我が家の「鶏卵」は【Kenkori】の卵で決定~~

我が家の卵は「Kenkori egg」と決定~~

ヨメさんが「卵がないのだけれど、この前のを買ってくれる?」ですと。

この前の卵って「Kenkoriの卵」ということ。

ヨメさんいわく、「美味しいと思う」ですと。

私はヨメさんよりベロの性能は悪いし、ヨメさんが良いというものに反論できる立場ではない。(笑)

「色も美味しそうよね」とも言う。

それは私も賛成だけどさ~~。

なぜ「生で食べられる」のかの理由がわからない

Kenkoriのサイトを見ると「卵かけご飯でも大丈夫」とは書いていないけれど、卵かけご飯の映像はあるし、マレーシアで影響力がある情報誌「セニョーム」では「卵かけご飯に最適」と紹介している。

ケンコリの新鮮な卵の特徴は、ふっくらと鮮やか、濃厚でクリーミーなオレンジ色の黄身!

ケンコリの卵は、長年の研究調査により、抗生物質、ホルモン剤、大腸菌、サルモネラ菌、金属などの有害物質が一切含まれていないことが実証されている、誰もが安心して食べられる、体に優しい卵なんです。日本の養鶏所と5年間提携した実績も。農林水産省が安全性を認めた、大豆、コーン、善玉菌、そして鮮やかなオレンジ色の黄身を作る天然色素「アスタキサンチン」を鶏の飼料に配合。インフルエンザ、サルモネラ菌や大腸菌から守るために定速ろ過水を使用、工場内の衛生管理を徹底しています。ところで、「アスタキサンチン」ってご存じですか? ビタミンCの6,000倍、ビタミンEの550倍、緑茶に含まれるカテキンの800倍のパワーを秘めており、アンチエイジング、免疫力アップ、眼精疲労や加齢による白内障、緑内障予防にも効果を発揮するんだそう。さらに、ケンコリの卵は未受精卵なので、一部ベジタリアンの方も摂取することができるのです。ケンコリの卵はマレーシア国内のオーガニックレストランや日本食レストラン、カフェなどでも多く使用されています。みんな大好き卵かけご飯や温泉卵にも最適!

でも生食でもOKという「理由」が書いていない。またここで書かれている「抗生物質、ホルモン剤、大腸菌、サルモネラ菌、金属などの有害物質が一切含まれていないことが実証されている」に関しての証拠は、サイトを見ると「バクテリアはいない」という検査結果があるだけで、オーガニック認証は取っていない。(私が知るオーガニック卵はDQ Farmの卵のみ)

日本の卵の検査結果を見ると、それは詳細に書かれていて、一つ気がつくことは「細菌がゼロ」ということはない(ありえないんじゃない?)。菌類はどういう菌がどのくらいいるか、そしてそれが「汚染されているいうべきレベルなのかどうか」が問題。

私がKenkoriの卵に文句をつける筋合いはないんだけれど、私はあの会社のやりかたってあまり好きじゃないんですよ。

何度か書きましたが「生で食べられます」ってそこまで断言しちゃって良いのか?って思う。

これって「サルモネラ菌であたることはありません」という意味だと思うのだけれど、「その理由はサイトを見ても書いていない」んですよ。

そして日本では当たり前の「洗浄液で洗浄・殺菌」をしているとも書いていない。(ここは非常に大事なポイント)(日本の卵は消毒されていて汚染の確率は0.0029%程度という極めて低い汚染率)

ただ「安全には気をつけています」というアピールはしている。どこかの検査機関の「バクテリアはいない」という検査結果はでているのだけれど、それが唯一の菌に関する証明書で、その内容、それがあれば安全と「断言しちゃってよい」ほど、この世界って簡単だとは思わないんですよ。

ま、このへんは細かいことを言ってもしょうがないけれど、今まで私は「この卵は生で食べても大丈夫です」という宣伝文句を聞いたことがない。でも安全確保には最善の努力をしていると宣伝するのはどの生産者も同じ。我社は適当ですという業者は知らない。

私としては「生食で食べられます」という言い方って、事実とは別にして、ルール違反のような気がするわけです。その「自信がある」のはわかるけれど、そのために何をしているのかは書いていないのはおかしい。「このホウレン草は特別で、非常に身体に良い」と宣伝するのと同じで、じゃぁ、そう宣伝しない業者の卵は生で食べられないほど危険なのか?他社のホウレン草は身体に良くないのかってなことになちゃうでしょう。

アスタキサンチン配合?だから?

