実験中

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相場の話です。

私はスイングトレード、中長期のトレードが苦手だというのはいつも書いていますが、その理由は私の性格によるものです。とにかく小心者のせっかちですから、イライラして駄目。実は数分のスキャルでももっと早く終わらせたいと思うくらい。(笑)

ただスキャルは体力勝負ですから年寄り向きじゃないんですね。だから違うやり方をずーっと模索しているわけですが、これならいけるかもしれないという手ごたえを感じているものがあります。手法やチャートの見方を変えるのは難しく、飛び乗り、飛び降りばかりやっていたのを矯正するにはまだまだ時間がかかりそうですが、どうにかなるかもしれないと思うようになったので、ちょっとご報告。

なんのことはない、対象商品を変えただけなんですが、値動きが大人しく、大きくうねるのでそこそこ安心して見ていられるというだけのこと。

それはGBP/AUDの日足です。まだやり始めて2ヶ月も経っていませんし、結論めいたことをいえるほど経験していないのですが、これなら行けるかもしれないという手ごたえを感じています。

こんな感じの動き。

このチャートでやっていますが、値動きがわかりずらいかもしれないので、見やすくしましょうか。画像をクリックすると大きくなります。

どうです?結構見やすい動きでしょ。これならハラハラドキドキせずに、毎日一回のチェックで十分。

別に他の通貨ペア、あるいはCFDの株価指数、株式でも良いのですが、こういう見やすい動きならなんでもOK。ただこの通貨ペアはスプレッドがかなり大きいのでスキャル向きではありませんが、日足を見てスイングトレードをするのなら全く問題がありません。チャートの横点線は50PIPSですから。またうなりが大きく100-200PIPS狙いもできますし、ここぞと思うところで50PIPS抜きでも良いと思います。

ただ私としてはスキャルの手法を日足で使うという方法ではなくて、トレンドを取ることを重視しています。とは言うものの波をいくつも乗り越えて保持するのは私にはやっぱり難しく、やっぱり一山狙いですが、その一山が大きい通貨ペアなので面白いと思っています。

ただし、ポジションを持っている時間(日にち)が長いので万が一を考えるとレバレッジも5倍までで、なおかつ大きなポジションは怖くて建てられません。でもま、値幅が取れるので今後が楽しみ。

また売買が忙しくありませんから、こういう対象商品でなおかつ日足でトレードということでしたら、サインの共有は難しくないですね。つまり、売買するときに参加者全員にメールやSNSを送ることも出来るし、またコピー売買をしたとしてもスリッページというか売買ポイントに大きな差は出ないはず。

これでうまく行くようであれば、みんなでニヤニヤできることになりますので、ちょっくら真面目に頑張ってみようと思います。

こういう値動きならどんなインジケータを使ってもどうにかなりそうですが、私としてはやっぱり慣れている平均足とHMAは手放せません。これと慣れたオシレータがあればどうにかなると思います。

私は出撃はピンポイントで出るということに生きがいを感じていますので(笑)、オシレータを多用しますが、これだけうねりがあればゆったり構えていても大丈夫だと思います。でも似たようなオシレータを並べるのはこれまた私の性格的なもので、それぞれの微妙な違いが私にとっては非常に重要なのです。つまりなんていうか、サインの出方に差があるわけですが、それが秒読みみたいな感じなんですね。最初のサインで出撃しないにしてもすぐに次から次へとサインが続くわけです。それが背中を押す役目をしてくれるということ。

また伸びきったところを見るのにも非常に役に立ちます。敏感なオシレータ、あるいはパラメータの短いインジケータですとすぐに買われすぎ、売られすぎを表しますが、それはそこで出撃撤退ということではなくて、やっぱり秒読みの役目なんですね。Money Flow Index(5)やStochastic(5,3,3)は敏感ですが、これのサインはそろそろ準備せよというサインとしていて、安全重視で動きを確認したいとき、利を伸ばしたいときにはもう少し我慢しないと駄目で、その確認はQQE(5)で見るようにしています。

またこのチャートのようにうねりが大きい場合に有用なのがFisherで、私はFisher_org_V12(10,4)を使っていて、スキャルの時にはシグナルラインしか表示させませんが、うねり取りの時には二本とも表示させて、クロスをしっかり目視すると出撃撤退のサインとして使えますし、またオシレータですばやく動いた時の確認にも使えて良いと思います。

