イポーでは美味しい食事を楽しみに・・・
イポーの「The Banjaran Hotsprings Retreat」で二泊してきましたが、何度も書いている通り、今回の私達の目的は
◯ 温泉三昧
◯ 朝ごはんはホテルで食べて、お昼と夜はイポーで食べ歩き
の予定でした。
つまり、二泊三日の内、お昼ごはんは3回、晩御飯は2回あるので、イポーの街の「食」を十分堪能できるだろうと思っていたわけです。
初日
予定では1時半頃にはイポーの街に着いて、前回美味しいと思った「明阁香港点心 Ming Court Hong Kong Tim Sum」で点心を食べてからホテルにチェックインする計画でした。
モントキアラを出たのが11時前でしたから十分間に合うと思っていました。
ところが「十分時間がある」と思ったのが駄目だったのでしょう。まずはワンモントキアラのビレッジグローサーで飲み物(アルコール含む)やカップラーメン、酒の肴とかいろいろ買い物をして時間が掛かりました。またイポーまでは飛ばせば2時間で着くわけですが、途中、2度の「ゆっくり休憩タイム」を取ったので、イポーの街に着いたのが2時半を回っていました。(T_T)
目的のお店である「明阁香港点心 Ming Court Hong Kong Tim Sum」は閉まっていますし、その対面にある「富山茶楼 Restoran Foh San」はシャッターまで閉まっている有様。周りの店も開いている店は少なく、かといって知らない店に入ってがっかりするのも嫌なので、ホテルに向かうことにしました。
ここで予定の「昼食一回分」がパーになりました。 (笑)
ホテルにチェックインして4時には落ち着いたのですが、お腹が空いて我慢できないとヨメさんがブータレはじめました。もちろん私も腹ペコ。
ところが時間が中途半端なんですね。だからカップラーメンでも食べて、7時頃にでもイポーの街に繰り出すのが良いと思っていたんですよ。
ところがヨメさんが、ホテルのレストラン「The Pomelo」が一日中開いているのに気が付きまして、とりあえず軽く何か食べようということに。もちろん部屋に持ってきてもらいます。
軽食ですから、こんなものを頼みました。
ナチョス。
クラブサンドイッチ。
ヒジョ~~に感じの良いスタッフが持ってきてくれたのですが、キビキビしていて手早いセッティングがマレーシアらしくなくて気持ちが良かったです。
美味しいかな~~~?なんて話ながら食べだしたのですが、これが結構美味しい。全く問題なし。
ここでやめておけばよかったのに、一緒に(買ってきた)ビールを飲み始めたんですわ。
そこそこお腹も一杯になって、ちょっと酔っ払ったら疲れがどっと出てきたんですよ。
ということで、「イポーの街に出ていって夕食を食べるのは中止」ということに。(T_T)
温泉に浸かったりのんびりしている内に9時頃になりまして、やっぱりお腹が空いたね~~と。(笑)
で、またレストランに注文して持ってきてもらうことにしました。
マルゲリータピッザ。
オーストラリア牛のテンダロインステーキ。
グリーンカレー。
結局、お腹いっぱい。適当に酔っ払って、初日は終わり。
二日目
二日目は朝から(無料の)朝食を食べにホテル唯一のレストラン「The Pomelo」へ。
バイキング形式かと思ったら、バイキングなのはパンとかシリアル、その他もろもろだけで、いろいろな料理が並んでいるわけじゃないのね。だからメニューから頼みましたが、何をどれだけ頼んでも無料。\(^o^)/
そう言えばこのホテルは「癒やし」がコンセプトですから食事も自然食品、オーガニックばかりのはず。そして「特別なコース」は一人500~600リンギなんてのがあるけれど、メニューからアラカルトを頼んでも結構(ホテルにしては)安いのね。
でもそもそも朝ごはんは食べない我が家ですから、適当に頼んで終わり。
その後、オフロに入ったりのんびりしながら、12時にホテルを出てイポーの街へ。