その違和感はあの黄身の美味しそうな色を出している「アスタキサンチン配合」にも同じことを感じるんです。

そもそも卵の黄身の色は「餌でどうにでも調節できる」わけで、美味しさとは関係ない。でも「見た目を美味しくすることは可能」。

そして身体に良さそうに聞こえるアスタキサンチンって、「鮭の身がオレンジ色なのもアスタキサンチン」なわけで、卵の中の少量のアスタキサンチンがいかにも健康に良いという言い方って、ちょっとどうかと思うわけです。でもま、マレーシアの他の卵は「Omega3配合」とか多いし、一つの流行りなんだろうとは思いますが、私としては「それで釣れると思わないで欲しい」と思うくらい。なんだか女性週刊誌のノリみたいなものを感じます。

Kenkoriの卵の白身や黄身がしっかりしてこんもりしているわけでもないし、特別美味しいとも私は思わないし、ただ「見栄えは抜群」で「売り方が上手いなぁ」とは思う。

最近、鶏卵のことを調べますと、「アスタキサンチン配合」の卵がいくつか出てきているのがわかりました。どれも「カンポンエッグ」「フリーレンジ」の類。これが一つの流行りになっているんですかね。前に調べたことがある生産者もそれを始めたので、そのうち、取り寄せてみるつもり。

私は生産者を馬鹿にしているわけでもなくて、本当に良いものを作ろうとしているんだろうとは思うけれど、そういう農家っていろいろあるのはネットも見てもわかるし、でも多くは「ひたむきに頑張っている」のが見えるけれど、誇大広告みたいなことをする農家は多くはない。でもこれだけ頑張ってますという農場の写真や鶏たちがどういう状態で飼われているかとか、そういう写真は多くあったり。

安心安全が売り物の農場の写真一枚ないって、なんか変

でもKenkoriの農場や鶏たちの写真って一枚もないんですよ。ホームページにもフェイスブックにもない。これって「安全安心を売り物にする鶏卵生産者」としては珍しいんじゃないですかね。「ほら、我社の卵はだから違うんだ」というアピールはしていない。雰囲気作りだけ。

また日本で美味しいと言われる卵のサイトを見てみると、「どういう親鳥をどう育てているのか」「餌は何を使っているか」とか美味しい理由もちゃんと書いてあるのね。でもKenkoriのサイトには値段が高い割には「どういう差別化をしているのか」というしっかりした説明はない。

「我社は安全を大事にして、鶏たちも健康に育てています」とするなら、私なら嫌だってほど農場の写真、卵の採集や選別、洗浄、パッケージしている「作業風景」の写真を使う。でもその手の写真はKenkoriには一つもない。どんな農場でどんな風に飼われていて、衛生管理はどうなのかそれが想像できる画像もない。でも「良さそうな卵だ」と思わせるネット上の雰囲気作りはうまい。

オーガニック認証も取っているわけじゃない

こういうところに私は違和感を感じるわけです。オーガニックの認証も取ってないでしょ。私が知る限りではオーガニック認証があるのは「DQ Farm」のみで、この認証を取るハードルは高く、土壌改良からやるべきことは非常に多い。抗生物質やホルモンをつかっていませんという「自己申告」だけで認証は取れないし、オーガニックを名乗れないのが【世界の決まり】。

私はこの農場の身内、スタッフにかなり力のあるマーケティングの腕のある人がいて「どうやって売るか」を考えているのだろうと思う。人間の心理をうまく操っていると思う。どんな人がアドバイザーで付いているのかな、化粧品業界にいた人かなとかそんなことを想像したり。(笑)

またセニョームが広告塔として力を発揮しているのは間違いがなくて、あそこまで褒め上げて「卵かけご飯に最適」なんてところまで踏み込んで断定しちゃって問題はないんだろうか。また「安全が実証されている」と証拠のないことまで書いている。もちろん、それはKenkoriの担当者との話し合いで決めたことだろうけれど、私は「提灯記事が甚だしい」と感じます。

オーガニック認証を取っていないのに、オーガニックレストランで使われていると書いてあるのも、マレーシアって全て自己申告で動いているのかと私は思ったくらい。

そしてそれを信じた消費者の口から口へとそれが広まっている。

そもそも「食あたり」はなぜ起きるのか?

私は卵を生で食べるのが大好きだし、30年以上の海外生活で卵にあたりたくないから、それなりにかなり勉強したんですよ。サルモネラ菌にあたるのは「古いからあたる」わけでもないし、日本でもサルモネラ菌の食中毒は出ているわけで、多くは「卵の扱い方」の問題だと私は思う。菌は殻の外側についている事が多いから(On-eggという)、日本では洗浄液で洗浄・殺菌するわけだし、サルモネラ菌も30度前後に放置するとかなりのスピードで増殖するから「常温で流通、保存されている卵より、冷たいまま流通させるコールドチェーンを使っている卵の方が安全」となるし、そして殻を手で触ったり、まな板の上に置いたり、布巾に付けたりするところから食中毒って広まる。

だから生産時にはサルモネラ菌にあたることが無い菌量の卵でも、流通や保管の仕方、扱い方の結果として食あたりがあるわけで、メーカーが「生で食べても安全」という言い方に違和感があるわけです。

日本の漁師が「私のアジを食べても食あたりしません」というのを信じる人はいないのと同じ。「食あたりしないようにする」のは「生産者」「流通」「販売店」「飲食店・家庭」の【総力が関係する】わけで、生産者が大丈夫ですというのは私はおかしいとおもう。

是非、ご理解をいただきたいのは、私が文句をつけていると感じる人が多いと思うけれど、本当に食あたりが気になる人は「知るべきことは他にある」という現実を直視して気をつけて欲しいと願うから。

所詮、生卵であたった場合は、私は自己責任だと思っていて、どんな卵でも絶対に危ないわけでもないし、絶対に安心なわけもない中で、「一体何に気をつけるべきかを知る」のが海外在住者のあるべき姿だと思うんですよ。

日本では生食は危ないなんて言われないから、気にしないでしょうが、だからといって海外に出て「安全です」と言われればそのまま信じちゃうってなんかおかしいんじゃないですかね。

殺菌済みの卵がどこでも販売されているけれど、なぜ「生で食べられます」と宣伝しないのか?

