今年初めての外食。美味しすぎて感動した~~~

皆様、明けまして御目出度うございます。

世界を見回しても嬉しくないことばかりですが、それにもめげず、希望を持って進む2023年でありたいと思っています。

本年もよろしくお願いいたします。

ところで、新年早々、食べ物の話で申し訳ないのですが、今回は「正月らしい食事はやめよう」という話から一転して、「やっぱりお節が欲しい」と伊勢丹に行ったり、「でも思うように集まらない」と諦めたり、二転三転しましたが、【外食にしよう】という突然のヨメさんの提案で、食べに行くことに。

ランチですが、さてどこにするか。

こういうときに出てくる店の名前ってほぼ決まっていて、それは一般的には全く有名でない準高級店。この店の名前をブログで見ることも殆どないような店。

それは、「Sou Omakase Dining」というおまかせ専門の和食店。ガーデンズモールにあります。知ってます?

 

SOU OMAKASE DINING…

この店って我が家の皆がファンと言っても良い店で、有名ではないし、店自体も「良い店だろ?」みたいな気張っているところも皆無。でもやることはきっちりやる非常に良い店だと思っています。カウンターに座って板さんと話し込むこともなく、普通に店に行って普通に食べるだけの和食店。

でも我らは家族は皆、この店の大ファン。

料理はもちろん美味しいのですが、隅から隅まで手抜き無しできっちり仕事をしているのがわかるのね。妥協が一切ない店と言うべきか、「やるべきことを淡々にやっている」という、そして偉ぶったり、自信を見せたり、そういうことも皆無の「ベストを尽くした料理を出すのみ」とそれにこだわっている職人気質を非常に強く感じます。

店の名前の通り、「おまかせコース」があるだけですが、私はいつも「寿司コース」に決まっているものの、ヨメさんが「鮑コースを食べたい」と言い出したんですよ。それに息子も賛同。

鮑は数日前に買って食べたじゃないかと私が言ったのですが、「刺し身を食べたい」のに鮑を死なせてしまって中途半端な「蒸し鮑」にしてしまい、ヨメさんにしてみると「返ってストレスが溜まった」様子。そして「鮑のお刺身を食べたいのっ」とのこと。息子も同じ。

私としては「お好きにどうぞ~」と言うしか無くて、「俺は寿司コース」と決めていたのですが、席についてメニューを見ながら話している内に、【鮑コース】に出てくる刺し身も寿司も【寿司コースよりレベルは上】だとスタッフの説明を聞いて、私もあっさり心変わり。(笑)

鮑コースは寿司コースの2倍の料金ですが、「出てくる刺し身も寿司もレベルが違う」と言われれば、良い方を食べたいですよねぇ。

ということで、皆で鮑コースを食べることに。

きれいに飾られたテーブルですが、ヨメさんがあることに気がついた。それは「箸」なんですが、我が家にも同じ箸があると。

「これ、ダイソーの箸だ」と。(笑)

ちょうどそこにスタッフが来て、「これ、我が家の箸と同じ。ダイソーのですよね?」と余計なことヨメさんが言いましたが、スタッフは「その通り」と皆で大爆笑。

まずはサッポロビールの生で乾杯し、料理が来る前から日本酒を飲み始める我が家3人。(笑)

高価なお酒は頼まない我が家ですが、この大吟醸はそこそこ美味しくて、結局2本、頼むことに。

まず最初に出てきた料理に度肝を抜かれました。

まさに「お節料理」なのね。予約するときに「お節はない、正月料理もない」と聞いていたのに、これはまさに正月料理。

小さなお皿に盛り込まれたお節ですが、必要なお節は全てこの中に詰まっていて、本当に小さな一つ一つがちゃんと別々に調理されて手が入っていて、美味しいなんてもんじゃないんですよ。日本の正月を「小さな宇宙に閉じ込めたような料理」でした。これには一同、大感激で、最初の最初にノックアウトされたような気がしました。

