新型コロナウィルスの世界的大感染は避けられないと思う

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今回のコロナウィルスに関しては「世界史を変えるほどのインパクトがあるかもしれない」と思うようになりました。

理由は簡単で

潜伏期間が最大14日もある

発症していなくても感染は広がる (ここがあの恐れられたSARSより怖い点)

ということ。つまり我々が今知ることができる「感染度合い」は「2週間以上前の【過去】のこと」だと言っても言い過ぎではなくて、「感染」=「発症」=「確認」にはそれ以上の日数がかかっていて、「現状は誰にもわからない」のだから。

専門家の意見を聞いていても、

どうなるか予想がつかない

という意見が一番説得力がある。

ブログ村のみぬぅさんが今現在の感染状況や各国からのニュースが一目でわかるサイトを紹介してくれて、それを見れば現状をいち早く知ることが出来ますね。(みぬぅさんのブログはここ)

紹介してくれたサイトはここ。

こんな風に数字がわかる。

各国が発表するレポートが逐一表示される。

下の方へスクロールしていくと、SARSの時との比較や各国の状況がわかる。

また似たようなサイトもあって、ここはひと目で世界中の状況がわかる。(ジョンズ・ホプキンズ大学のサイト)

(画像をクリックすると大きく表示します。このブログの画像は全てそういう風になってます)

ネットから情報を得ようと思っても、すでにクソミソ一緒の状態で、デマも多く拡散され、専門家の憶測や私のようなド素人の憶測が氾濫している。

かと言って、メディアの数字や情報が正しいかと言うと、大元は全く信用できず、当初は情報統制を敷いていたのもはっきりしている中国なわけで、中国を無視して各国の情報を見るしか無い。それとて「不安を煽ってはならない」という大原則があるのは間違いがなくて、上に紹介したサイトにしてもそうだけれど「今の時点で分かっていること」を我々は知ることが出来ても、「将来の予測」に関しては白紙と同じだと思うわけです。

何よりも問題なのは「潜伏期間が最大14日もある」ということに尽きると思っています。

つまり、世界中の誰一人として「実際の感染者の数はわからない」ということじゃないですかね。

でも武漢という大都市、日本で言えば東京23区より人口が多いところを封鎖するなんて、まるで映画のようなことが実際に起っている。あの2001年のテレビに映し出された「NY同時多発テロ」を思い出します。

各国はそれなりに努力をしているのはもちろん良いことですが、もし「全世界の都市を封鎖」したところで、すでに感染者は各国、各地に散らばっている。

つまりその感染者は「武漢の最初の感染者」と全く同じで、そこを出発点として新たな広がりをみせるってことじゃないんでしょうか。

私が思うに、これって「細菌ミサイル」が世界中に発射されたのと同じで、「発射を止めること」が出来ても、ミサイルが落ちたところでは感染が広まるわけで、封鎖や渡航禁止が感染を止めるということにはならない。

つまり、今は新型コロナウィルスのストーリーはまだ幕が開いたばかりだと私は思うわけです。「種が蒔かれて芽が出始めただけ」だと思う。

つい一週間前までは、ネットを見ていてもまだまだ「大丈夫だろう」「対岸の火事」のような感覚を持つ人が多かったと思います。でもどんどん数字が出てきて、段々と人々の考え方、行動に変化が出てきた。

でも未だに「大丈夫だろう」と思う人はゴマンといるはずで、私だってマレーシアのクアラルンプールが武漢のようになるなんてことは想像も出来ない。また感染が広まっても「自分は大丈夫だろう」という、やっぱり「他人事」のように考えてる自分がいる。

でもそれって、数週間前の「武漢の人たち」と同じじゃないんですかね。こんなことになるのを予想した武漢住民なんてゼロじゃないかと。ましてや世界は新型コロナウィルスの感染そのものを知らなかった。

「大丈夫かなぁ」「感染しないと良いなぁ」「ここまでは広がってこないだろう」なんて思いながら、休みたくても休めない仕事を持っていたり、海外の様々な都市を行き来しないとならない人が世界の大半。そして「旅行は楽しまなくちゃ」と海外を転々とする旅行者もとんでもない数のはず。

