私は基本的に長期投資をしないのは前から書いていますが、金(Gold)に関してはHSBC Singaporeのマネージャーに誘われてファンドを買い、かなり長い間持っているのは何度か書いたことがあります。
長期で持ちましたが、一般的な長期投資ではなくて、「ファンドは持ったまま、下落局面では先物でヘッジの練習をする」という考え方でした。つまり下落局面では「空売りをする(両建てになる)」という考え方。そして上昇トレンドが見えたらそのヘッジ玉を外すという方法。買い玉(ファンド)だけを残すってことですね。
でもこれもまた結構疲れるし、面倒なのであるころから放置状態。
買ったのは1200ドル前後ですからそれなりに利は乗っていますし、今はロシアのウクライナ侵攻で金のみならず貴金属や他の商品も大きく値上がりしているものの、これは実需というより「不安が値上がり要因」だと思いますから、「不安の絶頂が目先の最高値」だろうと見ています。
さてその絶頂はいつ来るのか。
これは私にわかるわけもありませんが、とりあえずこれからは「売り場探し」という目線で動きを見ていこうと思っています。
でもファンドを売ってしまうのか、それとも先物で売りを入れてとりあえず利益確定をするべきかまだわかりませんが、持っているのはファンドですから売買に時間がかかるわけではないものの先物などのように簡単に売った買ったは出来ないので、もしかしたら「今までの延長」の考え方で先物を売るだけにするかもしれません。というのは、売るにしてもそれでもう終わりということではなくて、金(Gold)とはもう少し付き合って、今後の動きに期待したいとも思うから。
ま、とりあえず「利確優先」って感じかな。
売り場探しは、今までのような「トレンドの変換を確認して」という見方ではなくて、「吹き値売り」作戦で行くつもり。で、下げたらまた買い戻すタイミングを探す。
再び3月8日のように吹いたら売るつもり。でも今の時点でダイバージェンスが出ているから、もしかしたら8日が高値かななんて思ったり。^^;
8日の高値はその前の高値である2020年8月7日を抜ききれていないし、あの高値あたりの壁はかなり固く厚いかもですね。でもそれを一気に抜いてきたら面白いことになりそうで、それを思うと高値で売っておしまいというのはチト寂しく感じるわけです。
ただし、ロシアはかなり金(Gold)を溜め込んでいるようで、そしてドルの手持ちは少ないのに輸入代金の支払い、債券の利払い、償還もありますから「大量に金を放出する時」が来るはずで、その時には身軽な状態でいたいと思っています。
その後、どういう動きをするのかは神のみぞ知る世界でしょうし、予想はせずに動きを見るのみ。
とりあえず再度吹いたところで欲を出さずに利確(ヘッジ玉を入れる)。その後は様子を見ながらおもしろそうな買い場があればまた再出撃(ヘッジ玉を外す)という感じかな。でもタイミングが見えなければ、適当なところで金ファンドを売却して(ヘッジ玉も外して)、一応、整理して撤退ってことにしようかと。