またまた毎度のマグロの話。
どうやってもど素人の私が満足できるようなことにはならないわけで、やっぱり最終的には「日本から空輸される生の本マグロを手に入れる」「それを2,3日以内に食べる」のならオッケイ。
でも2,3日以内に食べきるのが難しい。だからどうしても「冷凍もの」と付き合うしか無い。でも「自宅の冷凍庫」では温度が中途半端だから「自分で冷凍しても駄目」「そもそも長期保存はできない」。
だからせめて「マイナス60度」まで冷える冷凍庫があれば、どうにかなると思うわけです。でもねぇ、我が家の女帝はそんなプロが使うような冷凍庫を買うのを許してくれるほど優しくない。(┰_┰)
困ったなぁと思いつつ、ネットサーフィンをしていたところ、【新たなマグロの販売店】を見つけました。\(^o^)/
彼らが扱うのは「本マグロ(クロマグロ)ではない、冷凍のインドネシア産のミナミマグロ(Southern Bluefin Tuna)」なのね。でもトロと赤身を売っていて安い。
そしてですね、フェイスブックを見たところ、マレーシアにある日系の寿司店、居酒屋の写真がいくつか出ているんですよ。これって「納入先の一部」だろうと思うわけで、この価格なら使いやすいはず。日本からの本マグロよりかなり安いですから。
その販売店のフェイスブックはここ。(画像をクリック)
下の画像をクリックするとフェイスブック上のこの業者の【写真】のページが表示されます。
早速、フェイスブックのメッセンジャーで連絡をしたところ、すぐにこういう返事が来た。
这个是我们的Menu 您可以参考一下哦~
1. 👑 Southern Bluefin Tuna Belly (Otoro)
-Sashimi Grade-
RM32/100g
2. Swordfish Belly (Meka Toro)
-Sashimi Grade-
RM23/100g
3. 【New】Southern Bluefin Akami
-Sashimi Grade-
RM20/100g
每一块鱼肉大约 300g-600g
请让我知道您要的鱼以及数量(几个Block)
Southern Bluefin Tunaってのは「ミナミマグロ(インドマグロ)」のことで(クロマグロはBluefin Tuna)で、Tuna Belly (Otoro)の価格はRM32/100g。AkamiはRM20/100g。
それぞれ300gから600gのブロックになっている。
このトロの価格がRM32/100gというのは、他店で買ったことがある人は「とんでもない激安」なのはわかるはず。私が買う「冷蔵・冷凍本鮪の赤身」より安い。ただし、これはミナミマグロ。私のオーストラリア時代、マグロと言えばミナミマグロでしたし、日本に入っているオーストラリアからのマグロはミナミマグロですし、私は決して「本マグロ(クロマグロ)」と遜色があるとは思っていません。というかマレーシアでそんなこだわりを持ってもしょうがないと思うし。
ちなみに、刺身類を売っている日本人にも有名なある販売店では、中トロが100g98リンギ。大トロは108リンギ。でもこれは本マグロ(クロマグロ)で日本から空輸された「生」で冷凍ものではない。
インドネシア産ミナミマグロの赤身なら、毎度おなじみのFocal Marketingでも売っているのね。そしてFocalの方が安い
Focalのマグロです。
ただし、Focalのこの冷凍ミナミマグロの赤身ですが、当たり外れが本当に大きいんですよ。まさにギャンブルでどんなのが来るのかわからない。美味しい時には美味しくて、これが100g14,7リンギ(約480円)なら全く文句なし。でも外れると「もう二度と買うまい」って思うのね。(笑)
さて、今回見つけた「Kingtoro」の同じ冷凍ミナミマグロはどんな感じか。
とりあえず、【Otoro X2, Akami X 1】と注文しました。
するとすかさず写真つきの返事が来ました。
トロは良いにしても、赤身は尻尾の方なので、「違うのはないか?」と聞いたところ、新たな写真を送ってきました。
さほど変わりはありませんが、これでオッケイと返事をしたところ、すぐに料金を計算して出してきました。
Otoro 275g+270g
545g RM174.40Akami 560g
RM112.00Delivery RM25
FREE Wasabi Packs
FREE 1 pcs salmon
Total RM311.40
デリバリフィーがRM25でワサビとシャケ一切れのおまけ付き。
これにOKを出すと、こちらの住所と電話番号を聞いてきたのと、代金を振り込む口座を知らせてきますので、住所・電話番号を書き、代金は銀行から振り込んで、そのコピーをメッセンジャーに貼り付けます。
すると次のメッセージ。
Noted on the detail, thank you very much🥰🥰
We will ship out your order by Monday night Frozen Truck, and you shall receive the order by Tuesday ☺️🥰
