなわけで、九州は宮崎特産だったか「ほぼ真っ黒の炭で焼いた鶏肉」がパックに入って売ってるじゃないですか。あれを作るつもりで、ある程度の量の「炭火焼風味の鶏」を作って【冷凍しておく】のも有りだと思うのね。
宮崎名物炭火焼の鶏。
かつてこの動画を見て、真似をしたのだけれど、なかなか難しくてすぐに断念してしまったのだけれど、今回をキッカケに今一度「炭火風味づけ」の実験をやってみようかと思う。「炭そのものには炭の味はない」のね。だから粉を付けても「その粉をしっかり焼いて脂から煙が出ないと駄目」なはず。
私が作るとこんな風になって、若干の「炭火焼風」にはなるけれど「抜群の美味しさ」には程遠い。また真っ黒になっても、それは「炭の色」で基本的には「無味無臭」だから「焦げ臭さはない」のね。でもやっぱりこの見た目はないよねぇ。
古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください 鶏でも牛肉の焼き肉でもやっぱり「炭火…
今回の「カップヌードル ねぎ塩」がきっかけになって「炭火焼風」のノウハウが手に入ったら嬉しいなぁ。
またマレーシアでも「備長炭」を売っているし、それで焼いてみたいなぁ。でも煙をボーボー出すように焼くから美味しいのであって、熱源としての備長炭じゃ意味がないですよね。
今年は「炭火焼風味づけ」でなんらかの結果を出したいな~~~。
それがどうにかなったら、家での焼き肉もローストビーフが美味しくなるかもしれない。「煙をガンガン出さなくても炭火焼風味が着く」なんて出来たら良いけど、そんなことは世界中のプロや料理オタクが考えていることで、どこをどう調べても「うまく行った」という記述は見つからない。
だからこそ「トライすべき」なのかもね。
やってやろうじゃないか。(^_^)v
息子が買ってきた「ねぎ塩」は正直屋から買ってきたのですが、今、正直屋と交渉中です。
1個2個欲しいと言うのでは無視されると思ったので、1ケース(20個入り)欲しいと言ってみた。それも「1,2ヶ月掛かっても良い」と。つまり「なければ日本から仕入れて欲しい」という意味。
まだ結論はわかりませんが、なんとなく「買えそう」な雰囲気。
でもねぇ、買えたら買えたで、食べてみたら「こんな程度だっけ?」みたいなことになる可能性大。
よくある話し。(笑)
日本ならアマゾンでこの値段。20個で3380円。1個169円。普通は214円ぐらいらしいからかなり安い。マレーシアの正直屋の価格はわからないのだけれど、1個400円を超えるかな?普通のカップヌードルは11.9リンギ。大体420円。