マレーシア在住者に取っての「サバ」って救世主みたいなもんですよね。
サバフィレだけはどこでも売っているし、安いし、本当にこれがあるだけで助かる。というか、これがなかったら「日本人に合う魚」をマレーシアで買うのは難しくて、本当に困る。
では「サバフィレ」ならどこでも同じかというとそんなこともなくて、私としてはやっぱり「大きいサバ」が良いと思うわけです。「脂のノリ」が大事で、パサパサのサバなんて食べたくない。
そういう意味で、良いんじゃないかと思っていたのが「Focal Marketing」(セカイマルシェで売っていたのはこれ)、「K market(韓国食材店)」の冷凍のサバフィレで、若干大きめで脂のノリも良いと思っていました。
ところが~~~
ビレッジグローサーに行ったときですが、中島水産のコーナーに、「一回り大きな【塩サバ】」を売っているのを発見。
当然、迷うこと無く買ったわけですが、これが美味しい~~~~~~。\(^o^)/
脂のノリがかなり良い。
嬉しいなぁ。これがあれば文句なし。
そういえば、前に「ビレッジグローサーで売っているサバのフィレが美味しい」というのは聞いていたんですよ。でも探しても見つからず、それって「中島水産の塩サバ」のことだったんでしょうね。
そしてこれって「常時あるわけでもない」のだろうと思います。私もこれを過去に見つけていれば間違いなく買ったはずですから。でも近年は買い物にも出ずに「ほとんど通販」で生活していた我が家は気が付かなかったんでしょう。
価格を覚えていませんが、一般的な「切り身が3枚入っている冷凍サバ」に比べると結構高かったように覚えています。
でもそのどこでも売っているサバが「安すぎる」とも言えるわけで、我が家では中島水産の塩サバに今後は決定すると思います。売ってるのを見つけたら買っておかなくては。
ヨメさんが、「かなり大きな【しめ鯖】を売っていたのに気が付いた?」ですと。気が付かなかった~~。こちらで売っている一般的なしめ鯖って【小型でイマイチ】なのね。でも大型のしめ鯖ならトライする価値は間違いなくあるはず。
やっぱり「中島水産」って大したもんだと思います。彼らのマグロの大トロなんて安くて美味しいし(たとえ訳ありだとしても)、ちゃんと大事なところを見抜いて品揃えしているのね。
私はあちこちで売っている「冷凍サバのフィレ」を買って食べ比べていましたが、結局、その差って大したことはないのね。でもこの中島水産の「塩サバ」はまるで比べ物にならず。半端じゃなく美味しい。
ただし、同じ冷凍サバでも「丸々一匹の状態の冷凍サバ」も市場には出回っていて、【それが美味しい】という情報は前に何度か遭遇していたものの、まだ買ったことがありません。
もしかしたらそれで「サバの味噌煮」を圧力鍋で作るとかしたら、美味しいのかもしれない。でもねぇ、サバの味噌煮、水煮なら、「缶詰」が結構安くて美味しいんですよね~。でも一尾丸々のサバを塩焼きにしたら絶品だったりして。またそのサバで「しめ鯖」を作るツワモノも居て、かなり美味しいというレポートを読んだこともあります。
「漁で捕まえてすぐ冷凍したサバなら、これが一番美味しいかもしれない」と思っています。問題は「大きいものを見つけられるか」ですね。
しかし、日本在住者がこういうマレーシアの状況を知ったら、「マレーシアでは美味しいサバを探すのに苦労しているのか。アッハッハ。哀れだのぉ」って思うんでしょうね~~~。(笑)
はい、その通り!!