Fisherの動きは結構好きで、そこそこ敏感であるけれどゴチャゴチャ動かないし、天と底で伸びるような動きをするので非常に見やすいです。

ちょっと拡大してみましたが、それぞれのインジケータの微妙な違い、またそれらを並べることの意味がおわかりになるでしょうか。クリックすると大きくなります。

下段にあるラインに丸が付いて動くインジケータはWPR_T3(14)、そしてHMAの様に上昇下降で色が変わるのはTHV4_Trix_v1(20,35)ですが、これらが出すサインは1-2本遅れるのですが、まぁ、確認の為の気休めにはなるということと、そして大事なのはこの二つのインジケータはダイバージェンスが綺麗に出るんです。まぁ、このインジケータでなくてもダイバージェンスがわかりやすいインジケータなら何でも良いのですが、私は基本的に上昇下降で色が変わるものが好きですし、またサインは遅いものの見やすい、わかりやすいし、これと中段にも表示している非常に敏感で大好きなMoney Flow Indexと組み合わせると非常に使いやすい。お勧めです。

ただ、ダイバージェンスが出やすいということは、値が上がっているのにラインは下降して赤になるケースも多く、ダイバージェンスがなんなのかわかっていないと混乱すると思います。でもこの逆行、それも色がちゃんと変わることによる良さって非常に大事で、私はトレンド変換ポイントは狙わないといつも言うものの、この逆行が綺麗に出たときには天井、あるいは底を判断して出撃することがあります。

私の場合はテクニカル云々というより、いかに欲望と恐怖でぐちゃぐちゃになるメンタルを押さえつけて安心して出撃撤退できるのかが何よりも重要なので、こういうインジケータを使うと心理的に非常に楽です。プレッシャーから逃れられれば相場そのものは簡単なのかもしれませんね(相場師だったオヤジの口癖でした)。

ですから自己コントロールのうまい人はこんなゴチャゴチャしたチャートはいらないと思います。それこそ平均足と移動平均、それにオシレータが1,2本あれば十分なんでしょうね。

それとついでと言っては何ですが、スパイクが大きく出る動きのときに平均足を使うのは非常に危険です。平均足は移動平均と同じ特徴があるわけで、早い動きには対応できませんから。ですから移動平均を表示せずにローソクなりバーなりで見ないと駄目なときがあります。あるいは基本的に平均足は使わないという選択も良いと思います。

私は平均足がないとトレードできませんので常用しますが、それでもたまにローソクで表示させることがあります。ただ、その時でも移動平均の色変わりは知りたいので、上段のチャートと中段のインジケータの間に平均足の色だけを表示させる帯を使っています。

普通のローソク足と、平均足の色変わりの帯。黄色の矢印の帯がそれです。HeikinashiDirectionというインジケータ。

またうねりが大きい場合は平均足も良いし、HMAがかなりの威力をはっきするのはおわかりになると思います。平均足のチャートに重ねてある色変わりする移動平均線ですが、この色変わりをローソクなりバーなりに反映させるインジケータもあります。

私はHMAはパラメータ60を一番重視するのですが、HMA60とその色変わりをローソクに反映させるとこんな感じ。これでトレンドを見て、あるいはHMAとの位置関係を見て、トレンド方向の波に乗るという方法をとります。その出入りポイントはオシレータで探すわけです。

ま、こんなものはいらないって言えばいらないわけですが、私の場合は視覚に訴えてくれる指標が非常に大事で、こんなものを使うこともあるってことです。

また、このHMAの色変わりを帯で表示したり。上の帯はHMA15、下はHMA60。

この色変わりが起きると音が出るような設定もできる。ただこのインジケータはプロに頼んで作ってもらったものですので、配布ができません。ごめんなさい。

ま、思いつくままいろいろ使っていますが、その使い分けをどう変えるかというのは、実は自分の心の動きなんです。自信が無いとき、かったるいとき、やる気満々の時、それぞれ見たいチャートが変わってきます。 (笑)

