何に投資するべきか・・

投資で収入を得るにはどうするべきか。

投資でしか収入が得られない場合、どうするべきか。

ま、実業も含めて「どの分野」「どんな商品」を扱うのかも同じで、こんなことばかり考えてきた私の人生をこの3ヶ月間振り返っていました。これは勤め人になるのも同じで、どんな業種、どの会社に勤めるかで人生が変わる。

私の場合は実業でも「長期の考え方」って無かったのがわかります。どんな分野の仕事なら「長期的に」良いのかってのは考えたことはないし、考える余裕がなかったというべきか。

ま、野良犬みたいなものですから、来年のことより今日明日、今月、来月どうやって食べるかが何よりも重要だった。

こういう癖ってのは実業をやめて投資だけで食べるようになっても同じで、株式投資はこの20年近くほとんどやっていませんが、株式投資ではやっぱり普通の「長期的な見方」で投資をしていましたっけ。でもその結果はなんら特筆するべきものはなく、ただただ時間が過ぎていくって感じでしたっけ。

やっぱり生きていくには「毎日の収入」、あるいは「定収入」が何よりも大事で、私の場合はそれは「債券投資」でした。ただ債券投資のプロみたいな売買をすることはなくて、どちらかと言えば「定期預金」と同じで、「償還までホールドする」という投資。この場合、倒産しない限り「元本」は償還時に戻ってきて、定収入としては「毎年クーポンを受け取る」という、まさに「定期預金」と同じ。ただ債券は債券でも「ゼロクーポン」は買ったことがありません。

というか1980年代(日本在住時)ですが「アメリカの30年債(ゼロクーポン)」が年率15%に回った時代があって(複利でこの%)、これを是非買いたいと思ったのですが当時は「個人がアメリカ債を買うことはほとんどなかった」様で、取引していた証券会社、銀行に聞いても「買えません」という答えでした。ところが世間では「アメリカの大量の国債を買っているのは日本」だと問題視されていた頃。銀行や生命保険がとんでもない額のアメリカ国債を買っていたんですね。「日本はアメリカのお財布か?」と揶揄されていた。

でも個人が買えないっておかしいだろうと証券会社にしつこく言ったところ「お分けします」みたいな返事。ところが買える量が100万円ぐらいだったんですよ(正確な数字は覚えていない)。「これだけです」と。冗談だろ?バカにするなと結局その話は流れてしまいましたが、100万円でも買っておけば20年で1600万円(30年で6600万円)。15%の利率って複利ですから。ま、その頃はドルが高い時代でその後、大きく円高になったものの買っておけばよかったなぁと。しかし当時、何百、何千億円という額のそのアメリカ国債を買っていた日本の機関投資家はいくら儲けたのか考えると目眩がしそうです。

ま、それはそれで置いといて、やっぱり投資で食べるには「年間でマイナスが出る」様では無理なんですね。恐怖なんてもんじゃない。だから「定収入」がないと無理。それは債券、定期預金、不動産収入、あるいは【給料】でも同じで、それが無い限り「一般的な株式投資」で素人が生きるのは無理。リスクが有りすぎる。

でも長期投資ではなくて「短期投資」あるいは「投機」でも安定してくればそれで食える。デイトレも同じ。

で、私の場合は、日経225に先物・オプションが出来て、それも段々と世の中に認知されてきた頃に日経225先物・オプションのデイトレを始めたわけです。でも今思えば、「呼値(値の刻み、ティック)は10円」だし「売買手数料」も高いし(いくらだか忘れた)、そして取引時間は当然、ザラ場ですから午前中と午後だけ。これって日本(大阪証券取引所)と時差が1時間しか無いゴールドコーストでは「普通の仕事を持っていたら【出来ない】」んですね。そして今でもそうですが「値幅は夜作られる」わけですよ。やっぱり世界の中心はアメリカで、「夜中に大きく動く」のね。そして日本の株式市場(先物市場)は【大きく窓を開けて動き出す】わけです。株価も同じですよね。

例えばソフトバンクグループですが、「終値」と「次の日の始値」に大きな値の違いがある(これを窓という)ことが多い。ちなみに二番目の窓を見てください。大きく値上がりした次の日に「大きな窓を開けてスタート」しましたが、その日だけを見ると「陰線(値下がりしている)」のがわかりますよね。だから「値上がりしたからと慌てて買うと、損をする(デイトレの場合)」ということがある。このチャートを見てもわかるように「窓をどう利益につなげるか」が大事なので、日経225や株式のデイトレは簡単ではないわけです。デイトレの場合は「陽線、陰線」でも【その中で利益を出す】のが普通ですから。