でも忘れてはならないのは、日本の奈良県在住の「観光バスの運転手とガイド」が【感染し発症した】という事実。彼らは武漢からの旅行者と接触したわけですが、その旅行者はすでに帰国。

さて、その旅行者が日本に滞在していた時に、感染を広げたのか広げていないのか。「感染したのは観光バスの運転手とガイドだけ」と考えたいけれど、それってあまりにも非論理的じゃないですかね。

旅行者は健常者と全く同じ様にホテルに泊まり、レストランに行き、デパートや商店、土産物店に行ったのは間違いがなくて、そこで感染者は出なかったのか?

その答えは誰にもわからないわけで、少なくとも14日以上経たないとわからない。また感染がわかったとしてもその間に感染を広げている可能性もある。

ここでのポイントは感染者全てが発症するわけでもなく、「発症していなくても感染を広げる」ってこと。

ちょっと暇なので、感染した観光バスの運転手のことを日にちを追って考えてみます。

1月8日~1月11日 武漢からの31人のツアー客と接触
1月14日      風邪の様な症状(寒気、咳、関節痛)
1月17日      医療機関にて受診し、一時改善
1月18~22日   中国・大連のツアー客と接触 (運転手がツアー客に感染を広げた可能性は?)
1月22日      症状悪化
1月25日      新型肺炎を確認

彼が感染者として確認されたのは2月25日。この日に、感染者のデータとして公表されたわけで、私達が今、見ているデータからは「【現在の】感染の広がり程度は全くわからない」と言っても過言じゃないんじゃないですかね。

こんな時に、「自分は大丈夫だろう」と中国や東南アジアを用もないのに旅行する人は減っていると思うけれど、では「怖いから早く帰ろう」と思って帰ってくる人たちが「とんでもないお土産を持って帰る」ことも起きるはず。

起きないかもしれない。

でもそれは誰にもわからない。潜伏期間が14日もあるんだから、その期間に何が起きたかを知る方法はない。

病人に近寄らなければ大丈夫だろう、なんてのが今回通用しないのも恐ろしい点で、SARSと違って「発症していない人からも感染する」なんて、一体どう予防をすればよいのか?

死亡率がSARSより小さいことだけが救いか・・・。

ああ、興味ある解説を聞きました。

世界史にはとんでもない大量の人が死んだパンデミックが何度かあったわけですが、実はそれは現在も度々起きている。それはインフルエンザで、これが蔓延すると日本でも数千人、世界では何万、何十万という人が死んでいると。

でもこのことを誰も大げさに扱わないし、感染を止めるための「封鎖措置」なんてことも政府はやらない。

つまりこの様な危険の中で我々は常に生きているわけで、そしてこれを経験することにより「人類は耐性を持つことができる」という話し。

今回のコロナウィルスに感染しても、なんてことなく元気で過ごす人もいるんだろうし、そういう人たちのみが生き残って未来を作るのかもね。

ええ~~?って思うけれど、今、我々が生きているのは、それを生き抜いてきたからに他ならないってことかもね。

余談ですが、あるSF映画を思い出します(名前は忘れた)。宇宙人が地球に攻め込んできて、彼らは科学も発達していて地球はパニックになるんですが、ある時から宇宙人がバタバタと倒れだす。その理由は「地球に蔓延している細菌やウィルスに対する抵抗力がなかったから」だと。地球を「細菌やウィルスが救った」という話し。(笑)

HIVも同じだけれど、「隣人は感染しているという前提」で、我々はどうするべきかを考えるしかないのだと思う。

SARSが蔓延している時に、病院や感染者と積極的に接触していたジャーナリストがいる。でも彼女は感染しなかった。そのノウハウは?

