FOS(フラクトオリゴ糖」やイヌリンが身体に良い、「腸内フローラを良くする」のは間違いがないと思っていますが、困ることがあります。
それは【そういうことに興味があるのは、家族の中では私だけ】ということ。(笑)
息子は結構、健康志向ですし、そういう「何を摂るべきか」「何を摂らないべきか」には関心がある方で、彼は彼なりに「MCTオイル」が良いとか「砂糖ではないどういう甘味料」が良いかとかを気にしています。また「蜂蜜」を使ってわけのわからない「健康食品」を培養したり、基本的には私に似ている性格。
だから「FOS、イヌリン」の話をしてもすんなり理解してくれます。
ところがヨメさんはそういうことに一切、関心がない人で、「健康志向ではないのではない」のだけれど、よくあるパターンで「なんでも食べて、偏食しないのが一番」というところで止まっている。
だからFOSだイヌリンだなんて全く耳を貸さない。
「野菜、食物繊維が重要」というのはヨメさんも常識として知っているから、必ずヨメさんが作る料理には「何らかの形の野菜は必ず付く」。
でも「現代の日本人には食物繊維が足りない」とか、ではどのくらい摂るべきかとか、そういうところまでは気にしない。肉料理でもなんでも野菜類は「彩り」「少量」でも必ず付けるけれど「それで十分かどうか」は考えない。
何十年も前の昔、ヨメさんが何から学んだのかは知らないけれど、それを今でもそのまま信じて実行する人。
「現代科学の進歩」はヨメさんには全く関係ない。(笑)
ヨメさんは「女性週刊誌レベル」で止まっていると言っても良いのかもしれないけれど、これを言うと怒られそうだけれど、世の中の大半の人達はそうだろうと私は思う。
だから「何が良い、何が駄目」なんて細かく考えることはなくて、結局、「何でも均等に、偏食をしないのが一番」という【納得しやすいところ】で止まる。
これは「炭水化物」「タンパク質」「脂質」を【どういう割合で摂るべきか】は永遠の課題だけれど、「均等に食べて、偏食しないのが一番」と考えるのと同じ。
でも私は、そういうのは「思考停止、思考することの放棄」だと思うタイプ。(笑)
そんなヨメさんだから、「FOS、イヌリンは良いよ」なんて話をしても、そもそもそんなものの存在自体を知らないし、私が勧めるのは「わけのわからない化学物質」ぐらいに思っているわけです。(笑)
「そうじゃないんだよ」なんて説明しても無駄で、「じゃ、良いと思うなら自分だけ摂れば良いじゃない」と突き放されてしまう。
ま、私の説明の仕方も悪くて「FOS、イヌリンが良い」というのじゃなくて、「チコリ、キクイモ、ごぼう、ニンニク、玉ねぎ、バナナ、アスパラガスを多めに摂ると良いらしいよ」といえば、「へ~~」となるのだろうと思う。でもそんな事を言っても「それを増やそう」なんてことは考えない。ヨメさんが考える「食べるものの組み合わせは完璧」だと信じている様子。
でもそれはそれでたいしたもんで、我が家は「偏食はしない家」を長年保たれたのはそういうヨメさんのおかげ。
でも現代科学で「より良い物が見えてきた時代」なんだから、私としてはぜひ取り入れて欲しい。
でも無理。
だから私は「私が作る料理にはFOSやイヌリンを入れる」し、どちらも「熱は関係ない」から、シチューやカレー、煮物、炒め物、味噌汁でも入れるようにしています。コーヒーやジュースでもOK.