ほぼ24時間取引されているアメリカのS&P500だと、この様に「窓」は殆どない。

この【窓】って本当に困るのね。値動きに連続性がないですから。というかデイトレの様に「一日で完結する」のは難しくて【いかに窓で利益を出すか】が大切になる。つまり一日で完結させるのは無理で、「日をまたいでポジションを持つ」ことになる。

そんな時に「海外の先物」に手を出すようになった。世界は「先物先進国」で全く違うのね。株価指数先物は当然としてありとあらゆる商品があってそして当時から「ほぼ24時間売買される」のが普通でした。そして「イギリス・ドイツ」が動いて「アメリカ」が動き出すわけですが、それらが【大きく動く】時間帯って日本・オーストラリアの【夕方から明け方】ってこと。そして昼間は「アジアが動く」わけで24時間、いつでも好きな時に売買できるようになった。ま、FXも同じと言えば同じですが、「動く時間帯」ってのがありますから、それに合わせないと駄目なのね。

ま、そんなことで当時、やっていた昼間の仕事(会社)は手放して、専業トレーダーとなったわけですが、それでも「短期売買、デイトレ」が【主】であって、長期トレードは皆無。

いや、長期投資で利益がしっかり出ればそれが一番なんですが、私にはそれは出来なかった。長期投資って本当に難しい。だから私の中では「長期投資は債券で」という形が定着しました。

そもそも私の人生では「ブラックマンデー」を筆頭に、「突然の大暴落」って何度か経験しているわけですよ。これって本当に「眼の前が真っ暗」になるのね。「ヤバい」と思った時にはすでに遅いわけで、そしてそれでも「投げるべきか、我慢して保持するか」の選択って本当に難しいのね。911NY同時多発テロの時には、私はすでにデイトレーダーでしたからなんの被害もありませんでしたが、あの第一報が入った時には「日本市場は開いていなかった」わけで、多くの人が半端じゃなく焦ったはず。で、市場が開いたら「大暴落から始まった」わけです。(あの時間帯にアメリカの先物をデイトレしていたらとんでもない大儲けになったはず。私は寝ていて、朝になってからヨメさんに「大変だ~~~」と起こされましたが)(いつも書いていることですが、大波乱の時はデイトレでは【大きなトレンド】となって出てくるので、大波乱こそがチャンスとなるのが普通)

大体、世の中の常として「売れば上がる」「買えば下がる」なんてのはいくらでも経験しているわけで、「損切り」って本当に難しい。で、長期で持つと「必ず【上げ波動・下げ波動】はある」わけで、下げ波動が来る度に悩むわけですよ。ま、小さな波動ではなくて【トレンドが崩れていなければOK】なわけですが、それって「理屈」であって心情的には「ドキドキ感」が半端じゃないわけです。

「良い会社なら持ってろ」なんて多くの人がいいますが、それって「大嘘」なんですね。それを信じて何十年も「塩浸けにした」なんてことを誰しもが経験する。でもそういう風じゃないと「業界」は困るのね。「Buy and Hold」してくれる投資家が多ければ多いほど、「業界は潤う」し、「皆がハッピーになる」わけです。これは「長い年月のチャート」を見れば「Buy and Hold」で利益を出せるのは【運による】ことがわかるはず。

そしてですね、「Buy and Hold」できるのは「遊び金だから」ということもあるのね。これは一般投資家の話ですが、例えば、例えばですよ、1億円の投資総額があるとするじゃないですか。その内の100万円をある会社に株式に投資してそれを「Buy and Hold」するのは難しくない。「そりゃ下がるときもあるさ」なんて余裕をかませられる。

では1億を全て株式投資していたらどうなるか。

普通の人はビビるんですね。それどころか「土日」「連休」「夜」が怖くなるんですよ。911を体験した人の多くはトラウマになっているはず。証券取引所が動いていない時に【何かが起きたらどうなるか?】なんてことが気になる。夜中に眠れない、悪い夢を見る、なんてのは普通で、「家族旅行に行く」なんてこともできなくなるのね。あるいは「どこに行くにもPCを持ち歩き、株価チェックをする」ようになる。

「だから分散投資が大切なのだ」なんてFP(ファイナンシャルプランナー)も言いますが、それも私に言わせればただの理屈でしか無くて、「全面安」になる時は10年に1度は来るわけですよ。あるいは「値動きに相関関係がない銘柄を組み合わせる」なんてこともやる。でもね、これも「ポートフォリオ」全体から見ると、「こんなパフォーマンスしかでないのか」ってなるのね。ただし「チャートも見ない」「値動きを気にしない」「株式投資そのものが大きなポートフォリオの一部」だとすれば「全面安」でも気にしないというのはあるかもしれない。「株式では損が出ているけれど、債券は、金(ゴールド)は上がってる」なんてね。

