世界のデータを毎日見ていますが、マレーシアの死亡者は確実に「減る方向にある」様子。
主な国々の「１００万に当たりの死亡者数」（７日間平均）２０２１年４月１日～８月２４日。
この中でマレーシアの状態がよく分かるようにしてみる。
このグラフは７日間の平均値ですから【実際の動きより遅く方向が出る】けれど、大きな動きは非常に見やすい。
良い傾向だと思います。ワクチンのおかげですかね。
しかし「新規陽性者」ベースだとまだまだ駄目。全くお話にならず。
新規陽性者数で見ていくと、マレーシアは世界のトップを独走中みたいに見えますが、規制緩和の方向に動いていたイギリスやアメリカの数字がどんどん大きくなっているのが気になります。またそれは日本も同じ。
ただ私は去年からずーっと書き続けていることとして、「新規陽性者数より重篤・死亡者数が重要」だと思っていて、ましてや「陽性者と感染者は違う」のに、それを一緒にして感染者という言い方は間違えているどころか、ここに「なんらかの意図がある」としか言いようがないと思います。当然、それは「大変なことが起きている」というプロパガンダと言っても良いはず。（でもそうする理由もよーーくわかるつもり）
どちらにしても、「重篤者・死亡者数が重要」だと思っていて、新規陽性者数を気にしないと言えば嘘になるけれど、重要度は私にとっては下。
ワクチンが広まり、それで重篤者・死亡者が間違いなく減ってくれば、世の中は益々「新規陽性者数を気にしない」方向へ行くんでしょうね。シンガポールやカナダが「新規陽性者数は発表しない将来の方向性」を言い出したのはそういう意味じゃないんですかね。まさに「風邪と同じだから」ということなんでしょう。
私はこの動きは正しいと思うんです。
だからワクチンも接種しろと政府だけじゃなくて個人もそうだし、企業も言う。そして企業では「従業員にワクチン接種を義務付ける」動きは大きくなって、拒否したら解雇されたなんてことが世界中で、マレーシアでも起きている。
でもこれもまた、政府としてはそういう動きを歓迎するのは当たり前だと思うんですよ。個人の権利じゃなんじゃ言い出したら、大きな目標の達成が遅れるどころか、達成するかどうかも危うくなるから。だから「無理なゴリ押し」をするのも理解できます。でも決してそれが良いと言う意味でもない。
ワクチンが全てだとは私は全く考えていないんですが、「政府がワクチンを全面に押し出す」のは当然だと思っています。少なくとも科学的に、医学的には「それしかない」わけで、「XXが良いらしい」「AAも良いらしい」という世間の話をすべて取り上げられるわけがない。ましてやイベルメクチンのように、製造元が「効くわけがない」とういうものを政府が取り上げるわけにはいかない。
でも「効くならそれも試すべきで、科学的根拠は後で調べれば良い」と私達一般は考えるわけで、医療従事者もそう考える人達がいて、コロナの治療薬、予防薬という認可はおりないけれど、医者の責任と摂取者の合意の上で使われるのが進むのはそれはそれで良いし、マレーシアのように「きっちり治験をしてみよう」と動く国もあるわけで、そういう意味ではバランスは取れている状態だと思うし、マレーシアの治験の結果を楽しみにしています。
どちらにしろ、重篤者・死亡者が減れば万々歳で、次に「どうやってそれを持続するか」のステージにこれから入っていくのだろうと思っています。ワクチンの効果、持続性にも問題は山積みですが。
野球で言えば、１回の表、先行はコロナウィルスで人類はこてんぱんにやられ、１回の裏、人類はワクチンを持ち出しそこそこ点を入れ始めた。さて、結果的にどうなるんでしょうか。私はまだ１回の裏の結果さえ出ていない段階だと思っていますし、２回、３回とウィルスと人類の攻防戦がどういう展開になるかはさっぱりわからず。
ただ「短期的に、つまり数年で結論が出る」ほど簡単ではないだろうとは思っています。
マレーシアの死亡者数が「日本レベル」まで下がってくれば、私としては＼(^o^)／＼(^o^)／＼(^o^)／
そう思うなら、そしてワクチンは効いていると思うなら、集団免疫の獲得ができるようにお前もワクチンをさっさと打てと？
そういう聞こえない声が沢山聞こえてくるのですが、それとこれとは別。我が家には我が家の事情がある。ま、わがままだと思われようがどうでも構いませんが・・。