海外ではどこでも、マレーシアでも「Pasteurized Egg」ってのが売られていますよね。殺菌済みの卵で、スーパーの冷蔵庫の中に入っているのがそれ。

これは低温殺菌してありますが、「生で食べられます」という宣伝はしていないでしょ?

なぜ?

私は誇大広告や勘違いをするような広告をしないのは、業界の暗黙の了解だと思うんですよ。あるいは告知に関する法律が存在するのかもしれない。「SAFE EGG(安全な卵)」とケースに印刷されていますが、これを表記して良い、駄目の決まりってあるんじゃないかなぁ。自己申告で「安全です。生食可能」って許されることなんだろうか。

でも我が家はKenkoriの卵を使うことにした

でも、我が家はKenkoriの卵を今後使うことになりました。(笑)

その理由は簡単で「ヨメさんがKenkoriが良い」というから。それだけ。

私自身が望む卵って全く違う卵。そして安全に関しては自分でどうにかする

本当に欲しいのは、白身や黄身がこんもりとしていて、白身が流れてしまうような卵ではなくて、黄身の味が濃厚な卵。でも安全性はほとんど気にしない。(笑)

そういう卵をマレーシアに来てから随分探しましたが、見つけたのはある農場の卵。ところがこれを入手するのが大変で、オーガニック専門店に予約を頼んでもいつ入荷するかわからないような卵なのね。

この農園の卵。凄いっす。美味しいし。

Natural Tropical Farmという農園の卵。フェイスブックはここ。

その他、いくつか見つけましたが、こんなのもあるのね。

でも味そのものはこういう白身や黄身がしっかりしているから濃厚で美味しいってわけでもなくて、本当に難しい。

自分で殺菌するという手もある

殺菌卵はどのように殺菌されているか、自分で同じ様に出来るのか調べてみたら「決して難しくない」のがわかった。アメリカのUSDA(米農務省)も(各国も)その指針をだしているし、60度で5分熱するだけでほぼOK。

60度で5分。こんな感じ。これでも一応、ゆで卵。そして「Pasteurized Egg」でもある。

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崩してみます。生卵との違いは全くわかりません。

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でもいろいろと研究していて気がついたのは、我が家は「温泉卵」が好きなんだけれど、ある日、実験で失敗した「温泉卵もどき」を食べた時。

これって低温殺菌はされていて安全。そして混ぜてしまうと黄身は濃厚だし、白身のズルズルした感じはなくて、私の理想とする生卵だったんですよ。

62度で30分、見た目は完全な温泉卵。

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黄身を割ってみるとこんな感じ。生と同じ。

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混ぜてみます。こうなると生卵とほとんど変わりはなく、食べてみたところ、ズルっとした白身の感触はほとんど無くて、黄身は濃厚でこの方が美味しいと思うくらい。

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これは普通にスーパーで売っている卵だったのですが、ま、あえて苦労して探さなくても、私にとって美味しい「生卵もどき」は食べられるのがわかった。しかも殺菌済み。

ん?Kenkoriの卵をこうやってやってみるかな。すげ~~美味しかったりして。

ま、卵もいろいろあるってことですね。

ちなみに以前、卵探しをしたときの日記。

Dabo's life in KL, Malaysia

マレーシアの卵って美味しくないですよね。そしてデレ~~~っとしているのものばっかり。これって新鮮さの問題じゃなくて、そう…

Dabo's life in KL, Malaysia

まぁカンポンチキンとかカンポンエッグってのははっきりした規定もなく、売り側の言うままであって、一体それがどういうものなの…

卵って本当に難しいと思います。

Kenkoriですが、私は違う意味で評価しています。日本人の心理をうまく利用している珍しいマレーシア企業だと思う。大したもんだ。

結論

好きにすれば良し。(笑)

ただ一つ、間違いがないのは、「生で食べても大丈夫」という根拠はどこにも書かれていない。

私にしてみると「女性週刊誌ネタ」と同じで、でもそれが真実として口コミでどんどん広がっている。

やったもん勝ちの世界なんでしょうね。

本当に食あたりが気になる人が考えるべきことは、全く違うところにある。

美味しい、美味しくないは別にして、「生食出来るか出来ないか」は【人の健康に直接関係する大事なこと】だからやっぱりきっちり考えて欲しいと思うんです。

私は「卵の安全」に関してこういう考え方を持っています。

Dabo's life in KL, Malaysia

海外で卵を生で食べるのって怖いですよね。まず食あたりにはかなり強い耐性を持っている私でもそう思う。 でも生卵であたったと…

     
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