ヨメさんが(珍しく)一人で買い物にでかけて(彼女の大好物である 笑)即席ラーメンをいろいろ買ってきました。私はエースコックに育ててもらったようなもんですが、いつの頃からか即席ラーメンが全く食べられなくなり、どれが美味しいとかまずいとかさっぱりわからず。
自分が即席ラーメンが駄目になった理由はよくわからなくて、多分「揚げ麺」が駄目なんじゃなかろうかと。即席ラーメンでもあの安いマルタイ棒ラーメンとかは食べられますし。また韓国のジャジャ麺(これが安くて美味しい)とかも大丈夫。でも日本の殆どの即席ラーメン、カップラーメンは一切食べられなくなりました。
ヨメさんが買ってきた中でこんなのがありました。ベトナムの「フォーガ」。フォーはフォーで、ガというのは鶏肉のこと。でもなぜかタイ産。1個2ドル。
開けてみるといかにもフォーの感じ。乾燥米麺が入っている。それと粉と液体の調味料。そして折りたたみ式のフォーク。
調味料を出して・・・・
熱湯を注ぎ3分。熱湯を注いだ時にあのフォー独特の良い匂いが・・・
匂いを嗅いだらかなりよさ気。
食べてみたら美味しい~~~。まさにフォー。これなら良いわ~。小腹が空いた時にこれなら十分。これに必要ならホイシンジャン(海鮮醤)なりチリソースを入れるとか、ライムでもあればキュッと絞ればかなり良くなるはず。モヤシなりコリアンダーでもあればほぼ完璧。
でもですねぇ、カップに書いてあるのをいろいろ読んでみたんですよ。するとこれは鶏のフォーですが、アーティフィシャル・チキン・フレーバーと書いてある。つまりこれって本物の鶏じゃなくて人工で作った味。orz
美味しいからそれでも良いのですが、私ってこういう人工のものでも美味しいと思うし、本物との違いがわからないことにガッカリ。もし私が気に入ってるオーストラリアフェアの中のベトナムフードの店で、これに野菜だの鶏肉だの入っていれば「美味しい~~~~~」って食べるはず。
困りましたねぇ。私のベロは大した性能がないのはわかっているものの、そしてこういう調味料系の化学薬品も進歩しているにしても、それらの違いがわからないのが良いことなのか悪いことなのか。
食べることにはウルサイような私でも、実はこんな程度。(笑)
しかしプロ(店舗も)が使うこの手の化学薬品って今は色いろあるんでしょうね~。凄く興味があります。かなり面白い世界じゃなかろうか。いろいろ手に入れて比較実験してみたいです。
インチキものばかり集めて料理して、どこまで美味しく作れるかなんてのも面白いでしょうね~~~~。もしかすると今の時代、味の素なんてのは初歩の初歩で、大量に使っても全く違和感がなくて「美味しい~~」なんて客が喜ぶ調味料もいろいろあるんじゃないですかね。これだけ科学技術が発展している世界で、料理化学は味の素で止まっているわけがないですよね。