そこから牡蠣へ、これも小粒ながら美味しくて、「家で食べるのとは大違いだ」と3人で納得。(笑)

そして次に続いたお刺身でまた感動。

なんと「トラフグ」があり、脂の乗った「カンパチ」、そして「大トロ」。びっくりしたのが左下の「ヒラメ」ですが、小さいながらちゃんと「エンガワ」が付いているのね。ウニを巻いてあってそのウニも絶品。量が少ないにしても、よくぞこれだけ「良いものばかり集めた」と本当に感心しました。

お恥ずかしい話、どの刺し身にしても、「こんな美味しいものはマレーシアで食べたことがない」と思いました。高級店には行かない我が家ですから、そう思うのも当たり前といえば当たり前。(笑)

この「感動の嵐」の衝撃ってわかっていただけるでしょうか。こういう「衝撃が続く」のも私たちはマレーシアで経験したことがないものです。「美味しいもの」はあったにしろ、「全てが美味しい」なんてことはありえなくて、でもこの店では一つ一つにきっちり手が入っていて美味しいのね。

こういうところが、我が家の皆がこの「Sou Omakase Dining」の好きなところ。食べ物が美味しいだけじゃなくて、職人の技、思い、おもてなしとか、そういうのが打ち寄せる波のように私達に伝わってくる店。こういうお店はマレーシアでは非常に珍しいと思います。

なんなんだ?この店は・・、なんて思っているところに出てきたのが「マグロのカマ」です。

焼いたものが出てくると聞いていたのですが、これは明らかに煮物。でもそれを焼いてあるのね。そして餡も掛かっていて、まさにトロットロで焼き目はパリッとした絶品。マグロのカマも手をかければこんな美味しくなるのかと改めて感動。

そして次に出てきたのがメインの「鮑」ですが、思ったよりやっぱり小さくて、先日我が家で食べた南アフリカ産の鮑より小さいのは間違いがない。いわゆる近年出回っている「韓国産の鮑」に似ているのですが、それなら一個500円もしないで買えるのね。でもスタッフに「どこ産ですか?」と聞いたら「オーストラリア産」ですと。でもねぇ、オーストラリアに25年住んでいた私達としては、オーストラリアって半端じゃなく規制が凄くて、「この大きさの鮑の採取はもちろん、販売が許可されることはあり得ない」と思うんですよ。

でもま、その辺を突っ込んでも意味がないわけで、お刺身もしっかり美味しかったから良しとしましょう。

そして次はお寿司ですが、中トロ、カンパチ、そしてボタンエビ。ボタンエビの美味しさもびっくりで、たまに家で食べているボタンエビってなんなんだ?と思ったくらい。

しかし、こういう「感激の嵐」って嬉しい反面、疲れるような気がしました。どこかに「手抜き」があっては困るものの、「ちょっと休憩したい」と思うくらい、美味しさに翻弄させたような気がします。

なーんて思っていたら、味噌汁で、これでやっと一息つけたような感じ。

大食いで鮨好きの私としては、もう少しお寿司が欲しいわけで、追加で単品を頼みました。大好きな「シマアジ」と「エンガワ」です。

エンガワが食べたいと言い出したのは息子ですが、ここでひと悶着がありました。

「お前ねぇ、ヒラメのエンガワってのは本当に希少部位だから、それだけ追加で食べたいなんてのは【野暮】ってもんだ」と。「お刺身の盛り合わせにも、小さくてもエンガワをつけているって、それだけで板さんの思いが伝わってくるわけで、皆が好きなエンガワを「追加で頼む」って店がどれだけ困るかわからないのか?」と。「野暮だねぇ、お前も」と息子にお説教。(笑)

そもそもエンガワなんてのは「注文しなくても、板さんが黙ってサッと出してくれるようなもの」で、「エンガワが食べたい」と思っても、それをはっきり言わないのが江戸っ子の流儀だと。

