「和牛丼」チャレンジ その2

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私は結構「牛丼」が好きなんですよ。昔は「吉野家」には随分お世話になりましたし。

さてマレーシアで牛丼というと・・・。どこの店が良いんでしょうか。

我が家は引きこもりで外食も少ないし、せっかく外食の時に「牛丼」ってのは選択肢と出てこないんですね。だから「牛丼なら家で作れば良い」と考えます。

でも牛丼に合う牛肉ってあるんですかね。日本なら「切り落とし」で十分美味しいのが安く作れますが、それに相応する牛肉ってマレーシアでは見たことがないんですよ。いや、全く見たことがないと言うと嘘になりますが、「よし、これで牛丼を作ってみよう」と思ったことがないというべきか。

中途半端に高い肉で牛丼って変だと思うし、牛丼用って「かなりペラペラの薄切り」が美味しいと思うのだけれど、そういう薄切りの肉がないんですね。

ということで、高いけれど「A5の和牛の薄切り」は手に入るので、それで作ってみました。そりゃコストは高くなりますが、日本でも食べたことがないような美味しい牛丼になればそれはそれでオッケイですから。

前回、吉野家の牛丼をイメージして作ってみました。具材は和牛の薄切りと玉ねぎだけ。

A5の和牛ですから美味しいことは美味しいのですが、「牛丼」としてどうかというと、肉は厚すぎるし味は染み込んでおらず、これって牛丼じゃないなぁという感じでした。もっとペランペランに薄い牛肉をちょっと煮込んだほうが美味しそう。でも高い肉を煮込んで食べるというのもケチな私にはなかなかできず。

ということで今回は、下の写真の「厨(くりや)@バンサショッピングセンター」で食べた「和牛のお重」を頭において作ってきました。

自分の家で作りますから、肉の量としてはこの倍以上つかい、「すき焼き」、それも火を入れすぎないようにしてみました。そして卵の黄身をプラス。

肉は和牛A5のリブロースです。厚みは1ミリちょっと。買ったのはこのブログに何度も書いている「Wmart」です。

肉の量も多いので、きれいに並べることはせずに乗せました。火の入り方はしゃぶしゃぶみたいな感じ。味はすき焼き。(笑)

美味しい~~~。黄身があるのも高得点。

だけど、やっぱり私が食べたい牛丼とは違うんですね。これは「すきやき丼」という感じでしょう。

それと美味しいにしても「コスパが悪すぎる」んですね。やっぱりこの手の肉はちゃんとしゃぶしゃぶなりすき焼きで食べたほうが満足感は高いと思います。

うまくいきませんねぇ。

やっぱり「牛丼」って「安くて美味しい」のが魅力で、「高くてそこそこ」って牛丼としてはアウトですよねぇ。

そこでフト思ったのは、我が家でやる「焼き肉」は安い「ショートリブ」を使うのですが、あの肉を出来る限り薄切りにして、ちょっと煮込む感じで作ったほうが良いんじゃないかということ。

ショートリブはどんなスーパーでも売っていると思いますが、こんな肉。

ジャヤグローサーのオーストラリアンビーフのGrain Fed(穀物を食べさせた牛)のショートリブです。キロ単価は86.9リンギ。

我が家はみんなこの「骨付き」が大好きで、骨の周りの「硬い筋」をよく焼いてコリコリしているのを食べるのが好き。こんな感じに焼きます。

これをご飯に盛れば「焼肉丼」になるし、これの満足感は「A5和牛の中途半端な丼ぶり」より上かもしれない。

そしてこのショートリブなんですが、これの骨を綺麗に外して「薄切り」にすると「プアマンズ和牛」になるというアメリカ在住の日本人の動画を見たんですよ。「プアマンズ和牛」ってのは要は「和牛もどき」「お金がない人のための和牛」みたいな意味。

和牛じゃなければ和牛の味はしないわけですが、「牛丼」なら十分じゃないかなぁ。そもそも牛丼って「安い肉を使うから美味しい」ってこともあると思うんですよ。脂身が多く、そして火をしっかり通すと硬くなるからペラペラの薄切りにするんじゃないですかね。だからこそ美味しいんじゃないかと。

ショートリブを薄切りにするという発想って私には無かったんですが、これで作る牛丼がベストじゃないか、そんな気がしています。

そのうち、やってみよう~~~~~。

で、外した骨は別に焼いてかじる。(笑)

これが美味しいんだよね~~~~。

 
 
 

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