いかに手抜きで低コストの「飲むヨーグルト」を作るかいろいろ実験しています。
今回は「スキムミルクだけで作ったヨーグルト」。
今までは砂糖、ブドウ糖(グルコース)、代替甘味料(難消化性食物繊維)などを入れて実験してきましたが、スキムミルクだけの場合は思ったようなものができないかもしれないと想像していました。
でも結果は全く問題なく出来上がりました。低脂質で良いと思います。物足りない感じはありません。
ただし、甘みが少ない。かなり酸っぱい。そのままでは食べる気がしない。(笑)
当たり前といえば当たり前で、スキムミルク(粉)を溶いた時点で飲んでも甘みが少ない感じがしますから。そして乳酸菌はその中に入っている乳糖をエサとして分解しますから、ヨーグルトの甘みはもっと少なくなる。
ま、基本のヨーグルトとしてはこれで良いと思います。出来上がって冷蔵庫に入れるときに「飲みやすいように」ブレンダーでスムーズにしますし、この時に甘味なりなんらかのフレーバーを足せば好きなように調節出来るわけですから。
ただ、逆を言えば、出来たものをそのまま飲むのは無理。これは砂糖を入れた場合も同じで、ヨーグルトとして固まりますから、それを崩さないと「豆腐を飲む」状態になる。(笑)
気になるのは牛乳だけ、あるいはスキムミルクだけで「エサが十分なのかどうか」。私としては「十分」より一歩進んで「乳酸菌の数を目一杯増やしたい」わけですし。
普通に(酸っぱい)ヨーグルトが出来ますからこれはこれで良いとは思いますが、ネットを調べてみますとやはり糖を入れると発酵が早くなるのは間違いが無いようで、今後は「血糖値の上がらない」ものを使って、しかし乳酸菌に取っては「酒池肉林」のお祭り騒ぎ状態をつくろうかと。(笑)
あるいは一番単純な糖で乳酸菌にとっても一番吸収が楽であろう「ブドウ糖(グルコース)」を若干いれるだけでもスターター、ブースターとして良いかも。最初の立ち上がりが早くなるだけでかなり違うはずですもんね。時間短縮にもなるんでしょう。その代わりそれは最終的には全部分解してくれないと人間が困る。
牛乳、スキムミルクは「甘い」というほど甘くはありませんが、乳糖はショ糖の4割ほどの甘さしか無いとのこと。ですから強い甘みを感じなくても乳糖の量はそれなりにあるってことですね。
で、最後の我々にとっての甘さは「血糖値があがらない」ラカントSなどに使われている「エスリルトール」で調整する。
ああああ、今回は培養スピードが上がるように温度を42度に設定しました。やっぱり早く出来る感じ。その辺は適当ですが、スピードより菌数を増やしたいです。
ネットを見ますともう少し温度を上げても大丈夫そうな感じはするのですが、種に使っているヨーグルトは何種類もの菌が入っていますし、下手に温度を上げてしまうとそれに耐性のある菌だけが元気に増殖する状態になるかもしれず、味見をしてもわからないでしょうから(笑)、42度辺りで止めておこうと思っています。
今のところ、このヨーグルトを種にして、この量で4リットルのヨーグルトを作っています。コスパ最高(笑)。ただ、今の時点では出来たヨーグルトの再利用はまだ実験していません。
それは今後の課題ですが、それで問題がなければネズミ講状態ですね。(笑)