昨年の暮れにシドニーから次男坊家族が来ていた時に、バンサショッピングセンターの中にある中華の名店である「The Ming Room」に行ったことは書きました。
で、やっぱり美味しいなぁと。
10数年前、私が趣味の低温調理に目覚めたのは「美味しい蒸し鶏」を作りたいからで、でもどうやっても満足行くものは未だに作れないですが、「これぞ、私が狙う蒸し鶏」と思うような、私に言わせれば「完璧な蒸し鶏」がそのThe Ming Roomで出てきたわけです。
本当に唸るような、声も出なくなるようなショックで、どうしてこんな美味しく出来るのか本当に不思議。
その料理はこれ。
蒸し鶏のウンチクを書き出すときりが無いのですが、そもそも鶏肉は「大きく分けると3つの部位にわけられる」のね。それは【皮、白身(胸肉)、赤身(もも肉)】なんですが、厳密に言うとそれぞれ低温調理するときの【適温が違う】んですよ。
今流行りの「鶏むね肉のハム」(ハムじゃないけれど)は、63度がベストだと思うけれど、その温度では「もも肉は温度が低過ぎる」し、「皮は生のまま」という感じで食べられる状態じゃない。
だから有名店では「まずは熱湯で皮だけしっかり火を通す」ことをしたり、鍋の中に鶏肉を沈めるにしても「胸を上向きにしてお湯に浸からない」ようにしたり、様々なノウハウを駆使して火を通す。
でもその時間とか温度、お湯じゃなくてスープを使うとか、茹でた後は急冷してスープに浸けるとか、「蒸し鶏」って単純な料理だけれど、それだけに難しさがある。味付けだって重要で、どの程度、どんなスープに浸けておくかで出来上がりも随分変わる。それは「海南チキン」も同じ。
そんなことを10数年、試行錯誤してきて、最終的には「皮、胸肉、もも肉」はそれぞれ【別に火入れをして最後に合わせる」なんてこともしたり。
でも納得がいくものを作るのは難しいのね。だから今では「手をかけずに作って60点で上出来とする」という風になったけれど、久しぶりに「The Ming Room」で、【これ、これ、これなんだよ】というのを食べた。
そもそも「鶏肉」が普通のブロイラーじゃないのは見ただけでわかるし、スーパー等で買う鶏肉じゃ限界があるのかも知れない。
The Ming RoomってGrab Foodで注文できるのは前から知っていて、でも出来立てのを店で食べるのとプラスチックコンテナに入って冷めている、あるいは蒸れているものを食べても美味しいわけがないのでGrab Foodで頼むことはありませんでした。価格も結構高くて、デリバリで頼むものという感じじゃないし。
でもあの「蒸し鶏」の味が忘れられず、年末は日本に行っていて「The Ming Room」には行かなかった長男と相談して頼んでみることに。
Fast and convenient food delivery service in Malaysia. Disco…
この店は結構高いし、でも「量も多い」ので4品5品しか頼みませんでしたが、それを紙皿に取ってビュッフェスタイルで食べました。
で?
結論としては「夢は完全に壊された」と思ったし、もう二度とデリバリでは頼まないと決めました。
やっぱり「The Ming Room@Bangsa Shopping Centre」に行って食べるべきで、それも昼間のランチ時にして「点心を中心」にしてこの「蒸し鶏」も注文するのがベストだという結論。
残念でした~~~~~~。