ヨメさんが作った料理に関しては、各自の前に並ぶ前の「鍋に入っている状態」のときに、さっと混ぜてしまったり、自分が食べる分には「(これ見よがしに)FOSやイヌリン」を入れることがある。
これに当然、ヨメさんは気がついてるけれど、何も言わない。知らん顔。でもこれはヨメさんの優しさかもね。作った料理に何かを入れられて気持ち良いはずがないですから。でも私が入れているのは健康を思ってのことなのは知っている。
ああああああ、私が「FOSとかイヌリン」とか【わけのわからない名前】を言うから反発されるのかもね。【食物繊維で良いのがあるから、それを足そう】というだけでヨメさんの反応は変わるのかもしれない。
世間で「現代の日本人が摂る食物繊維は足りない」と言われるのは、そういう「腸内菌のエサとしても足りない」という意味だと私は思っていて、決して「便通」が良くなるとかそういうことじゃないと思う。
だから「野菜、食物繊維を増やす」のは良いと思うけれど、【FOS(フラクトオリゴ糖)、イヌリン】を摂れば、「そもそもそれは自然の野菜が含有しているもの」だから、良いと思うんですけとね~。
野菜の栄養素も同じで、現代は「促成栽培が主流」だから、ほうれん草にしても昔のものと現代のものとは「栄養の含有量が全く違う」と言われているし、促成栽培、水耕栽培でも栄養素を増やす研究は進められているじゃないですか。
だから私は、私が思う十分な野菜を摂っていたとしても「栄養サプリ」は摂ったほうが良いという考え方を持っています。
実際に「十分な栄養素、食物繊維を摂るにはどのくらいの量の野菜が必要か」を見ると、「とんでもない量」なんですよね。だから料理によく添えられる「レタス」なんて「全く食べないのも同じ」だと私は思うし、レタスから十分な栄養と食物繊維を摂るとしたら「バケツ一杯」食べないとならないのが事実だと思っています。
実際に「レタスの食物繊維量」から計算すると、もしレタスだけで私達が必要とされる食物繊維を摂るとしたら、なんと「6玉」食べないとならない。つまりレタスは「栄養源にはならない」のは間違いがない。でも「腹を満たす」「咀嚼回数を増やす」、そして「他のもの(オイル、脂質、他のビタミン豊富な野菜)と一緒に食べるプラットフォーム」の役割は間違いなくある。
そういう意味で昔の人がよく食べた「お浸し」って凄いと思う。山盛りのほうれん草でもお浸しにすると「これだけ?」なんて思うし、それは最近育て始めた「豆苗」も同じで、そこそこの量の豆苗も調理すると「お茶碗一杯の量」になっちゃう。
でも「お浸し」は好きだし、「豆苗」も美味しいし家族も喜んでいるから、栽培を継続しようと思う。
食物繊維に関して、AIを使ってまとめてみました。
分析報告:現代日本人の食物繊維摂取量に関する戦略的課題
見過ごされた「第六の栄養素」の危機
序論:静かなる栄養失調の実態
食物繊維は、かつて食べ物の「かす」と見なされていましたが、今や炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルに次ぐ「第六の栄養素」として、その重要性が広く認識されています。しかし、その一方で「現代の日本人は食物繊維の摂取が不足している」という警鐘が鳴らされ続けています。本報告では、この通説の真偽を公的データで証明し、その歴史的背景と健康への影響を明らかにします。
第1章:現状分析 – 本当に、そしてどれだけ不足しているのか?
この問題が事実であるかを、客観的なデータで確認します。
- 国の推奨目標値:
厚生労働省「日本人の食事摂取基準」では、成人男性で1日21g以上、成人女性で1日18g以上の食物繊維摂取を目標としています。 - 国民の平均摂取量:
最新の「国民健康・栄養調査」によると、日本人の平均摂取量は1日あたり14.4gに留まり、全ての世代で目標量を下回っています。
これは、平均的な日本人が、毎日「5g〜7g」もの食物繊維が不足していることを意味します。このギャップが、国民の健康を静かに蝕んでいます。
第2章:歴史的背景 – なぜこれほどまでに減少したのか?
この深刻な不足は、戦後日本の劇的な食生活の変化に根差しています。
- 「黄金時代」の食生活(1950年代以前):
主食は麦ごはんや雑穀米が主流で、副菜は野菜、きのこ、海藻、豆類が中心の伝統的な和食でした。これにより、日本人は意識せずとも1日20g以上の食物繊維を自然に摂取していたと推計されています。 - 食生活の「欧米化」という大転換(1960年代以降):
主食が食物繊維の少ない精白米やパンへとシフト。さらに、動物性タンパク質や脂質の摂取が増え、相対的に野菜や豆類の摂取が減少しました。この食生活の変化が、食物繊維摂取量減少の直接的な原因です。
第3章:戦略的影響 – 食物繊維不足がもたらす健康リスク
毎日「マイナス5g」の食物繊維不足が、具体的にどのようなリスクをもたらすのでしょうか。
- 腸内フローラの悪化:
善玉菌の最も重要な「エサ」が不足することで、善玉菌が減少し、有益な短鎖脂肪酸の産生も低下。便秘や免疫力低下に繋がります。 - 生活習慣病リスクの増大:
糖質の吸収を穏やかにする作用が弱まり、血糖値コントロールが悪化。また、血中コレステロール値の上昇や肥満のリスクも高まります。 - 大腸がんリスクの増加:
便のカサを増やし、有害物質の腸内滞在時間を短縮する効果が薄れるため、大腸がんのリスクを高める可能性が指摘されています。
結論と戦略的提言
「現代日本人の食物繊維不足」は、公的データに裏付けられた紛れもない事実です。この失われた「マイナス5g」を取り戻すことは、極めて重要な健康戦略です。
そのための戦略は、奇をてらったものではなく、「伝統的な和食の知恵に立ち返ること」にあります。主食に麦や雑穀を取り入れる、海藻やきのこ、根菜の小鉢を一品加える、といった意識的な行動が求められます。また、FOSやイヌリンなどのサプリメントで不足分を効率的に補うことも、現代における賢明な選択肢と言えるでしょう。