Our team will share the tracking number to you by this coming Monday afternoon yeah 🙏🙏☺️
そして当日、トラッキングナンバーが送られてきて、納品まで非常にスムーズで良い感じでした。良くあるようなデレデレした感じや、どうなってるんだろうと心配することは一切なし。
まずは気になる「トロ」を解凍してみました。解凍方法は【温塩水に数分漬けて、その後、冷蔵庫で解凍】する方法。
大トロには見えないし、かと言って中トロとも違う感じですが、脂が乗っていない魚体のトロの部位なんでしょう。食べてみたところ、「私には十分美味しいマグロ」でした。これをお店で「トロ」と言われて出されたら「えっ?」とは思いますが(笑)、100グラム32リンギ(約950円)のマグロとしては、私は「文句なし」と思いました。
(追記)この大トロを次の日、また次の日と食べましたが、後に食べたほうが「大トロらしかった」のね。このマグロは「穫れた後にすぐ冷凍」されていて、私が解凍してから「死後硬直」が始まったような感じがしないでもないのね。だから「数日おいたほうが美味しい」のかもしれない。
私が抜群に美味しいと思っている「日本から空輸された本マグロの赤身」はこれよりも高いですし、冷凍保存は効きませんし、それならこの冷凍トロのほうが良いと思ったくらい。いつも「ヅケ」にして食べることが多いですが、「これをヅケにしても良さそうだね」と息子も言っておりました。
一緒に買った「赤身」はまだ冷凍庫に入ったままですが、これもどんな赤身か楽しみです。Focal Marketingで売っているのと同じ「インドネシア産ミナミマグロの赤身の冷凍」ですが、どう違うのか。価格的には今回の「Kingtoro」の方が高いですが、その違いはあるのかどうか。
そもそもKingtoroでは赤身が100グラム20リンギ、トロが100グラム32リンギというように、赤身とトロの価格差が大きいことはないので、それなら今回先に解凍したトロの方が良いかもしれない。
もしも「本物の本マグロの大トロが欲しい」とするなら、このKingtoroの価格である100g32リンギの【3倍】は覚悟する必要があるはず。あるいは「千里(和食材の輸入卸)」の小売部門からこの冷凍物を買うのが良いかもしれない。(画像をクリックするとその商品ページに飛びます)
これは100g74リンギ程度だから安い方でしょう。冷凍ものじゃなくて良いのが欲しい場合は、小売店から買うにしても「新鮮なものを買うのは簡単ではない」のであって、「日本から入荷する日を狙う」ことをしないと「ブヨっとして生臭い刺し身」に当たる可能性大。ドンキのトロも美味しかったりまずかったりするのはそれが理由でしょうね。
今回のトロらしくないトロですが、「どぎつくないトロ」で、私は昔は大トロ大好きだったのが今では赤身好きになったのは「脂のしつこさに耐えられない」からなんですね。これは焼肉も同じで、特上カルビなんて食べたらオエッとなる。和牛もA5じゃない方が良いわけで、そんな人には合うトロと言えるかもしれない。
このマグロが常に手に入るのなら、私のマグロ問題は解決としても良いかもしれない。
赤身はどんな感じだろうか。本当に楽しみ。
上に紹介した「千里のトロ」ですが、その販売ページに面白いことが書いてありました。このページね。
日本語に訳すとこうなる。
大トロ – 多くの人にとって、これは寿司や刺身のマグロの最も望ましい部分です. マグロの腹の中で一番脂がのっていて、口の中でとろけます。オトロは非常に人気のある属性のため、魚の他の部分よりも高価ですが、間違いなく価値があります。
重要な注意点:
商品到着後、そのまま冷凍庫へ入れてください。3日以内に消費することをお勧めします。このマグロの切り身はデリケートな性質を持っているため、サクは真空密封され、冷凍庫 (-70 F) に保管されます。通常の家庭用冷凍庫では、このマグロの色と味を 5 日以上保つことはできません。
解凍方法:
真空パックした魚は食べる2時間前までに冷凍庫から出し、水と氷を入れたボウルで解凍することをお勧めします。解凍するときは、安全と風味を保つため、魚を真空密封バッグに入れて保管する必要があります。マグロは再冷凍しないでください。
私が延々と悩んでいたことは「当たり前です、無理です」ってことなのね。(笑)
千里は「マイナス70度(華氏)」になる冷凍庫を持っているということ。前に「ある業者」へ行った時に「この冷凍庫は何度まで下がりますか?」と倉庫にいたマレー系スタッフに聞いたところ「マイナス20度」と言っていたのを思い出します。
(注)文中にある(-70 F) は華氏で、摂氏ですと「-56.7℃」となります。
実はその業者から買った「ホッケの開き(冷凍)」が冷凍焼けして生臭かったことがありました。そして数日前にブログに書いた「美味しくなかった本マグロの赤身の冷凍もの」もその業者から買ったものです。
「冷凍物は千里が良いかもしれない」と思っていたのは、正解だったのかもね~。