酢豚って結構好きなんですが、今まで一度も作ったことがありません。最近、調理実験をいろいろやるようになりましたが、酢豚を作ろうと思ったこともなし。理由は簡単で、「おもしろそうじゃない」から。(笑)
ところが2,3日前からヨメさんに酢豚を作ってくれと何度も言われまして、「しゃーないから作ろうか」と思って作ってみました。
レシピは何度か見たことがありますし、全く難しさもないと思いましたし、今回も作る前にいくつかの動画レシピを見て確認。
ところがですねぇ、やっぱり簡単じゃないんですね。合わせ酢がどうもうまく行きません。
野菜はタマネギ、ニンジン、緑のピーマンだけで、わざわざこの為に赤ピーマンを買う必要もないとおもってこの三種だけ。肉は肩ロース。でも毎度のことで準備した肉が多すぎました。(笑)
ここまでは順調に行ったんですよ。野菜も油通しをして火を入れて、豚肉も軽く味付けした(塩コショウ、紹興酒、全卵、油)ものに片栗粉をまぶして揚げて・・・
さて、仕上げと思って合わせ酢を作ったのですが、どうしても納得できず。いれたものは水、紹興酒、醤油、赤酢、ケチャップ、パイナップルジュース。でもなんだかピンと来ないつまらない味。
砂糖を使わない(糖質制限のため)代わりに代替甘味料を入れたのですが、まさかここまで甘くはならないと思ったのに半端じゃない甘さ。結局、この合わせ酢は廃棄。
ヨメさんに助けを求め、最初から作りなおししましたが、オイスターソース、中華ダシの素のウェーバーを若干足したら、まぁ、そこそこの味になったので、トロミを付けてすべての材料を投入。出来上がったのがこれ。
まぁまぁなんですが、ケチをつければいくらでもケチを付けられる出来上がりで、納得行かず。揚げた豚肉ですが、日本の酢豚ってどんな感じは私はとっくのとうに忘れているのですが、こちらの酢豚は豚にしっかりした衣がついた「揚げ物」って感じなんですよ。それにちょっと合わせ酢が絡んでいる感じ。私はその方が好きで、動画で見た(日本の)レシピでは揚げ方が足りないと思いました。
ということで、残っていた豚肉にしっかり衣をつけて揚げてみました。衣が「コロモ~~~~」って主張するぐらいに。(笑)
それを余っていた野菜の中にいれてサッと合わせました。でも酸っぱみが足りないので「パイナップルジュース」を少々。
見た目は上と殆ど変わりませんが、歯ごたえがまるで違います。合わせ酢が絡まっていますが、揚げた豚はまだサクっとした歯ごたえが残っています。
最初からこういう風に作れば・・・とは思ったものの、これは単なる私の趣向でしかなく、一般的にこれが良いのかどうかはわからず。そして、これならOKとは思ったものの、食べた後の口の中に酸っぱみやウェーバーの中華ダシが残ったまま。
やっぱり、根本的に何かを間違えているんだろうと思いました。
簡単な料理だと思っていましたが、やっぱり簡単な料理なんてないんでしょうね。また簡単に見えるからこそ難しさもあるんだろうと思いました。
でもま、2,3日の間「酢豚、酢豚」とうるさかったヨメさんは満足したようですし、長男も「店で食べる酢豚みたいに甘ったるいこともないし美味しかった」ですと。
有名店の酢豚ってどんなんだろうか。食べてみたいなぁ・・・・・・。