モントキアラに新しくオープンした「Kiara163」、そしてその中に出来た「Jaya Grocer」に再び行ってきました。
モントキアラには前からJaya Grocerは存在していて、それはVerve SuiteというコンドのG階。でも小型の店でモントキアラのメジャースーパーとは言えませんよね。
私としてはJaya Grocer自体は結構面白いスーパーだと思っていて、「欧米人が好きそうな品揃え」をしていると感じますし、我が家では欧米系のものが欲しいので気になるスーパー。オンラインでの買い物もできて宅配してくれますが、たまに使っています。
だから新しく出来たKiara163の中のJaya Grocerには大きな期待をしていました。
オープンしてすぐ、そして昨日も行ってきたのですが、ガラガラ。こんな客の入りで大丈夫かよという状態。
品揃えに関しても、私はパブリカのB.I.G.やワンモントキアラのビレッジグローサーには及ばないと感じます。ただ、一般的ではないけれどJayaらしい商品もあってたまには行こうとは思うけれどJayaをメインにしようとは思わない。
何を買いたいのかはそれぞれで全く見方が違うと思うし、いわゆる「必需品」、「定番の食材」を買うだけなら全く問題はないと思うんです。でも魚介類にしても肉類にしてもちょっと拘りたい場合には役不足だと感じます。
でもJayaってB.I.G.やビレッジグローサーと違って、売っている商品は「自社もの」らしい。B.I.G.やビレッジグローサーは「テナント」「卸業者」に丸投げ。そしてその業者は店舗によっていろいろ。
ここの差がJayaの良いところでもあると私は考えていて、Jaya Grocerグループが販売している商品なら「店舗での取り寄せが可能」なんですね。特に肉関係(ノンハラル)では細かい指定も受けてくれるしそれが競争力になると私は思うし、昨日もノンハラルコーナーでちょっと変わったものを注文してきました。
なんてことはない「豚足」です。(笑)
豚足なんてどこでも売っているだろうが~と思うかもしれませんが、そうじゃないんですね。どのスーパーでも見かけるのは「豚足」ではなくて「膝下」、いわゆる「スネ付き」なんですね。こういうのって日本では見たことがないし、オーストラリアでも見た覚えがありません。我々日本人がいう「豚足」とはまさに足の先っぽ、踵から下の部分であって、それだけを販売しているのはマレーシアでは見たことがありません。オーストラリアでも同じで、別々に売られているのが普通。
これのスネ付きってのは豚足好きには余計なんですね。スネも含めて煮込んじゃうのがマレーシアの一般的な食べ方なんでしょうが、日本的な豚足を食べたい時にはスネは邪魔。ましてやスネってそれなりの大きさですから、「豚足」を4個欲しい場合に、スネ付きを4本買ったらとんでもない量になってしまう。
でもJayaのノンハラルでは「スネはいらないんだけれど」と言えば、ちゃんと我々の考える「豚足」を用意してくれます。
いや、用意しますと言うので注文しましたが、まだそれを手に入れていないのでどうなるのかはわからず。でも他のスーパーでそれを頼んでも無視されるので、Jayaには期待しています。
牛肉売り場もそうで、他店にはほとんど置いていない「ブロック」がありますし、ローストビーフ好きには嬉しいはず。また「こういう肉がほしい」というと「揃えます」という返事。
ま、客の要望には応えるってのは他のスーパーの肉売り場も同じで、並んでいるものだけじゃなくて彼らは冷蔵庫に在庫をごっそりもっていますし、無ければ無いで注文もできるのですが、Jayaの方が融通がきく感じを私は受けています。
それと冷凍庫に入っているものも他店にはないものがあって、私には嬉しい。
でも豚足にしても牛肉のブロックにしても、冷凍庫の魚介類にしても、きっと一般的ではないし、それがあって嬉しいと思う客、特にこのブログを読んでいる日本人にはほとんど関係ないかもしれません。
昨日も冷凍庫の中に「牛タン」を見つけましたが、これって「牛タンまるまる一本」ですから、よっぽど好きじゃないと買わないんじゃないですかね。
牛タンを見つけて「やった~~!」思った私でさえ、牛タンをまるまる一本買うなんてのは数ヶ月に一度なわけで、それがあるから常日頃の買い物はJayaにしようとは思わない。
でもあえてJayaの良さを見つけるとしたら、「価格は安い」かもしれない。
これは肉類もそうですし、我が家の定番の「冷凍ピザ」もモントキアラ周辺ではJayaが一番安い。
ただ魚売り場は全く魅力がないし、また「日本人向けの海鮮もの」をJayaは持っていないんですね。つまりビレッジグローサーで言う「なかよし」とか、B.I.G.でいう「築地家」もなく、ちょっとお刺身、お寿司、お弁当が食べたいなとか、日本の魚を食べたいと思ってもJayaには一切ない。
だから日本人としては「ビレッジグローサー」「B.I.G.」のどちらに絞ろうかと悩むことはあっても、Jayaに絞ろうという発想は出てこないはず。ましてや自動車がなく、歩いて買い物に行く日本人にとってはB.I.G.は除外したとしても「ビレッジグローサー」に行くほうが和食関係は多いので良いんじゃなかろうか。
しかしなんであの地域に二番手としてのスーパーをオープンさせるのにビレッジグローサーより上を目指さなかったのかってが私にしてみると不思議で、そしてKiara163というモール自体が中途半端なモールで、ホテルやスモールオフィースがあるにしても、また隣に新しいコンドが出来るにしても、そこそこ充実しているワンモントキアラの目と鼻の先のあのモールで勝算があるとは思えず。
でもま、Jayaってちょっと毛色が変わった商品があるし、肉類の注文にわがままが通るなら私はたまには行こうと思っています。でもJaya中心になることはありえないだろうなぁ。