興味のある方は是非いろいろ試してみてください。自分に合うチャート、時間軸、そしてやりやすい対象商品が必ず見つかると思います。

今日、載せたGBP/AUDですが、こういう動きをする通貨ペア、あるいはCFDでも先物でも良いですが、似たような動きをするもの、また時間軸で言えば日足が良いのですが、何かありましたら是非ご紹介ください。GBPがらみは動きが似ているようですが・・・・。

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書いた後、読んでみると勘違いするような書き方に思えたので補足します。

大きな転換点を見つけるのは無理だと考えるべきだと思います。ただ今回の話は大きくうねる珍しい動きをする通貨ペアなので面白いということでしかなくて、本来、トレンドの変換点は狙うべきではないんですね。

ではどういうポイントを狙うかというと、トレンドの中の押し目、戻りで出撃という方法をとります。トレンドを見るのは私の場合はHMAが主です。その他、このチャートではBBand_stopというインジケータも使っていますが、これはまぁ、おまけ。前に紹介した移動平均のパーフェクトオーダーを見る00_Mac5も同じ。

で、私のスキャルの手法ですと狙う場所はこういう場所です。黄色の丸で囲んだ場所。赤丸で囲んだ場所はトレンドの転換点ですが、ここでの出撃(逆張り)は非常に危険だと思います。

中段のオシレータのところを見てください。黄色で囲った場所ですが、この窓にもHMAを表示させていますが、トレンドが上昇している中でオシレータが下がって上がる場所。あるいはトレンドが下降している中でオシレータが上がって下がる場所。こういうところで出撃すると勝率はかなり上がるはずです。でも気持ちとしては赤丸で逆張りをしてトレンド変換点を捉えることができると非常に気持ちが良いし、値幅も大きいかもしれませんが、これって結構負けることが多いと思います。

ただし、チャートの右の方に緑色のラインを引いた場所。これがダイバージェンスです。値は上がっているのにインジケータの山は低いですよね。これが綺麗に出たとき、あるいはこのケースでは出ていませんが、高値なのにHMAを超えられないことがあるんですね。こういうときにはもう上昇力はここまでと判断して逆張りをすることもありますが、まぁ、こういうところは狙わなくてもスキャルの場合はいくらでも出撃チャンスはありますから、トレンドの中の小さな山を取るだけで十分だと思います。

良く「頭と尻尾はくれてやれ」と言いますが、真ん中だけ取ろうというのもまだまだ欲深いと私は思っています。25センチの秋刀魚だとしたら、ど真ん中の美味しいところだけ2-3センチ食べれば十分という考え方が私の手法です。(笑)

でもこのチャートも結果論で、トレンドが形成されていると思って出撃したら、ほとんど動かず反転することも少なくありませんが、そういうときには迷わず撤退。次の波で勝てるかもしれないなんてことは絶対に考えないことが大事だと思います。またその反転の位置関係によってはドテンで出撃すると良いケースもある。ただ慣れない間は見逃しても良いと思います。

私がスキャルを薦めるのはここにも理由があります。とにかく無理をしなくてもいくらでもチャンスは来るんですね。ところが日足を見ながらのトレードですと、そのチャンスを逃したら次のチャンスは来月、再来月かもしれない。そうなると普通の人間は焦りますから、無理して出撃することが増えちゃう。

待つことって実は出撃、撤退より難しいんですね。でもスキャルなら一服している間にまたチャンスが来るからOK。

でもま、今回の話は、そういうスキャルの手法じゃなくてもどうにかできないかという実験で、それが成り立つような動きをする通貨ペアがあったという報告です。

手法はトレーダーの数だけ存在するといって良いはずで、いろいろな手法、考え方がありますが、私としては「負けない手法」に拘っています。たとえ小幅でも構いません。勝つことより負けないことが大事だというのが私の信条。小幅でも勝てるようになれば、あとは枚数を増やせば良いし、勝てる自信があれば瞬間芸ですから怖くはありません。でもトレンドの変わり目を捕まえようとしたり、大きな値幅を取ろうなんてことを考えていると、勝ったり負けたりが延々続くのが普通で、結局、枚数も増やせず小遣い稼ぎで終わるのだと思っています。ドローダウンが大きな手法も将来性はないと思っています。度胸がある人なら大丈夫なのかもしれませんが。(笑)

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