でもこれもまた「大きなポートフォリオ」で全体を見ると「パフォーマンスが低すぎる」のね。

だから「遊び金」「余裕のある資金」でやるならそれも有りなんでしょうが、「それで食う」のは無理。そもそも私が思うFP(ファイナンシャルプランナー)の言うことは、そういう投資家を念頭に置いていると思うんですよ。「これで利益を出して生きる人を【想定していない】」んじゃないですかね。また中には酷いFPもいて「外貨投資もポートフォリオに入れるべき」という。しかし「2-3割の下落も考えろ」と。

私はこういうFPを見ると、こいつバカか?って思うんですよ。

歳も取って退職金も入れて5000万のキャッシュはある。でも定収入は年金しか無い年寄りに「外貨投資もしろ。でも2-3割の損失もある」なんて良く言えるなぁと。ま、「リスクの無いところに利益はない」のは事実だとしても「安定が何よりも大事」な人たちに、「株式投資、外貨投資、金投資」を勧めるって私には詐欺師としか思えないんですわ。要は「業界寄りのことを言うFP」だと思う。でもこれまた面白いもんで、それなりに説得力があるから、それをすんなり受け入れてしまう人たちも多い。

ただ「自分で適当に考えて投資するより良いだろう」という考え方は当たっているかもしれない。またFPに「この10年で資産をどのくらい増やしましたか?」と聞けるなら聞いてみるのも良いと思います。あの世界も「理屈は知っている勉強家」は多くても「実際に儲けている人」は少ないのがわかるはず。というか「儲けるためのサジェスチョンをしているのではない」というかもね。

要は「投資は1にタイミング、2にタイミング、3,4がなくて5にタイミング」と言っても良いわけで、そのタイミングに言及しないアドバイザーって何の役にも立たないってことだと思います。「利益はなくても理論上間違えていないのならそれで良い」という人はそれで良いのでしょうが。私は「結果主義者」「現実主義者」ですからそういうのは無視です。

でも私の考え方では、自分でタイミングを見れない人は「君子危うきに近寄らず」「余計なことはしない」のが一番で、「定期預金にでもしておくのが一番」だと思うわけです。これは金利が低くてもです。あるいは債券。

「だからマレーシアで定期を作るのが良いんだよね」という人も出てくる。

この場合は「為替の動き」が問題になるわけで、日本にいながら「米ドル建て債券」や「豪ドル建て定期預金」に投資する人も過去にはごっそりいたけれど、これで大損した人も多いはず。マレーシアも同じ。

でもま、「その土地で暮らす」ならまだ良いと思うんです。

私も1991年からオーストラリアに移り住みましたが、当初は「日本円」が多くを占めていました。当時はまだ転換社債で7%に回るものもありましたから。でも日本の金利も下がり、日本円が上がったところで「全て豪ドル」にしました。当時の豪ドルは8-10%で回る債券もあったくらい。そしてその後、ダラダラと金利は下がってきたわけですが、忘れられないのはリーマンショックです。この時、3ヶ月掛けて「豪ドルは円に対してほぼ半値になった」のね。

この時の挫折感って半端じゃありませんでした。「もう私達は日本に帰れない」「俺はもう終わりだ」って本当に思いましたもの。

でもがっかりしながら生活をするわけですが、「街に出てみるとそんな悲壮感はない」のね。みんな普通に暮らしている。ま、当たり前って言えば当たり前ですが(笑)、豪ドルは日本円の半分の価値になってしまったものの、「物価への影響」はなんら感じませんでした。私は「自分の資産を円建てで考える」から打ちのめされたわけで、オーストラリアに住んでいるのだから「豪ドルのことだけ考えていれば【何の問題も無い】」のがわかった。

あの当時からこのブログを書いていますが、「私は【豪ドルと心中するつもり】」と書いていました。(笑)

ただ日本円から豪ドルに替えた時は豪ドルは安い位置でしたし、その後、豪ドルは息を吹き返しました。また2018年には「全ての豪ドルを米ドルに替えた」ことから、「どうにか大きな災難には合っていない」のは間違いがないしろ、【タイミングを逃したら大惨事となる】のは「外貨投資の常」なのは間違いがない。

ちなみにマレーシアリンギvs日本円の動き。

マレーシアに「定期預金を作った時期」「撤退を決めた時」ってそれぞれ違うわけですが、「真っ青になった人」「シメシメと思った人」それぞれなんでしょう。また私のように「必要ではないリンギットは持たない」ケースですと「今のリンギット安は万々歳」ですが、「マレーシアの金利は最高~~♫」なんて思ってごっそりリンギに替えて「最近は為替変動は見ないことにしている」なんて人もいるんでしょう。以前から「マレーシアリンギで定期を作ったほうが良い」とブログに書いている人は少なくありませんでしたが、それを真に受けた人も多かったはず。「海外移住、ロングステイ」だなんて有頂天になっている人は【良いことしか考えない】のが普通ですから。