結局は「シンプルなことで、メディアでも言われていることが基本」ですね。

政府も、「拡散しないように頑張りますが、【自己責任】でご自分を守ってください」ってことなんじゃないですかね。

いつのまにか私達って自己責任を忘れて、政府や自治体に「なんとかしろ!」という癖が付いていますが、現実っていつの時代も自己責任なんだろうななんて思ったり。

ああ、思い出したことが一つ。

最近、ショッピングセンターなどのおトイレに行くと、必ずと言っていい程「手を洗った後の、手についた水を吹き飛ばす装置」がありますよね。あの噴出空気の勢いって凄くて、手がすぐ乾いて良いのですが、「あれほど【細菌を拡散するものはない】」という実験レポートを見たことがあります。

手洗い後に手についている水が綺麗なら良いのですが、手の洗い方が十分じゃないなんて人はいくらでもいるはずで、細菌がついていればそれらは凄い勢いで拡散されるとのこと。

その実験レポートをネットで見た後に、あの機械の構造をまじまじと見たことがあるんですが(笑)、手についた水が床に落ちるような構造にはなっていなくて、手を入れるところの下に溜まるようになっているのね。それが綺麗なはずはないのだけれど、それが一気に拡散する。

それとお手洗いの中に「強力扇風機」を置いて、換気をしているんだか、床を乾かそうとしているのかってのがあるじゃないですか。あれも同じ理屈で本当は恐ろしいになっているんじゃないかと思ったり。

マレーシアのレストランが神経質に衛生に気をつけているとは思えないし、「休むわけにはいかない」なんてゲホゲホやりながら頑張るシェフやスタッフもいるんじゃないかなぁ。

上海で、タクシーに乗った客が咳をしたら、「降りてくれ」とタクシードライバーに言われたという映像が流れていたけれど、確かにタクシー、Glabも怖い。電車やバスも同じだけれど、「休むわけにはいかない」って人は多いはずで、また「対岸の火事」だと考える人はまだまだ多いはずで、そういう人が100人の中のたった一人いただけで、感染し、そしてそれがどんどん広がるなんてことになるんじゃないですかね。

まぁ、心配したらキリがありませんが、かといって「他人事」みたいにのんびりするわけにもいかない。それでどうなろうとその人の自己責任でしか無いわけですが、私は自分がスプレッダー(拡散者)にはなりたくないと思うのです。私はもういつ死んでも良いと覚悟は出来ていますが、ヨメさんや息子、年老いた父にもし私が原因で感染が広まったとしたら死ぬに死ねない。(笑)

ああ、オマケですが、ちょっと安心できることをいう専門家もいました。

(ヤフーニュース。ここをクリック)

「感染が分かっている方は指数関数的に増えていっているが、死亡者数はそれほど増えていないところを見ると、重症化する人はあまりおらず、毒性としては下がっているということだ。ウイルスはどんどん変異していくが、一般的には毒性が下がっていくのが普通だ。あるいは先週の金曜日に有名な医学雑誌に細かい報告があったが、初期に診ていたのは本当に重症の人たちで、実は死亡率は高くないということが見えてきているのかもしれない。実際、中国は退院されている方もたくさんいるようだ」

でもこんなことも言っている。観光バスの運転手に関することですが、

「咳やくしゃみをした際に飛ぶ唾の中にウィルスが含まれているので、半径2mくらいのところで長い時間過ごした人を濃厚接触者と、見て、すでにご家族や仕事の同僚などのフォローアップを始めていると思う。だだ、乗客については濃厚接触とはされていないと思うし、運転手の方がたまたま診断されただけで、軽症だった方が診断もされずに終わっていることも考えられる。実態としては、感染は広がっていると見るべきだ」

この専門家は「他の乗客」のことを言っているわけですが、この運転手(やガイド)、武漢から来た旅行者たちと接触した人はかなり多い(ホテル、飲食店、商店など)はずだけれど、その接触者は「濃厚接触」とはされず野放しだってこと。

ありゃりゃ、今、日本のアマゾンを見たら、「安めのマスク」はほぼ全部、売り切れ。高いのだけが残っている状態。どうしましょ。買っておくかなぁ。

皆が大騒ぎを始める頃に、何もなかったようにす~~~っと感染者が減って、「あれってなんだったの?」なんてことになれば良いなぁ。

そうじゃないと、オリンピックだって出来なくなるなんてこともあるかもしれない。

 
 
 

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