ワクチンの「有効率」(%表示)の意味をきっちり理解する

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日本でもマレーシアでもワクチンの接種者が増えていますが、どうも皆さんの話を聞いていると「有効率」の意味をわかっていないんじゃないかと思うことが多いです。

例えば「有効率90%」だったとして、これはどういう意味なんでしょうか。ワクチンを打った人の90%は「コロナウィルスに感染しない」と考えている人が多い様子。50%だとしたら、半分しか効かないんじゃ意味がないよね、とか。

でもこれは勘違い。

この辺を簡単に説明します。

○ ある人口100万人の地域でワクチン接種率が100%だとする。

○ ワクチンが無い時にはその地域では1000人の感染者がいたとする。

この場合、そのワクチンの有効率が90%ならどうなるのか。上に書いた勘違いの考え方だと、100万人の内90万人には免疫が出来て、10万人には免疫がないとなる。ではその10万人が感染してしまう危険があるんですかね?実際に感染した人は1000人だとすれば、9万9千人はそのうち感染してしまう可能性がある?

なんだかおかしくないですかね。

では有効率はどういう意味かというと、上の前提の場合、1000人いた感染者が100人になるという意味。これが有効率90%。

では有効率が50%だった場合はというと、1000人が500人になるという意味。

ん?で?

わかったようなわからないようなと思いますよね。実際にはワクチンを打たなくても感染しない人もいるわけで、現実的には何がどうなっているのか?

ワクチンを含めてなんの対策もしなかったら100%の人が感染するってわけじゃないですよね。

また国や地域、人種や生活環境によって感染率には差があるわけですが、「同じ環境の中で、ワクチン接種者と非接種者とどのくらいの差がでるのか」を見るのが有効率じゃないんですかね。

有効率はテストで算出されるわけですが、偽物のワクチン(プラセボ)と、本物のワクチンを同数の被験者に接種してもらい、プラセボでの感染者数と、本物ワクチンでの感染者数の差をプラセボでの感染者数で割れば有効率が出るわけです。プラセボで1000人感染した。本物ワクチンでは100人感染した。この場合、有効率は90%となる。

これは私も他人様にうまく説明できるほど理解が深いわけじゃないのですが、「とにかく有効率とは、ワクチンを打てば抗体ができて感染しなくなる人の割合ではない」のは間違いがない。

今日、なんでこのことを書こうかと思ったかというと、これに関するわかりやすい説明の動画があったから。それもその動画を作った方はマレーシア在住の日本人科学者であり、またマレーシアが行う「ワクチン治験のボランディア」もやっているので、わかりやすく、間違いのないものだろうと思ったから。

この動画です。

この話の中で私が驚いたのは、評判が悪いシノバックですが、感染しても重篤化しない、死なないという点ではかな~~~りの優等生で、ファイザーやアストラゼネカより良かった(マレーシアでのテスト)であるという点。大事なのはここですよね。

マレーシアのシノバック製ワクチンって大丈夫なの? [シノバックワクチンって? ワクチンの効果、有効率って?]

 

ワクチン関連でもう一つ動画が出されています。

マレーシア コロナワクチン5種分類 [新しくCanSino ジョンソンエンドジョンソンが加わる]

この方のユーチューブのチャンネルはサブスクライブするのが良いと思います。この方はマレーシアに長いなんてもんじゃなく、マレーシアに根を張って生きている方ですから、マレーシアに関する経験と知識の豊富さはロングステイヤーとはまるで違います。そういう視点から作られている動画は非常に意味があるんじゃないでしょうか。

彼はまた「ご褒美人生の泉」の昔からの影の功労者であり、彼なくしては泉の存在、継続はなかったろうと言われているような人。

もちろん「ご褒美人生の泉」という団体は健在ですし、SNSも活動しています。そしてそれに入っていれば(無料)、こういう情報はすぐに回ってきます。

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