要は「一寸先は闇」というのが大正解で、本当に長期投資は難しいと思います。

ではデイトレが簡単なのかというと語弊があるのですが、「トレンドに沿って投資をする」のが私は【王道】だと思っていて、デイトレでも私は「トレンドフォロー型」で【逆張りは一切しない】のが私の主義です。

つまりデイトレが良い。長期投資は駄目というのではなくて、【トレンドフォロー型】ならデイトレ、短期、長期でもオッケイということなんですね。

今回のコロナ騒ぎで各国の株式市場が暴落しましたし、株式の長期投資も取り入れていかないと「超低金利時代」に入ってますから【債券投資には旨味がない】んですね。ましてや「世界は金余りだった」ところに【とんでもない額のお金が市場にばらまかれる】わけですから、これはどうしたって「株式市場に流れる」と思うわけです。

ですから私も株式市場にはそれなりに注目していたのですが、やっぱり「簡単ではない」のを再度確認しました。

そもそも日経平均にしてもNYダウにしても、「2月の時点」で「高すぎる。そろそろ調整に入る」と言われていたじゃないですか。そしてコロナが来て大暴落。そしてもう値が戻り始めている。

日経225

私にしてみると、今の位置でも「高すぎる」ように思えます。コロナが無くて「調整に入った」としても【今の場所ぐらいまでは下がる】場所に見えるわけで、つまり「コロナの影響って株価に反映されていない」と言っても良いくらい。

特に日本の場合は、消費税増税が根っこにあってGDP(10~12月)が7.1%も下がった。それにコロナがプラスされ、日本政府の「真水の補助金」の額から考えても、GDPの穴埋めにはならないはず。そして先が見えない企業経営、なおかつ失業率の問題もあるのに、なんでここまで株価が戻るのか本当に不思議。消費税が減税されたとしても今の値に戻れば上出来だと思うくらい。

ただ、「今がチャンス」と株式市場に興味を持った人たちが多くいる(証券取引口座数も増えている)、そして「日銀の買いオペ」が入り、なおかつ「行き場がないお金がすでに動いている」のだろうと思うわけで、なかなか難しい状況になったと私は考えています。

ただコロナを乗り切る体力、実力がある企業もあるわけで、そういう企業の買い時だと考えたいたわけですが(私の場合はアメリカ株)、これもまた皆さん考えることは同じで(笑)、なかなかうまい具合にはいかない。

そして前から書いているように、私が一番、気にしているのは「米中関係」で、またトランプ氏の再選、安倍さんの後任も考えると、あまりにも「不確定要素」が多すぎ。「コロナ増税」の話も出ているくらいなのに。

ですからやっぱり私の中では【波乱】という文字しか浮かんで来ないわけで、長期投資もそう簡単には行かないぞという結論。

というか、私は「ファンダメンタルズ」という私の一番不得手な判断基準から市場を見ているわけで、そんな私が出る幕はないと悟りました。(笑)

やっぱり自分は長い間、チャートアナリストとしてやってきたわけで、それ以外は「ド素人」なわけですから、「余計なことはしない」のが一番。

ファンダメンタルズは無視してチャート分析から「市場の動きの方向と力」だけ見て売買するのが私には一番合っているし、それしか出来ない。

そういう目で、例えば日経225の【日足】を見てみると、全く違うものが見えてくるわけです。

【相場のことは相場に聞け】という格言がありますが、全くそのとおりで、ファンダメンタルズを考えても「あまりにも要素が多い」し「何に重きを置くか」で全く読みが変わってきます。だったらそれは無視して「チャートの示す通りに動くべきでは?」というのが結論。

要は「上がるのか、下がるのか」ではなくて【上がると思っている人】【下がると思っている人】に注目しないとならないってことなんですね。「良い会社だから株価が上がる」のではなくて「良い会社だから株価が上がるだろう」と【考えている人】が多ければ上がる。そうじゃなければ上がらない。それだけのことなんですね。

美人コンテストで誰が一番になるか予想する時、「どの人が綺麗だろうか」と見てしまいがちだけれど、それは全く関係なくて【審査員はどう考えるか】を分析しないと優勝者を当てることは不可能なのと同じ。

そんな目で日経225を見てみると、全く違うものが見えてきます。

これは日経225の日足ではなくて、なにか違う先物の1分足だと思って見てください。売買ポイントが見えてきますから。でも「日経225に長期投資をする」という前提で見るとそのポイントが見えてこない。面白いと思います。「欲望、不安」そして「ファンダメンタルズをどう読むか」と自分の奥の方から「余計なもの」が沸々と湧き上がってくるんですね。

やっぱり投資ってのは「心理戦」でしかなくて、「自分の敵は自分の中にいる」というのがこの3ヶ月の自分を観察していてわかったことでした。
 
 
 

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