その時、ヨメさんも「昔、パパと寿司屋に行って、最初に【エンガワ~~】と言ったら後で半端じゃなく怒られたのよ」なんて話が広がってきました。「エンガワが食べたくても、小声で「ある?いい?」と許しを乞うぐらいの希少部位がエンガワなのよ」と。これが江戸っ子流。(笑)

でも息子はエンガワと言えば、回転寿司の「カレイのエンガワ」しか知らないから、「エンガワを食べたい~~」なんて平気で言えるんだろうと思う。だいたい、まともな寿司屋で「エンガワを食べたい」なんて自ら言い出したら、「そういう野暮な客はヒラメ一匹分の代金を取られてもしょうがない」くらいだと私は思っているわけです。エンガワだけ注文されるって、店は本当に困るはず。そして普通、エンガワなんて無い、売り切れているのが当たり前で、「エンガワ」と注文するのは、「どうもすいません。ありません」と言わなければならない板さんに恥をかかせたことになるのね。寿司屋の板さんって、舞台を仕切っている役者みたいなもので、客も気を使わなければならない部分があると思っています。

そんな話をしながら、でもスタッフに聞くだけだから聞いてみようということになったんですよ。「エンガワがあれば二貫、お願いします」と。

そしたら出てきたのがこれ。エンガワだけ二貫。そして上の三貫は私の大好物のシマアジ。

こんなことで感動する人って珍しいと思うのだけれど、私はこれほど感動したのは本当に久しぶり。

しかし、最初の最初から、最後の最後まで「完璧のオンパレード」で、こういう経験って本当に今までなかったと思います。どれほど美味しくても、途中で息切れするというか、「ごまかし」があったり、「妥協」はあって、それはこちらも当たり前だと思うからそれはそれで受け入れるわけですが、今回のように、「全てが完璧」だと【感動を通り越して疲れた】ような気もしてきます。

「この店って本当に変わってるよね~」と話しながら、最後のデザート。

案の定、これもまた完璧で、「恐れ入りました」と最敬礼しなくてはならないくらい美味しかったです。

そえてあった小さな「折り鶴」ですが、これも細部まできっちりして、「真剣に折った」のがわかる鶴。ここにまさにこの店の特徴が出ていると思いました。

daboって大げさだなぁと思うでしょ?

私も書きながら皆さんがそう思うであろうことはわかります。でも本当に、最初から最後まで完璧だった食事って、もしかしたら「人生初めてかもしれないね」とヨメさんと話していました。

これもまた、ちょっとお高いけれど「鮑コース」を頼んだから良かったのかもしれず、当初の予定通り、私だけ(半額の)「寿司コース」を頼んでいたら、途中で私一人、ひねくれることになったかもしれず。

元旦早々、良い思いが出てきて本当に良かったです。

お会計はランチなのに2200リンギを超えたけれど、今回に限っては決して高いとは思わなかった本来はドケチの私。(笑)

ただし、私たちはそもそも「高級店には行かない」家ですし、この「Sou Omakase Dining」に私達が感動したのも【東京に出てきた田舎者が東京タワーを見て感動する】のに似ているかもしれません。だからグルメの方々がこの店に行っても「感動?どこが~~?」と思うかもしれない。そうなる可能性大です。

私の話は「大げさ」だと思ってもらって丁度よいかも。(笑)

でも正月のせいか、この店はいつ行っても暇な店なのに、今日は8分ぐらいの混みようで、こんなこともあるんだ?と思いました。人気が出てきたのかな?

私としてはこの店って良心的だと思うし、「俺って凄いでしょ?」みたいな【プロ風】を吹かす店じゃないし、本当に「淡々とやるべきことをやる職人気質の店」だと思っています。

もしまだこのお店に行ったことがないとしたら、是非、試してみて頂きたい。もしたいしたことないと思ったら、コメント欄に「バカヤロ~~、乗せられた~~」と一言書いてください。料金分は私が弁償させていただきます、な~~~んてことはありえませんが。(笑)

 

 

 

 

 

     
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