前回美味しいと思った「明阁香港点心 Ming Court Hong Kong Tim Sum」に行きました。
混んでいるかと思っていたらそうでもなくて、すぐに座れました。でも相席。
このお店の点心は「蒸してあるものを持ってテーブルを周る」普通の点心と、「蒸す前のものを持ってテーブルを周る」のと2種類あって、適当に頼みました。
またお粥。(笑)
お決まりのエビ餃子(ハーガオ)。
揚げエビシューマイ。
大根餅。
魚のすり身を蒸したもの。
甘ったるくなくて美味しいチャーシュパオ。
この日はいつも食べない朝ごはんを食べていますから、このくらいでそこそこ腹八分目に。でもそこからいつもはまた色々頼むのですが・・。
ヨメ 「このお店、こんなだったっけ?」
ダボ 「う~~む、この前とはかなり違う感じだなぁ」
ということで、ここで終了。お会計は38リンギなり。
ダボ 「どうする?モヤシチキンの店(老黄芽菜鶏沙河粉)に行くか?」
ヨメ 「う~~む、モヤシぐらいしか食べられないと思う」
ダボ 「じゃあどうする?」
ヨメ 「帰ろ~~」
ダボ 「OK」
ということで早々にホテルに戻ってきてしまいました。
このお店「明阁香港点心 Ming Court Hong Kong Tim Sum」は前に来た時にはかなり美味しいと思ったんですよ。店そのものは香港の路地を入ったところにあるような店なんですが、それでも美味しければ良いと思っていたんですが・・。
店を出ると目の前にあるのが(日本人には有名な)「富山茶楼 Restoran Foh San」です。
ここは前回、(ニンニクが効きすぎの感じがしたし)噂ほどでもないね~とヨメさん、私、長男で思ったし、小さくて薄汚い「明阁香港点心 Ming Court Hong Kong Tim Sum」の方が美味しいと思っていたのですが、今回、何かが違う。
前回イポーに来た時(マレーシア上陸後すぐ)にはこの2軒に行ったし、モヤシチキンも食べたり、有名なソルトチキンを買って帰ったりしたのですが、あの当時の我々と今の我々は「ベロ」が変わっているのかもしれない。クアラルンプールでも美味しい点心や中華の店はいろいろあるし、この店の味じゃ嬉しくないと思うようになったのかもしれない。
でも店が変わったのかもしれないので、目の前の「富山茶楼 Restoran Foh San」に行ってみたら「我々が変わった」のか「店が変わったのか」が分かるはずなんですね。でもなんだかその元気も失せてきました。
ヨメさんがいう「晩御飯のお店はちゃんとしたところを探しておいてよ」という脅しのような言葉(笑)が気になりましたが、夜はどこへ行ったら良いのやら・・。
ホテルに帰って温泉に浸かったり昼寝をしている内にそろそろ夜になってきた。
イポーの街のどの店に行くか決められない内に
ヨメ 「今日もホテルで食べようよ~~」
ダボ 「ええ~~~、それじゃ計画と全く違うじゃないかよ~~」
ヨメ 「でもここのレストランは結構美味しいし、部屋から出たくない」
ダボ 「ハイハイ(これだから引きこもりは困る・・)(T_T)」
と言いつつ、部屋でも良いかなと思うようになりました。
この頃にはこのリゾートホテルの使い方がわかったような気がしたんです。前にレポートにも書きましたが、このホテルは「空気も綺麗で涼しくて、温泉に入ってゆっくりと流れる時間に身を任せて【充電する】滞在が合っている」と思うようになってきましたから。
お酒は十分ありますし、飲み始めれば外に出るのは面倒になるし、また部屋食にしました。
(写真は無し)
三日目最終日
朝食(オムレツとアメリカンブレックファースト)はまた部屋に持ってきてもらって(無料)、それから帰る支度をしつつ、私は最後の温泉へ・・。
そういえば部屋から頼む無料の朝食ですが、オムレツにしても卵をどんな状態が良いかとか、アメリカンブレックファーストもパンの種類、卵の焼き方、ジュース、ヨーグルトの種類やらかなり細かく頼める。
