今回の「ローストビーフ」は肉選びに失敗したかな?

なんだか最近、我が家は肉といえば「ローストビーフ」になったようです。相変わらず鶏肉はガンガン食べていますが(笑)、なぜか豚肉の出番が少なくなりました。

で、今回のローストビーフですが、今まであまり使ったことがない肉を使いました。

ストリップロイン(サーロイン)ですが、オーストラリア牛のGrass fedです。

キロ単価は145リンギ(4000円ぐらい)ですから、日本で言えば安い肉。でも私はこれでも高いと思ってしまいます。だってオーストラリア牛のGrass fed(牧草で育てた牛)で、ほとんどサシも入っておらず、日本の感覚で言えば大して評価されない牛肉。

これも大きな塊から切ってもらいましたが、やっぱり大きすぎた。1.7キロ。(笑)

これを塩コショウとハーブ類を塗ったくって、真空パック。

これを56度で低温調理をしようとしたのですが、いつもの鍋では大きすぎて入らない。

ということで、プラスチックボックスを使うことに。

欧米人の低温調理動画を見ているとこの手のプラスチックボックスを使う人が圧倒的に多いのがわかりますが、やっぱり彼らは量が多いし、こういうことなんだろうと思いました。

でもわかったことは、私が使っているAnovaはちょっと非力だということ。電熱器のワット数ですが、900ワット程度しかありません。またお湯をガンガン対流させないと駄目なわけですが、その水流も弱い。特に食材が大きかったり量が多いとかなり水流が悪くなる。

このAnovaは二代目の機種なんですが、初代のAnovaは1200ワットあってパワフルだったのを思い出します。あれのほうが使い勝手もよかったんだけどなぁ。Wifiなんか余計なものも着いていなかったし。

と思ったらAnovaが新機種を売り出して「プロ仕様」だとのこと。これを入手すべきかどうか、ちょっと悩んでいます。この新型はワット数でいうと2倍の1800ワット。水流も強く5割増し。使う容器もかなり大きくても大丈夫そうで、今の3倍の容積があっても大丈夫だと。

でも高いんでやんの。(T_T)

今、Anovaで売っているのは3種類。Anova Nanoという非力でも良い人のためのものもある。

シンガポールドルで549ドル。約42000円ぐらいか。もしこれをマレーシアから注文して前回のように40%近い税金を取られるとかなり恐ろしい値段になる。やっぱりパスですね。諦めましょう。

で、ストリップロイン(サーロイン)ですが、かなり硬そうな肉なのはわかっていましたので、6時間低温調理することに。56度です。

それをバーナーでしっかり焼いて・・・。

まだ硬そうなので、出来る限り薄く切ることに。ここで威力を発揮したのは日本から買った「サーモンナイフ」。簡単に薄く切れました。買ってよかった~~。

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しかし・・・・。硬いじゃんか~~~~~~~~~~。(T_T)

ちょっとここまで硬い牛肉を最近、食べた覚えがありません。良い顎の鍛錬になります。これなら12時間以上、低温調理に掛けて、ハムみたいな食感になるけれどその方が良かったかもしれない。

ところがですね、美味しいんですよ。

糖質制限をしているから甘さに敏感になっているのかもしれませんが、「脂が甘い」んですわ。これは息子も言っていましたから間違いがない。そして遠くに「ミルクの香り」がするのね。

実はゴールドコースト時代、上陸したての頃(1991年)はGrass fedの肉ばかり売っていて、私はそれが大嫌いだったんですよ。独特の匂いがあって「臭い」と思っていました。その臭さって牛肉の臭みというより、「牧草の匂い」なのね。違う言い方をすれば「牛の糞」の匂い。(笑)

日本でオーストラリアビーフは美味しくないなんて聞くとがっかりで、なんせ日本に輸出している牛肉は日本市場に合うように穀物を食べさせた牛(Grain fed)で、オーストラリア国内で売っている牛肉より美味しかったんですから。信じられないでしょ?

