ビレッジグローサーでもB.I.G.でも日本食が置いてあるところではなくて、冷凍庫に入った「海産物」がありますよね。
あのサバのフィレの冷凍は安くて美味しいと思うけれど、Dory（Basa ナマズ）、エビ、ホタテとかいろいろある。その他、わけのわからないのがありますが、今まで試していなかった「魚の切り身」を今回試してみました。
赤い魚は形から想像するに「頭の大きな魚」みたいですね。ということは深海魚系で楽しみです。これは「Atlantic Sebas Tus Harinus FI」と書いてある。そして下のは「Arrow Tooth Flounder Portion」とある。
値段は赤い魚が15.18リンギ。下のは5.15リンギ。安いと思います。
さて「Atlantic Sebas Tus Harinus FI」ってなんでしょうか。調べてみたところオーストラリアでは「Perch」と呼ばれている「カサゴ科」の魚の様子。これは行けるかもしれない。
「Arrow Tooth Flounder Portion」はFlounderですからカレイの仲間。煮魚に良さそう。
ところが冷蔵庫で解凍してみたらベチョベチョ。水の出方が半端じゃない。なんでこうなるんですかねぇ。
しゃーないのでとりあえず塩水で洗って、カサゴ科の方は塩焼き。カレイは煮物は面倒なのでバターソテーにしてみました。
焼いている間も水が出ること出ること。食べてみたところ身は良い感じ。まさにカサゴのホロっと身がほぐれる感じで、鯛系のぱさつく感じは無し。
味は・・・。難しいなあ、この評価は。美味しいかと聞かれれば美味しくないんだけれど、うーむ、我慢できる境界線上から駄目な方へ一歩落ちたって感じかなぁ。でも調理法によってはどうにかなるかもしれない。また買ってくるか？と聞かれたら・・・・。あああ、鍋に入れたらどうにかなるかも。う～～～む、難しいか。
ではカレイのバターソテーは？
ベチャッとした感じはなくて、ちょっと身がしっかりしているカレイってところかな。味は、カレイの味はしない。（笑）
でもこれってオーストラリア人が大好きな魚の味だと思いました。癖がない白身。（何を食べても同じみたいな）
これのほうがカサゴ科の魚より良いかもしれないけれど、日本人に取ってはどうでしょうか。煮たらどうなるんだろうか。これもまた買うか？と問われると・・・・。ま、今年中に買うことはないはず。
難しいですねぇ。
これらってきっと元は悪くないんじゃないかと思うんですよ。でもベチャベチャになるってのは扱いが悪いからじゃないですかね。これは私がオーストラリアでよく食べた「Dory」は問題ないのに、マレーシアで売っている冷凍のDoryは解凍するとベチョベチョなんですわ。
そうかと思えば、ビレッジグローサーでは冷蔵の棚に解凍してパック詰めされたDoryがありますが、これは解凍時の水分を綺麗に落として、なおかつ身の水分も吸い取ったんじゃないかと思うくらい水分が少ないのね。で、食べてみると歯ごたえが「高野豆腐」みたいな「乾き」を感じる歯ごたえ。いわゆる「冷凍モノ」の歯ごたえ。
Doryって決してそんな魚じゃないんですよ。オーストラリアで広く売られているDory（オーストラリアではBasaという）も同じ冷凍ですが、マレーシアのみたいにはなっていない。
これらはやす～～～～～いメイカーから買っているからなのか、それとも流通過程でおかしなことをやっているのか。
でも不思議なのは「サバ」は全く問題がないってこと。
魚はシャケ、サバ、サンマ、ホッケ、シシャモ（カペリン）かあとはちょっと高いけれど「トロアジ」とかその辺で我慢するしかないのかな。あとはローカルのマナガツオ系、ハタ系か。
日本食品の卸業者から買えばなんでも手に入るけれど、値段が値段だから普段の食事にはなりえないし・・。
結局、エビもそうだけれど、マレーシアは流通に問題がありそ。活エビは抜群に美味しいけれど、スーパーで売っているエビなんて黒くなる一歩手前だし。生のむき身で売っているエビは悪くなりそうなやつからむき身にしているはずで、臭いのが普通。エビを食べるなら活エビじゃなければ、「冷凍のブラックタイガー」の方がよっぽど美味しいですもんね。
マレーシアもエビが豊富なんだから、すぐ冷凍しちゃえば良いのにって思うのだけれど、そんな設備もなければ、そんなことをしたら返って高いものになっちゃうのかもね。日本人にしてみれば冷凍エビの方が美味しいなんて考えられないことだけど・・・。
マレーシアって海産物好きには辛い国だわ。
市場へ行って探すしか無いのか・・・。面倒くせ～～～～～。
