MM2Hビザがいろいろゴタゴタしているみたいですね。
申請は受け付けているけれど、仮承認レターが出されず、4500件ほど溜まっているらしい。
この辺を調べてみるとあちこちの新聞にいろいろ出ていますが、正式アナウンスは無い様子。
多くのMM2H申請代行エージェントも沈黙するばかりで、何が一体どうなっているのかわからず。
また「新規のビザ取得条件も変わる可能性がある」と言われていますが、これも闇の中。もし変更になるとしても事前にそれは発表されるはずで、「いつから」というのもあってしかるべきで、「すでに受け付けた申請」が無効になるなんてことは起きないはず。
でもそれを決めるのはマレーシアで、どうなるかはわからず。新規ビザの申請中の方は不安ですよね。
私はMM2Hを取得してから10年を迎えるので、現在「更新の申請」を出しているところ。まだ出してから2週間ぐらいです。
2月にはビザが切れるのでちょっと心配しております。ボーッとしていたので申請が遅れました。
もし間に合わないとなると「不法滞在」になるわけで、多少の時間差は「罰金」を支払うことで済むらしいけれど、それは「今まではそうだった」というだけの話で、その辺の変更もあるかもしれないし、そもそもいつ更新ができるのかもわからない。
ということで、来月の期限切れが近づいてきたら前日までには「国外に出よう」と思います。
そして適当に2,3日遊んでからマレーシアに戻り、その時には「一般の観光客として入国する」つもり。
これも本来なら90日間の滞在が出来るはずだけれど、いわゆる「ビザラン」と呼ばれる「長期の滞在ビザを持たず、出たり入ったりして滞在するケース」では今までのように90日の日数の滞在許可が出ていないらしい。
さて、我々が再入国したときにどれ位の日数の滞在が許可されるのか。
また更新はいつなされるのか。
今の所、大した心配はしていないのですが、これもまたマレーシアが決めることで何が起きるかわからず。
ただ、去年の12月に「更新した」という事実は身近に起きていますので、更新は「新規」と別枠にやっているのかなと思ったり。
前にも書きましたが、世界的な一般論としては「更新条件を大きく変えることはない」のが普通。あまりにも影響が大きすぎるからですね。最初から更新条件が厳しいのならまだしも「ゆるゆるのものを厳しくする」ことはないと私は考えています。
では国として「変えたい場合はどうするか」ですが、その時には「現行のビザを廃止」して、「新しいビザに変える」んですね。当然、古いビザを持っている人は同じ条件で将来も変わらずですが、新しいビザを取った人は更新も新しい条件でとなることが多い。そしていつか「古いビザを持っている人は自然消滅していく」ということ。
でもそれもまたどうするか決めるのはマレーシアで、世界の標準がどうだろうと関係ない。
老後の一時期をマレーシアでロングステイというのならこんな調子でも構わないのでしょうが、私が知っているだけでも「マレーシアを最後の場所とする」と決めた人は決して少なくない。私の両親も同じ。
でも「永住権は持っていない」わけですよ。所詮、MM2Hビザというのは「長期観光ビザ」と全く変わらないと私は考えていて、そんなビザで「永住」、つまり死ぬまで滞在しようなんて考えるほうが私はおかしいと思う。
若い人も同じで、そんなビザを持ちながら人生設計をするってリスク管理が出来ていないと思うぐらい。
「滞在できなければいつでも出ていく準備はある」というのなら良いと思うし、そういう準備を強いられるのがこの手のビザなんじゃないですかね。これはどこの国も同じはずで、「住みたいと思う間は住みたい」とするなら「永住権」を取るのが普通。あるいは現在持っているビザの有効期限で一区切りして計画を立てるのが一般的。
でも永住権は取れない、難しいとなれば、「長期計画は立てない」ってのが当たり前じゃないですかね。あるいは「居られる間は居る」というのを基本とするべきか。
この常識がどうもマレーシアでは違うみたいで、永住権もないのに長期で住もうとする人は結構いる。【現行の】MM2Hビザなら「それも出来るような気がする」のは間違いがないと思うけれど、マレーシアってそもそも「永住許可、永住権を出さない国(取得はかなり難しい)」と言っても良いくらいで、他国みたいに「人道的な配慮はしない」、「外国人の面倒なんか一切見る気がない国」だというのを我々は忘れてはならないんじゃないですかね。
所詮、人生なんて計画通りには行かないと開き直っちゃうのも一つの手なのかもしれないけれど、一家の主がそういう考え方で家族を率いるのって私はおかしいと考えるタイプ。
マレーシアもちゃんとしっかりやって欲しいなぁ。「My Malasia Second Home」なんて名前をビザにつけているんですから。