そして日本ではどこでも当たり前にある、【(美味しい)アジ】をマレーシアで買うのはほぼ不可能状態です。【アジの刺身】なんてマレーシアでは食べたことがない日本人が大多数のはず。でもま、(ちょっと残念な)「アジの干物」なら簡単に手に入る。
ローカルの魚でも美味しい魚はあるんですが、【刺し身に合う良いものを探すのがとんでもなく難しい】のね。でも時間と足を使って探すと「美味しい魚」に出くわすこともある。私もこの6年間の間に、2,3度だけ、そういう幸運に出会ったことがあります。(爆笑)
でももし高くても良いから良い物が欲しいとなれば、【和食材の輸入商から日本の魚介類を買う】というのも一つの手。つまり、マレーシアの和食店が仕入れている魚と同じものを買うということ。
マレーシアには有名な和食材の輸入商って何社もあって、小売部門を持っているところもあれば、小売部門はないけれど一般売りをすることもあって、日本の食材、魚介類を買うのは不可能じゃないのね。小売部門のサイトに載っていない商品でも「XXXはありませんか?」と聞くと「あります」という答えが返ってくることもあるのを忘れませぬように。問題は【価格】だけ。(笑)
どんな魚介類が買えるか、ちょっと並べてみましょうか。
魚介類でも、彼らが冷凍物としてストックしてあるもの(売れ筋)と、注文して日本から空輸してもらう物(冷蔵品、冷凍品)がある。当然、空輸したものは全く価格が違うけれど、「生きている活魚もある」のね。魚類でも「養殖物、天然物」の違いがあったり、【アジ】でも巻網で獲ったもの、一本釣り、そして関アジもある。
そして「活け締めカンパチ」「活け締めヒラメ」「活け締め真鯛」「活け締めシマアジ」(これらは養殖物)の他に「天然真鯛」「天然ヒラメ」「天然スズキ」や「カツオ」「アイナメ」「サワラ」「イサキ」「クロムツ」「甘鯛」「キンメダイ」「ハタ」「カサゴ」「ホウボウ」「カマス」「ヤガラ」「タチウオ」「石鯛」「石垣鯛」「トラフグ」「サバフグ」「アンコウ」など、私達の頭に浮かぶような魚はなんでも手に入る。
殆どが豊洲から空輸されていて、次の日には私達の手元に届くから、鮮度的には問題はないのね。つまり、日本の一般的なスーパーや魚屋と同じ状態で買えるということ。でも問題は【価格】。(笑)
マグロにしても、一尾丸々、トロ一番、トロ一番血合い無し、トロ二番、赤身、背、中落ち、脳天、カマ、目玉、頬肉など何でもあり。問題は【価格】。(笑)
貝類もいろいろで、ホタテにしても大きさがいろいろ、生、冷凍、刺身用、ボイル、調理用などいろいろ。また牡蠣、赤貝、青柳、平貝、ハマグリ、大アサリ、しじみ、サザエ、姫サザエ、などこれまた何でもある。問題は【価格】。(笑)
日本在住の友人から、「美味しい魚がなくて大変ですね~」なんてコメントやメールを貰うことが多いのだけれど、こちらでは【手に入らないのではない】どころか、注文すれば豊洲から直送で次の日には手に入るわけで、もしかしたら「日本のスーパーや魚屋に行くより何でも手に入る」のね。養殖物、天然物もあるわけで、種類の多さで言えば、【日本で魚市場に行ったのと同じ】なわけです。問題は【価格】。
つまり、日本の一般的な消費者より「良いものを手に入れることができる」ということなのね。そりゃ当たり前で、こちらの和食店がそれらを使うわけですから、良いものがいろいろあって当たり前。
でも問題は【価格】。それのみ。(笑)
で、その金額を払うことが出来ないのが「我が家の現実」なわけで、ということは【なにもないのと同じ】と言われればその通り。(笑)
ただし、和食店に行けば、その何倍もの金額になるわけで、私みたいなケチじゃなければ、家での良い食生活は出来るはずなのね。
そして和食の超高級店は「独自の仕入れルート」を持っていて、レベルの高い魚介類を手に入れる。でもそれも「既存の輸入商を通して送ってもらう」のが普通。そういう「特殊な魚介類」を【私にも売って~~】と頼んでもそれは駄目。当たり前ですよね。輸入商は顧客の「輸入代行」をしているわけですから。
