今日は久しぶりにオーガニックの黒豚のショルダーを買ってきました。ブロックね。
2キロちょっとで30ドルぐらい。骨が入っていますが値段としてはスーパーと殆ど変わりませんね。でもオーガニックで黒豚なら。\(^o^)/。
ところがですねぇ、これを見てくださいな。こんな脂肪分の少ない豚って見たことあります?
体脂肪率数%かもしれない。(笑)
結局ですね、いつも日本とこちらと肉が違うとブツブツ書くのはこういうことなんですよ。しっかり脂肪も乗って、赤身のところは霜降りになっているから美味しいのに、そういう豚はこちらでは敬遠される。
前にも書きましたが、世界的な健康ブームでオーストラリアの養豚業者は1980年代に脂の乗りが鳥の胸肉と同じ程度の豚の開発を始めたんですね。そしてそれに成功した。だから養豚業者が生き残ったようなもんで、もし脂の乗った豚を作り続けていたらオーストラリアの肉事情は随分変わったかもしれませんね。
でもこれほど脂のない豚肉は私も初めて見ました。スリムなんてもんじゃなくてアスリート、いや、ボディービルダーみたいに脂がない。
こちらでは「豚みたいにブクブク太って」というのが成り立ちませんね。
ダイエットに成功すると「お?痩せたね?豚みたいになったじゃないか」なんていうのかも。(笑)
ああ、それとですね、私が楽しみにしていたのは黒豚の背脂なんですよ。でも無かった。
聞いてびっくりですが、最近、背脂を買いに来るアジア人がちらほら出てきたそうです。だから多い時には12パックぐらいあるのに、売り切れることもあると。日本人?と聞いたら、わからないと言っていましたが、まさか私がここに書いたからなんてことはないですかねぇ。
オーガニックの黒豚の背脂なんて、そんなものは普通の肉屋じゃ売っていませんし、嬉しい人には嬉しいはずですが、でも私が買いに行くといつもない状態。
ふと、こういうことは内緒にしておいたほうが良いのか、そんなやらしいことを一瞬考えちゃいましたよ。他人様は喜んでも自分は買えないんですから。
でも冗談ですよ。なにか面白いものを見つけたらガンガン書きますからお楽しみに~~。
あ、そうそう。それと鶏肉も買ってきました。オーガニックの鶏ですが、頼むと好きな部位を好きなように切ってくれます。ですから今日は「もも肉のスキンオン、オフボーンズ」を頼みました。腿って足の上肢の部分だけね。それの皮付き、骨なしです。
世間話をしている時に「オーストラリア人って鳥の皮は嫌いなんでしょ?」と聞いたら「ウンウン」との答え。スーパーの鶏もパックに入っているのはほとんど皮なしですし。
そこで「私は皮が好きだし、もし皮だけ取っておいたら日本人が買いに来るかもよ。日本人は鶏の皮を好きな人が多いから」と言ったら「ほんとか?」ですと。(笑)
「じゃぁ、今度から皮だけ冷凍しておくわ」ですと。彼らも皮の処分は困っているはずなんですね。それなりの量の鶏肉をさばいていますから皮の量もかなり出るはず。
皆さん、買いに行ってくださいね~~~。
私も余計なことを言って、誰も買いに来なかったら私が責任をとって買わなければならなくなるし。
これって冗談じゃなくて、前に「背脂」を取っておいてくれと頼んだわけですが、その後、久しぶりに行った時に、「なんで買いに来ないんだ。冷凍庫に一杯取ってあるのに」って小言を言われたことがあるんですよ。そして冷凍してある背脂の袋に私の名前が書いてあった。(笑)
背脂って中国人の肉屋でも売ってないんですよ。っていうか店には卸すんでしょうが店頭には並ばないのね。パイコ(豚の軟骨)もそうで、10キロ単位じゃないと売らないと言われたこともありました。ですからこの店で背脂を欲しいと初めて言った時に、「何に使うんだ?」とかいろいろ聞かれてこっちが驚いたくらい。「買う人はいないの?」と聞いたら「いない」と言っていました。
でも今じゃアジア人が背脂を買いに来る。面白いですね~~~。私も売上協力できたかもしれない。
それが理由かどうか知りませんが、今日は鶏肉の腿を4枚買ったわけですが、丸ごと2羽の鶏をさばいて、2羽分の皮をただで全部くれました。(笑)
オーガニック専門の店で豚、牛、鶏もオーガニックのフリーレンジ。
Gold Coast Organic Meats
Shop 4 Bronberg Plaza Shopping Centre
150 Slatyer Ave, Benowa
黒豚ですが、彼らはKurobutaとしては売っていません。そもそも黒豚ってイギリス原産のBerkshire種なんですね。だからBerkshireだと言えばそれは黒豚だと思っていいわけです。
イギリスのBerkshire。
ただし、問題があります。
この黒豚もフリーレンジの鶏(いわゆる地鶏?)も普通のスーパーで売っているものと味の違いはないかもしれないってこと。(笑)
結局、日本みたいに手を掛けて育てないんですね。近年オーストラリア産の和牛の味がどんどん落ちているのもそういうことなんだろうと思います。