当時の日本向けのオージービーフはオーストラリアで言えば「特別のプレミアムビーフ」で地元では出回っていなかったんです。それなのに日本ではやっぱり美味しくないね、何ていう人が多かった。私にしてみれば、日本に行ってオージービーフを食べたかったぐらいなのに。(笑)

だから当時の牛肉(Grass fed)ってかなり安くて、その後に出てきた穀物を食べさせた(Grain fed)高い肉でもキロ単価が2500円ぐらい。日本で言うグラム250円。安い肉なんてグラム100円以下が当たり前だったんですよ。そしてオーストラリア人って異常なほどに「健康志向」でサシが入っている肉は嫌いで赤身が大好き。だからスーパーの棚には「サシが入っている牛肉は売れ残る傾向」があったんです。そのことだけが唯一、嬉しかったことかな。

そのグラム250円の牛肉を見て、地元の人達は「最近、牛肉が高くなってステーキは食べられない」なんて言っていたんですよ。日本では和牛の良い肉はグラム2000円はしていた時代にです。

ちなみにオーストラリアっていうとみんなBBQが大好きだと言われていますが、それは本当でパーティーっていうとBBQ。自宅の普通の食事でもBBQをする家庭は多かった。でも私が驚いたのはパーティーでBBQをしても「ステーキがない」なんてことも多く、一般家庭ではソーセージを焼くのが基本で、ステーキなんてのは日頃食べるものじゃなかったんです。それは昔の日本と同じ。

そしてBBQでステーキを焼いてもそれは「大人用」なのね。子供はソーセージ。それがオーストラリアの一般家庭でした。オーストラリアって公共のBBQ施設があちこちにあって、公園っていうと必ずBBQ施設が着いているみたいな感じですが、かつてはそこでステーキを焼いている人たちなんて本当に珍しかった。だから我々がBBQに誘われると、ステーキ肉や鮭とキノコのホイル焼きとか持っていくわけですが、かなり喜ばれたもんです。あるBBQでは「参加者一人にソーセージ一本。それにパンが付くだけ」なんてこともあった。

ちょっと田舎に行くとこの傾向って顕著で、スーパーでまずステーキが置いていない。探してみると冷凍庫の中にあったり、棚にならんでいるのはミンチとソーセージばかり。そしてスーパーの店先には20キロぐらいの大袋に入った小麦粉が山のように積まれていたり。当然、鮮魚なんかなくて、冷凍ものばかり。これがかつてのオーストラリアの実態です。

でもこの肉ってその臭さもなくて、いい感じ。ヨメさんが「美味しいね~~」って喜んでいたし。

ちなみにゴールドコースト時代のその臭さって、時代ともに減っていって、近年はあの臭さを感じる牛肉にはあったことがありません。

私はもうこの手の肉は買うまいと思ったんですよ。ストリップロイン(サーロイン)自体が硬いし、Grass fedだし。サシもほとんど入っていないような肉。この肉って切った状態でステーキ肉として売り場に並んでいますが、これをステーキとして食べると「だからオージービーフは駄目なんだよ」なんて多くの日本人がいうかもしれない。特に「肉は柔らかくなくてはいけない」と信じている日本人だったら暴れたくなるかも。(笑)

でもヨメさんが美味しいというってことは・・・、もう少し研究の余地があるかも。でもGrass fedじゃなくてGrain fed(穀物で育てた牛)だと価格がすぐ倍ぐらいになるし・・。

もしかしたらGrass fed牛のストリップロイン(サーロイン)でももう少し良さげな肉もあるかもしれない。

前にバンサショッピングセンターのJason’sで買った安いブランド牛(リブアイ)が美味しかったし、あのブランドのストリップロインなら結構いいのかもしれない。なんていうブランドでしたっけね。Diamantinaだったかな?調べてみるとオーストラリアでWagyuも含めたプレミアムビーフを出荷している会社。Stunbrokeという家族経営の畜産農場(ここをクリック)。

その時の肉。キロ単価は今どき110リンギ。グラム300円みたいな。それもバンサショッピングセンターという高級スーパーの肉売り場(Jason’s)でこの価格。(実はBSCのJason’sって牛肉の価格がこなれていて、ビレッジグローサーやB.I.G.より良いと思う。当然、オーストラリアのWagyuも日本の和牛も売ってる)

サシの入り方は少ない。でもガッツリ食べたい時にはこんな感じが良いと思っています。また売り場では「リブアイ」と言っていましたが、これはリブアイじゃないんじゃないかなぁ。

これがキロ110リンギにしては美味しかったんですよ。だからちょっとこのブランドの肉、また同じ会社の違うブランド(WagyuやAngus)も探してみたら良いかも。

Diamantinaブランドのイメージ映像。

今回の1.7キロもあった肉ですが、それぞれが勝手に夜食でも食べて、次の日に「コールドローストビーフ」として食べたら、あっという間になくなってしまった。

でも冷たいと硬さがますます気になりますね。またちょっとチンするか炙って食べた方が美味しい。

これをサンドイッチに使ったら、硬くて噛み切れない。肉だけビロ~~ンと出てくること間違いなし。(笑)

B.I.G.で売っているGrass fed(牧草で育てた牛)のストリップロイン(サーロイン)で、キロ単価は145リンギ。約4000円。

     
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