しかし日本の株式市場は凄い勢いですね。私は見ているだけですが。 (笑)
日経平均株価が1万9000円に乗せる、2000年4月以来 – Bloomberg
私の使っている銀行は投資関連のコンサルもやるんですが、最近の動向として頼みの綱の豪ドルも下がる一方ですし、債券の金利もガタ落ちで、世の中の投資家は株式にシフトしているからダボさんもどうですか?とのこと。
ったく、簡単に言うなよな~~~。
今更?なんて私は思うわけですが、配当の利回りが良い優良株もあって、債券を持つより良いという考えが広まっているとのこと。
ま、そうだろうなというのは市場を見ていればわかりますが、私って天邪鬼ですからこういう話には乗れません。
日経225の週足。凄いですねぇ。どこまで行くんでしょうか。
こういう上昇トレンドには着いて行くのが投資の基本だとは思っていますが、こうして過熱して伸びきったところで「買いませんか?」って言われてもねぇ。チャートから言えば絶対に買う場所じゃないんですね。でもこういう過熱してる場所だからこそ「買わないと乗り遅れる」と思うし、下がっていると「このままだと地獄に落ちる」を感じるのが深層心理の動き。これに耳を傾けると良いことは一切ないんですね。(笑)
でも将来のことはわかりませんから、このまま2万円を越して3万円にチャレンジなんてことになるかもわかりません。あのバブルの時も同じ。あの当時は私は株を持っていましたが、3万円を超えてきたところで全部整理しました。その後、4万円に挑戦という動きになったわけですが、私には一つの「決め事」があるんです。「大衆は常に間違える」というのは事実だと思っておりまして、世の中が「株を買え~~」という雰囲気になったらもうそこで終わりだと判断します。あのバブルの頃ですが、株なんか手を出したことのない家庭の主婦やOLが株に血眼になり、巷は株の話で持ちきり。本屋を見ると時代の流行りがすぐにわかりますが、株関係の書籍がすごいことになっていました。
それを見て、「そろそろ逃げるべき」と私は判断したのですが、でも早すぎた。(笑)
こればかりは本当に難しいと思います。いろいろ予想しても「将来のことは絶対にわからない」わけですから。でもいろいろ勉強するとわかるような気がするんですね。そして自分と似たような考え方を持っている著名人の発言を一生懸命探しだして、良し、間違いがない!なんて思うのが人間の性だと思っています。「将来がわからない」のは「勉強がたりないから」だと多くの人は思っている様子。
相場が上がっている時には買い上がる。下がっている時には売り叩くのが基本中の基本で、将来の読みは邪魔になるくらいにしか私は考えていません。
では今は買いどきか?
どうなんでしょうね。でも売り向かうのはもっと危険だと思っています。
ま、見ているだけってのは、あとで「損した」って思うことも多いですが、実際には損もなにもないわけですから、私はやっぱり静観させてもらおうと思っています。そして私にとっては、将来を予測しながら大きなお金を動かして儲けることよりも、毎日毎日の利益の積み重ねこそが「稼ぐ力」で一番大事だと思っていますから、やっぱりそこだけを真剣に考えていくつもりです。
しかし、債券の利回りは恐ろしいほど低くなりましたし、困っている人はたくさんいるんでしょうね。本当に頭が痛いです。インフレを考えますとマイナス金利がついているようなものですから、ボケーっとしているわけにはいかないのですが、おいそれと大事なものを動かすことは私には出来ません。ま、それが大きくなれない自分の限界だと思うのとともに、それがあったから今でも生き延びていられると思うのです。
資産防衛という視点ならわかりますが、「収入が足りないから株でも・・・」なんてのは地獄への片道切符だと思っています。