マレーシアの新規陽性者が減らないのは「コネ社会」なのが関係あると思う

マレーシアの新規陽性者が減りませんねぇ。

どういうところで新規陽性者が増えているのかを見ると、建設現場、工場が多い様子。

ま、多くの労働者が集まるわけだから、そうだろうなとは思うものの、そんなのは最初からわかりきったことじゃないですか。だから本来なら、そういうところから重点的に対策を講じるのが順序。

新規陽性者の様々なデータの中で、私が気になるのはクラスターの中で「何人検査して、何人陽性となったか」のデータ。

From the Desk of the Director-General of Health Malaysiaというサイトの付録4ね。

From the Desk of the Director-General of Health Malaysia

日本語に翻訳してみると、こういう表がある。そしてその中に「フィルタリングされた量」と「症例数」がある。

これで「陽性者率」がわかる。(画像をクリックすると拡大します)

例えばですね、ペナンのジャワビレッジストリートという職場(建築現場?工場?)では824人中14名と出てる。

ま、これはそんなもんかぁと思いますよね。ちゃんと対策をしていたけれど、陽性者が出てしまった感がある。

ところがですね、こういうのは?

サンビルディングサイトは220人中142人の陽性者ですと。

このデータは2021年6月25日のデータですが、過去データの中には、150人中120人みたいなのもあるわけですよ。

これって対策らしい対策をしておらず、感染が広まったとしか思えない。

これがですね、去年の初期ならわかるんですよ。皆さん、手探りでやっていて、どこまでやればよいのかわからないし、中には「仕事最優先で手抜きをしたところ」もあるでしょう。

でももうあれから1年以上経っているわけで、何度も何度も行動制限をしたり、場所によっては完全封鎖したり、そして誰しもがどうするべきかはわかっているじゃないですか。

でも未だにこういう事が起きるってのは、「確信犯」だと思うんですよ。

これがもし日本なら、企業名が公表されて、「一体、何をやっているんだ?」と社会制裁を受けるはず。また政府や自治体にしても、そういう感染拡大が予想される場所では、いの一番にそれなりに強い規制なり要請をするんじゃないですかね。厚労省にしても自治体のトップにしても「一体、何をしているのか」という批判の嵐は半端じゃないと思う。

でもマレーシアの労働者が集まる建設現場や工場などの職場では今でもどんどん陽性者が出ている。これの管理責任者が問い詰められるなんてことがあるんでしょうか。

どこの話でしたっけ。検問でバスを止めたら、その乗客40人程度の人たちが「黄色のリストバンド」をしていたと。これって「陽性者で隔離の必要あり」の人たち。

なんでそんな事が起きるかというと、「陽性者でも働かせようとする企業が存在する」ってことじゃないかと。このバスは労働者の送迎バスだったんじゃないですかね。

毎日のデータを見ていると必ず出てくるのが

○ 3Sを避けてください:(混雑した狭いエリアを避け、近距離でチャットしてください)。

○ SOPを遵守してください。

そして罰則も厳しく、かつては住まいの近所をジョギングしていただけで逮捕され罰金刑なんてこともあった。

そういう報道を見ると「結構、厳しくやっているんだ」と誰しもが思う。そして「自分も従おう」と思う。

ところが・・・・・

「俺んところは関係ないね」という企業がごっそり存在するってことじゃないんですかね。

そしてその企業に強い圧力をかけることが出来ない。これがマレーシアの陽性者が減らない理由だと私は思うんですよ。

前にも「宗教関係の集まりはどうするか」でちょっと揉めたことがありましたよね。それは信心深い人たちが多いマレーシアでは当然だと思う。

それと全く同じ様に、「仕事を止めたり、環境改善が出来ない、したくない人たち」が多く存在して、彼らをコントロール出来ない、しない状態が続いているんじゃないかと。

マレーシアがコネ社会なのはちょっと住めば誰にでもわかることで、多くの企業のトップは大金持ちで名も地位もある人たちが多い。当然、政府の上の方と繋がっている人たちは多く、というかそれで飯を食っている人たちかもね。

警察とて同じで、強く言える相手と、何も言えない相手がはっきり存在しているんじゃないですかね。

日本がそうであるように、政治力がある企業や業界はそれなりに優遇されるけれど、飲食店みたいにバックに政治家もいない中小の集まりはバカを見る。

この上下関係、横のつながり、政治との癒着。これってマレーシアは半端じゃないのは過去の超大型詐欺事件を見てもわかるわけで、そして自動車の反則切符を切る警察官の小遣い稼ぎは誰でも知っていること。

光と影があるとすれば、マレーシアの影の部分は非常に大きくて、それが経済を動かしている、そんな感じを受けています。

でもま、国の中枢にいれば、「雑魚たちが泣いても構わないけれど、国の基幹産業を止めるわけにはいかない」と考えるのもわかる。

これで感染が静まるわけがない。

誰しもが「自分の立場」として一生懸命頑張っているように見える。

でも「タブーの部分」があって、そこに触れることは誰もできないのじゃないかと。

     
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