でも海外の輸入商にはいろいろあって、私達みたいな一般消費者でも「XXXのYYYを買って送って欲しい」と頼むとそれが可能な輸入商もあるんですね。
マレーシアでそれを頼んだことは無いけれど、輸入商と話をしている間に「XXXを日本サイドで探して送ってもらいましょうか?」なんてこともあって、特殊な「マダコ」を買ったこともあるんですよ。だからこれは「付き合い方」次第ではどうにかなることなのかもしれない。でも問題は【価格】。
過去においてはグアムやオーストラリアで、私達消費者の要望を聞いて輸入してくれる輸入商はありました。例えば「絶対に小売店には無い筋子」が欲しいとか。
また魚介類ではありませんが、オーストラリアで「旭ポンズ」を輸入してもらえないかと頼んだこともありました。この場合、ケース単位になるのは当然ですが、【半分は当社の小売店で売りましょう】となったこともあります。でも売れ行きが良くて、結局、その業者は常時旭ポンズを輸入販売することになった。(私達が通販で取り寄せると【瓶物は送料が高くて駄目】なのね。でも輸入商は卸価格で仕入れてまとめてコンテナで輸入するから、重い瓶物でもどうにかなる)
結局ですね、彼らも商売だから、【売れるものは積極的に輸入したい】わけですよ。だから私達も「無理をお願いする」だけじゃなくて、「売れるものの提案」という側面があるのを忘れてはならないと思っています。
でも「売れなかったら、私が全部買います」ぐらいの腹積もりがなければ、何も言えませんよね。
こういうことってオーストラリア時代には簡単にできたんです。同じようなことを考える友人が多くいたから、「ニュージーランド産のマダコ」や「タスマニア産のウニ」を定期的に共同購入しましたが、マダコは10キロ単位でしたし、ウニの1ロットもかなりの量でした。蓄養している「インドマグロ」を丸々買う(40キロぐらい)こともしましたが、仲間が集まって分け合えば大した問題じゃなかったわけで、仲間も「普通は手に入らない物」ですから、【次は何にする?】なんて結構盛り上がったもんです。
でも今、私はマレーシアに住み、そういう仲間は一人もいない。だから「共同購入」もできない。
残念です。
そういえば、正月用に買った「南アフリカ産の活アワビ」ですが、結局、死なして蒸し鮑にしましたが、我らが食い意地が張っている家族は正月まで我慢ができず、年末に食べてしまいました。
美味しかった~~~~。
とにかく良いもの、珍しいものを【安く買う】のは簡単ではないし面倒くさいですが、どうにか手頃な輸入物の魚介類を手に入れる方法は無くはないのであって、【家で調理して食べる】のならば、そこそこ満足が行くようなことは可能なのね。
ただ、輸入商から買う場合は、注文単位の「1ロットの量が多い」ことも普通にあって、自分の家だけで使い切るのが難しいことがあるのね。例えば「冷凍ウナギは5キロ単位」とか、「栗きんとんは1キロパック」とか。でも「数人で共同購入」すればなんてことのない量。
そこで諦めずに探すと、どうにかなって、良いものを安く買えることも多い。
でもお金に余裕がある人は、近年、和食の高級店がどんどん増えているので、そこへ行くのがベストなのは間違いない。
我が家はそういうお店には縁がありませんが。(笑)
でも結構、苦労しています。小売店が「大安売り」しているのを横目で見ながら、【もっと良いものを、もっと安く買う】ことにこだわっているわけですから。(笑)
それでも止められないのね。良いルートを発見した時には、【宝の山を見つけた】ような気分になりますから。
その内容は、ほとんど全部、このブログに書いています。
ただし、販売者によっては「ブログには書かないでくれ」と言われたことは数度あります。これって「卸業者としては当たり前」ですよね。(でもマレーシアの卸業者は日本と違って小売をするケースが多い)(小売はしませんというまともな卸商もある 笑)
だから私も全部が全部書けるわけでもないのはご理解いただきたい。
