ホリエモンが「フジテレビの取締役」になるかもしれない

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今、フジテレビが凄いことになっていますが、やっぱり「問題の根っこ」は中居くんではなくてフジテレビにあるということで世間は盛り上がりだした。

ま、そうなんだろうなとは思いますが、その「問題の根っこ」は具体的にはわからないし、天皇である日枝久取締役まで追及の手が及ばないと駄目なんだろうとは思う。

それとて日枝久取締役がどうだめなのか、フジテレビでは何が起きていたのかがわからなければ、ただ「責任を取れ」と騒ぐだけで終わってしまう。

あの長時間の会見もそうで、どうしようもないなと思ったのは壇上に上がった経営陣だけではなくて、質問側に立った記者たちも「文春の記事の内容」を元にして質問するという記者という名のド素人集団に見えた。

文春が訂正記事を載せたけれど、「訂正されたら責任追及する根拠がなくなる、減る」のは当たり前だし、その後の攻撃の矛先は文春に向けられたり、ま、正直なところあっちもこっちもバカなことをやっているなと思っていました。

私としては「一体どこに問題があるのか」の具体的なことはわからないし、フジテレビの内部的なことには関心を持ってもそこまでわかるわけもないし、「一体中居くんは何をしたのか」という下世話なことぐらいにしか関心はなかったんですよ。(笑)

ただ「フジテレビとホリエモンの確執」はあの買収劇のときから見ていたし、ホリエモンが6月の株主総会には出席すると言い、一般個人も株を買えばその総力でフジテレビを変えられると言い出したので、それがどうなるのかが楽しみでした。

そんな時に見たのがこの動画。ホリエモンとかつてフジテレビ社員で今ではフジテレビをボロクソに言う長谷川豊氏との対談が面白かった。

一体フジテレビの何が問題なのかを長谷川氏は具体的に暴露していたし、「それをどう変えるか」という話になった時に、「ホリエモンが取締役になるべきだ」と言い出した。

私はホリエモンにそのつもりがあるとは思わない(彼にとって利益が大きいとは思えない)のだけれど、「フジテレビの改革のためには重要な人」であるのはその通りだと思うのね。それを長谷川氏は話すしその通りだと思うし、株主総会で力を持つ株主がそれを主張すれば通る確率はかなり高いと思う。他社の場合は「安定株主が多い」ことから株主総会での提案も阻止される事が多いけれど、フジテレビはそもそもが「乗っ取り」「追い出し」をやってきた歴史の中で、そういう安定株主が少ないらしい。つまり、今回も株主として重視された外資にしても、「ホリエモンに期待する」という動きを見せれば他の株主も同調する可能性があると思う。そして「離れたスポンサー達」も戻って来る理由ができるかもしれなくて、「全面的な改革を断行する」という強い意志と実力がある人が出てこないと、「日枝久取締役の辞任」があったとしてもインパクトは小さい。

でもねぇ、実業家でもあるホリエモンに「フジテレビの改革」で大きな経済的利益があるとは思えないし、今の事業に大きなプラスがあるとかじゃなければ、ホリエモンは外野から意見を言うことは続けたにしろ、「中に入ることはない」と思うんですよね。だからホリエモンが動くか動かないかはその辺がどうなるかで変わると思う。

もしかして「株価が上がった場合の大きなインセンティブ」でもあればホリエモンも動くだろうし、そもそもフジテレビの株価ってこの問題が出てから「叩き売られる」かと思ったら上昇している。それはホリエモンが株を買ったからではなくて、フジテレビのPBRって0.4しかない。つまり本来ならPBR1に近いのが正常なわけで、今の状態なら「フジテレビを解散して資産を売却する」だけでも株主は2倍の額は手に入る。

つまりフジテレビが潰れようと「株主に利益が出る」ことになるし、今後フジテレビが改革されて、それは収入の柱である不動産収入も同じで、素人経営から脱却して改革後に収入が増えるようになれば株価も上昇する。それを多くの投資家が読んで株を買ったんじゃないですかね。

もしもホリエモンのバックに影響力がある大きな株主(ダルトン米投資ファンドとか)が付き、ホリエモンが「経営陣に入れてもらい、改革が出来るポジションを与えてくれるなら私が改革します」と宣言し、それに株主総会でOKが出たらフジテレビの株は「暴騰する可能性」すらある。そうじゃなければ離れたスポンサーもコアとなる従業員も「疑心暗鬼のままこれからも進む」ことになるんじゃない?

またホリエモンも「かつて買収(当時は親会社のニッポン放送を手中に収めようとした)を諦めるしかなかった」けれど、今後「新たな買収計画」を企てるかもしれないし、完全買収は不可能にしても「大きな影響力を維持できる株数を手に入れる」なり、大きな利益を得る(当然、数百億円単位)方法を練っているかもね。

どちらにしても「今の株価はまだ安い」という判断ができるし、ホリエモンと株主の行動次第で高騰する可能性もあるし、私達がギャンブルとして「フジ・メディア・ホールディングス(4676)」の株を買うのも面白いかもしれない。(笑)

ちなみに「フジ・メディア・ホールディングス(4676)」の時価総額は約5150億円。

私はかつてはホリエモンのアンチだったのですが、近年、重要な人物だと考えるようになったし、ホリエモンのキャリアを考えた時、こういうメディアも傘下の一つに置いて彼がどこまでやれるのか是非見てみたい。でもかつての買収劇の時には「駄目だ」と私は考えていたのね。やっぱり当時の彼は彼の参謀も含めて若すぎた感がある。でも今なら良いと思う。(年寄りの私としては)彼には今でも気に入らないところはあるんだけれど、彼が日本のメディアの一角を手に入れたら本当に面白いことが起きるんじゃないかと、想像しただけでワクワクします。

フジテレビの何が悪いのか、それはなぜなのか。改革するとすればどこをどう改革するべきなのか。また改革するには、そしてそれを世間にアピールするには「どういう人物が重要なのか」がこの動画を見ると見えてくる。

 
 
 

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