チェックアウトをしたいので荷物を取りに来てくれと電話したのですが、来たスタッフがこれまたヒジョ~~に可愛いマレー人。顔を見ただけで聡明できっと生まれも育ちも良いんだろうなと思うような子で、英語も完璧だし、ホスピタリティとは何かってのを完全に理解しているのね。
それってこのリゾートホテルのスタッフ全員に言えることで、私達がチェックインしたときのちょっと抜けてる感じのスタッフが珍しいくらいで、敷地内の保全をしているスタッフから、部屋の掃除をするスタッフ、電話に出るスタッフ、レストランのスタッフも本当に大したもんだと思いました。皆が皆これだけしっかりしているホテルやお店って、私たちはまだマレーシアへ来てから経験したことがないくらいです。KLの有名所のホテル(リッツやマリオット)よりよっぽど気持ちのよい滞在ができました。
私達の荷物もホテルの玄関ではなくて、駐車場の車のところまで持ってきてチェックアウトが済むのを待っていてくれたし、他のスタッフと一緒に車に荷物を積んでくれて、二人で笑顔で「またお越しください」という姿には感動さえしました。
そしてこれからイポーの街に行って、最後のお昼を食べるわけですが。
ヨメ 「どうする?」
ダボ 「どうするって?どういうことよ?」
ヨメ 「どこの店に行くの?」
ダボ 「それがさぁ、行きたいと思う店がないんだよ」
ヨメ 「わかるわ、その気持」
ダボ 「ソルトチキンは買っていく?」
ヨメ 「いらない」
ダボ 「だよな」
ヨメ 「帰ろ」
ダボ 「そうしよう」
ということで12時にチェックアウトしてから、そのままKLへ。
ビレッジグローサーでお寿司を買ったり、その他、食材を買ってから我が家へ・・。
これにて今回の2泊3日のイポーへの温泉旅行は終了。
結果
当初の予定では二回の朝ごはんはホテルで、3回のお昼と、2回の夕食はイポーの街でと計画していたわけですが、結果は
◯ イポーでは「昼食を一度だけ」
◯ ホテルでは「朝食2回(無料)。軽食1回。夕食2回」(5回の食事の内、4回は部屋にて)(食事の支払いは全部で370リンギぐらいだから安いと思う)・
なんでこういうことになったんですかね。
イポーでの食事に魅力を感じなくなったのは間違いがないものの、それ以上に「ホテルの中で完結する」ことの方に楽しみを見つけたってことなんだろうと思います。
もしホテルの食事が美味しくないとか、ホテルの部屋も狭いのにそこで部屋食にするとかだったら間違いなくイポーの街に繰り出していただろうと思います。
でも「The Banjaran Hotsprings Retreat」の居心地が良かったってことなんでしょうね。そしてそういう風に思えたのは素晴らしいスタッフたちがいたからかもしれない。
帰りの車の中でヨメさんが
ヨメ 「またあのホテルに行きたいと思う?」
ダボ 「う~~む、もう来ないかも」
ヨメ 「へ~~、そう思う?」
ダボ 「あのね、あのホテルって結構高いんだよ。だからよっぽど仕事が忙しかったり精神的に疲れていたら2、3泊するのは良いと思うけど・・・」
ヨメ 「うんうん」
ダボ 「でもそれは決して温泉目的っていうんじゃなくてさ~、やっぱり癒やしとか充電とかそれが目的だな」
ヨメ 「温泉目的ならジャグジーがあるホテルで良いんじゃない?」
ダボ 「そうなんだよ、それをずーっと考えていたんだよ。イポーには他にも結構良いホテルがあるし、環境も良いし安いし、もしそこに温度が43度ぐらいのジャグジー、あるいは湯船が大きめのお風呂があればそれで良いと思うわけよ」
ヨメ 「うんうん、そういうホテルを探してみたら?」
ダボ 「だな」
とまぁ、これがイポーの街、ホテルでの食事ですが、まだまだ話は続きます。あと2話あるかも。(笑)
「The Banjaran Hotsprings Retreat」