久しぶりに「ウナギ」を食べたいとヨメさんが言うので、買ってこようと思ったんですよ。
ところが値段を見て唖然。とうとう40ドルを超えて46ドルだったかな。スマートなウナギ1匹、もちろん冷凍のアレ。日本食材店での価格。
じゃぁどこ産だか良くわからない、もっとスマートで半端じゃなく甘いウナギも売っているのでそれを買おうかと思ったのですが、それは半額以下とはいうものの、なんだか納得できずにパス。
ということで普通のスーパーならどこにでも売っているBASA(ナマズ)を買いました。って全然ウナギつながりじゃないんですが、ナマズの蒲焼きをやってみようかと一瞬思いました。(笑)
このBASAってメチャクチャ安くて、1キロ10ドル。安い時には7ドル前後で売っていますし、フィッシュアンドチップス屋でも必ず置いていて、一番安い魚。ニュージーランドホキも安いのですが、私はBASAの方が美味しいと思っています。
これって白身の魚で癖がなくて、何の料理にでも使えそう。でも癖が無さ過ぎますから強い味付けには似合わない。
私が好きなのは普通のフライです。
家に帰ってからそれを久しぶりにつくろうと準備をしていたら、なんとパン粉がどこを探しても見つかりません。無いはずはないのだけれど、ヨメさんに聞いてみたら使ってしまったとのこと。
しょうがないのでムニエルにしました。
こういう写真では大きさがわからないと思いますが、一枚(半身)がかなり大きくて、普通の平均的な日本人だとこれ一枚で2人前はあると思います。でも私はご飯を食べませんので(糖質制限を再開しました)、これで一人前。この大きさで300グラム以上はあるはずで、これだけでお腹いっぱいになります。原価は300円かそこら。こんなに安くて美味しい魚はオーストラリアにおいては他に知りません。
これを自家製タルタルソースで食べようと思ったところ、それもいつのまにか冷蔵庫の中から消えていました。ったくも~~~。ウースターソースで食べるのも好きなのですが、何を思ったかポン酢にしました(笑)。でも旭ポンズ。美味しい~~~。
BASAって良いと思います。
実は私の息子たちもこのナマズには随分お世話になっていたようで、長男も次男も一人で生活していた時にはこれを結構食べたそうです。でも安いからという理由だけじゃないんですね。かなり美味しい。
他の一般的な魚だと、ちょっと高いどころじゃなくて3-4倍するんです。フィッシュアンドチップスでも同じ。でもそれだけ美味しいかというとそうでもなくて、魚臭くて美味しく無いと思う魚も多い。でもこの魚臭さってのに慣れ親しんでいる人には美味しさになるからなんとも言えず。
今年はこのBASAを少し研究してみたいと思っています。
家で作るのはこのムニエル、ソテー、塩焼き、そしてフライが主で、以前、ぶログにも書きましたが、これで作る「さつま揚げ」もかなりイケると思います。(さつま揚げを作った時の日記)
多分、これの塩麹漬けも美味しいと思うし、薄く味噌漬けにしても良さそう。日本人は「ナマズ」と聞くとしり込みするのが普通ですが、これをよく買う日本人って決して少なくないんですね。でも皆さん、どういう風に調理しているのかはわからず。
なにか面白そうな料理があったら教えて下さい。
検索しても流石に「ナマズ」ですから、レシピもほとんどないのと同じ。でも上品な白身魚と言って良いはずで、いろいろ調理法はあるんだろうと思いますが、私にはわからず。
もしこのナマズじゃないにしろ、何かひらめくレシピがあったら教えて下さい。
ただこのBASAって買ってきた状態ではちょっとヌメリが強いんですね。それがちょっと気に入らないのですが、我が家では塩を振って10分程度放置し、その後流水で洗っていますが、それに関しても何かうまいやり方があるでしょうか。湯通しするのも良いかなと思っていますが、その辺の知識は私には皆無。
BASAって世界中で売られているようで、でも呼び名が違うかもしれませんが、もし食べたことが無い方は是非試してみたら面白いと思います。ナマズというと食欲がなくなる方が少なく無いと思いますが、これ良いと思います。
日本ではお弁当や給食によく使われているとのこと。白身のフライだとコスパが良いのでしょうね。これって日本の普通の魚売り場に並んでいるんだろうか。