「台湾に激震!アストラゼネカ製ワクチン接種直後に36人死亡 開始わずか4日間で」ですと。
15日から高齢者を中心にAZ製の接種が始まったが、18日までの4日間で優先接種を受けた高齢者42人が死亡。このうち36人はAZ社製を接種した直後に死亡していたと台湾アップルデイリー電子版が報じたのだ。6人は解剖の結果、AZ製との関係がなかったことが明らかになった。しかし残る36人は司法解剖の段階にあり、因果関係はいまだに解明されていないが、15日から連日トップニュースで報じられ、AZ製への信頼性は著しく低下している。
困りましたね~。
日本から台湾へワクチンを送ったのは「美談」として両国で扱われましたが、まさか、これで一気に流れが変わるなんてことはないのでしょうか。
世界中どこでも同じですが、「死亡なり後遺症みたいなこと」が起きても、それとワクチンを結びつけるのは「想像」はできても「確定」は難しい。特に高齢者が多いですし、ワクチンとは関係がないかもしれない。でもワクチンがトリガーになったのかもしれないけれど、それの断定もできない。
日本でも「不明」となるのは同じで、例えば脳溢血で死んだとした場合、「ワクチン接種前にその兆候はあったのかなかったのか」をまず調べるじゃないですか。持病なりなんなりで血管の問題があれば、ワクチンが原因ではないとなるんでしょうが、「持病も兆候もなかった証明」が難しい。
健康体でなんの問題もないのに、検査を受けて「血管や血液の状態の診断書」「脳のCT検査画像」があるわけでもないから、「持病があったと推測できる」なんて言われればおしまい。ワクチンを打つ前に「全く問題がなかった」ことが証明できない限り、ワクチン接種による死亡とはならないらしい。
これは台湾も同じですが、人々の感情はどう動くのかが気になります。
日本が台湾へアストラゼネカ製のワクチンを送ると決まったときでも、「日本では使わない、用済みのワクチンを送るのか」という声はあったじゃないですか。これは喜んでいた台湾側も、「もう日本では使わないやつね?」と思っていた人は少なくないと思う。
「ワクチンを打つリスク」「ワクチンを打たないリスク」
さて、どちらを取るべきか。
これが「病気に使う薬」ならわかるんですよ。その薬に問題が多少あったにしても、その薬を使わないとならないケースってあると思う。
でもワクチンを打つ人は、今、コロナに罹っているわけでもない人が多いはず。ワクチンを打たなくてもコロナには罹らないかもしれない。
ここはやっぱり統計を見るべきで、コロナがどんどん広がり、人口の10%も感染する状態なら、「近寄る危険に備える」のもわかる。
でも日本は「さざ波」。でもそれがどうなるかは誰にもわからない。でも今までは「なぜか」他国のように広がってはいない。
コロナの恐ろしさは横に置いといて、人口と罹患者の比率からいうと、今の状態で「ワクチンを打とう」なんて話は出てこないのが今までの常識。
なんだか私達は「コロナと戦っている」のではなくて、「罹患する【不安】と戦っている」感じがします。
そういう意味では行動制限や自粛もそうだけれど、感染してもまだ一人も死亡者がでていない年代も含めて、あれは駄目、これも駄目、酒も飲むなと。矛盾があるんじゃないですかね。
私は日本の若者や飲食店が随分、従順なのが不思議に思うくらい。
そもそもコロナは年寄りと持病持ちが危ないのなら、そういう人たちこそ重点的に隔離をするなり、対策を講じるのが道理だと思うんですけどね~。
介護施設でクラスターができても、それは夜の街で酒を飲む若者、飲食店のせいって、私には理解不能。
感情的にはわかるんですよ。あれもこれも止めてしまえば良いのは間違いがない。でもそういう話をするのなら、専門家なんていなくても良いんじゃないかと私は思う。
この落とし前はどうつけてくれるんだ?
私は若者たちや被害が甚大な飲食店のそんな心の声が聞こえてくるような気がします。旅行関連の業界も大変だと思いますが、彼らにはきっちり政治家が付いている。でも若者達や飲食店の声を代弁し、守ろうとする政治家っているんだろうか。
台湾もどうにかうまく乗り越えられると良いなぁ。
台湾加油!!