食べず嫌いの「ティラピア」を食べてみた

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マレーシアの「安い魚」の代表魚ですよね、ティラピアって。養殖も盛んで、我々が見るティラピアって養殖物だと思って間違いないんじゃないでしょうか。

でもねぇ、どうも私は苦手なんですよ。

見た目って結構大事で、それもやっぱり苦手。でも何が嫌なのかというと「淡水魚」であるという点。私は淡水魚がどうも駄目でいわゆる「(鮎などの)川魚」は好きなんですが、広く言われる淡水魚が苦手。実は汽水域の魚も苦手で、昔の「公害が酷かった東京湾の魚」を思い出すんです。だからボラとかスズキも好きじゃない。

それとですね、ブラックバスという魚がいますよね。釣り好きは知っているはずですが、ブラックバスは「スポーツフィッシングの対象魚」で、あの魚を食べようとする人は少ない。で、ティラピアはそのブラックバスとどうもイメージがだぶるんですよ。

でもいつも書いているDory(Basa=なまず)ですが、あの魚も淡水魚で養殖魚。それは食べられるのになぜティラピアは駄目なのか。ま、そのへんははっきりした理由があるわけでもなく、単なる好き嫌い。

でも外食時に「何という魚だかわからない魚」を食べることもあって、きっと知らず知らずのうちに食べているのも間違いがないのね。

ということで、ティラピアとちゃんと向き合って食べてみようと。

比較対象があったほうが良いと思って「Red Snapper」も買ってきました。右がレッドスナッパー、左がティラピア。ティラピアの方が安い。ティラピアはキロ単価70リンギ。レッドスナッパーは95リンギ。(でも安さでいうとDory(Basa)はこれらよりかなり安くてキロ単価11リンギとかそんな程度。

両方共、皮付きでした。上がレッドスナッパー。下がティラピア。

これをフライにしてみました。塩焼きとかバターソテーも良いんですが、それだと味がはっきりしすぎて美味しくなかった時に悲惨なことになるんですね。でもフライだとごまかせる。(笑)

フライはフライでもフリッターにしてみました。左がレッドスナッパー。右がティラピア。

食べてみましたが、この二種に大きな違いがあるとは思えませんでした。両方共「癖のない白身」で、言葉を変えれば面白さもないということ。

ただ、ティラピアはこういう言い方は間違えていると思うのですが、「淡水魚くささ」というかDory=Basaと似ていると思いました。だからDory=Basaを問題なく食べられる人なら、ティラピアも全く問題がないはず。

レッドスナッパーは「魚らしい味」がします。悪く言えば「魚臭さ」が若干あるということ。でも我々日本人にとっては全く問題がない味で、違和感があるとすればティラピアの方じゃないですかね。

でもDoryと似ていて、定食やお弁当、街で食べる軽食の「フィッシュアンドチップス」に出ててきも問題がないのは同じ。

私としては・・・難しいなぁ。

本当にティラピアにはDoryに似たところがあって、それならDoryで良いじゃん?って思います。Doryの価格は冷凍物だとティラピア5-7分の1というめちゃ安ですし。ただし、買ったことも食べたこともありませんが、冷凍物のティラピアも売っていて、それはめちゃ安いのかもしれませんね。

雑学ですが、ティラピアって非常に強い魚なんですってね。だからこそ日本の河川、湖でどんどん繁殖して日本の在来種が駆逐されてしまったり。

ティラピアって種類にもよるんでしょうが、「低温に弱い」だけで、水温が40度でも問題がないそう。また淡水魚のくせして塩水にも強く、雑食性で何でも食べるし、ある意味、養殖魚の鏡みたいな存在なんですね。だから世界各地で養殖が行われている。

ティラピア。

レッドスナッパー。

う~~~む、私としては両方共、興味が無いと言ったほうが正解かな。いわゆる「癖のない白身」ということで一括りにできる魚でしかなくて、決して美味しい\(^o^)/っていう魚とは思えない。

まだグルーパーの種類、マナガツオ(もどき)の種類、あるいは他にも食べて美味しい魚はあると思う。

ティラピア・・・・。きっともう買わないだろうなぁ。ティラピアならもーーっと安いDoryの方が私には馴染みがあるし。

 
 
 

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