今では誰でもご存知で、私もブログに書く「Focal Marketing」ですが、かなり前に若社長から「ブログには書かないでくれ」と言われていました。でも「多くの日本人に買いに来て欲しい」とも言っていました。
今では彼らも積極的にやっているようですし、倉庫&事務所に直接買いに行くと、【必ず日本人の一般客と会う】と言っても良いくらいで、私達が手に入れる彼らの「商品リスト&価格表」は【Walk in用】であって【プロ向けのものとは価格も違う】のがわかりましたので(それでもメチャ安い)、あえて若社長には聞いていませんが、ブログに書いて良いと思って書いています。
まずはSalesにWhatsappを送って「Price list」をもらうことからスタートです。
Focal Marketing Sdn. Bhd.…
Focal Marketing Sdn Bhd、クアラルンプール - 「いいね!」764件 · 9人がチェックインしまし…
多くの方がご存知の「旬鮮マーケット」ですが、Whatsappで繋がっていると、時々、「お買物情報」を送ってきますし、旬鮮マーケットの大本の日本食材輸入商はJMGという大きく有名な会社で、お願いすると「小売用のリスト」を送ってくれます。ただやっぱり彼らは「小売に力を入れているわけじゃない」ので、その小売用のリストが存在することを公表していないし、フェイスブックでもWhatsappでもそれを表に出していません。でもそれが存在するのは間違いがなくて、「リストを送ってください」というと送ってくれる。ま、この辺は上に書いたFocal Marketingと同じですね。「積極的に公表はしていないけれど【小売用のリスト】は存在する」のは間違いがありません。
下の画像は三年前の【小売用リストのほんの一部】です。古い情報で申し訳ないですが、このような【日本から空輸で送られてくる鮮魚】も扱っています。
全14ページあるうちの1ページだけサンプルとして(許可を得ず、勝手に)出します。これの入手ですが「旬鮮マーケットに連絡をすればもらえる」はず。
価格を見ると考えてしまうと思いますが、「活締め真鯛」でも「活締めヒラメ」でも手に入れることは可能。
ただし、扱い品目はかなり頻繁に変わるので注意が必要。もしかすると「空輸便の冷蔵品の扱いは中断している可能性」もあるかもしれない。でも乾物や冷凍品はごっそり扱っているはず。また「小売用の商品リストを希望」と言わないと駄目で、ただ単に「商品リストを希望」というと、彼らは仕事上、卸業務が中心ですから「卸用の商品リスト」と思うかもしれず、当然、そうなると「商品リストはお渡しできません」となるのは当たり前のこと。
連絡を入れるのは「旬鮮マーケット」ね。ここが小売の窓口ですから、大本のJMGに連絡を入れても話が通じないかもしれない。JMGでは「私達をどこかの店舗だと思って話をしてくる」わけですから。そしてJMGでは「基本的に小売はしない」という立場。だから旬鮮マーケットというアウトレットを作ったわけです。これは競合他社の「千里」「sendoichi」がオンライン販売をしている。あるいはよくこのブログで話題の出る「Wmart」も【小売専用のアウトレットがある】のは同じ。
(注)2023年の今、このような商品(航空便冷蔵品。いわゆる鮮魚)を旬鮮マーケットから買えるかどうかの確認は取っていません。中断している可能性もある。これらを販売していたのは、日本でもマレーシアでもコロナ騒ぎがあって【売上が極端に落ちた】から苦肉の策としてやっていたのかもしれない。でも乾物、冷凍品は今でも販売しているはず。
注意しないとならないのは、「刺身類を買えるローカルの魚屋」です。たとえばKLに二店舗ある魚屋ですが、【刺し身でも少量から買える】【扱い品目も多い】からかなり繁盛していて、ここから刺し身を買う日本人も多い。
私もここから買ったこともあるし、「お薦めのお店」としてブログにも書いたことがあるのですが、【料金と質】に関しては問題がなくはないのね。「少量から買える」から高いのも当たり前といえば当たり前ですが、自分でルートを見つけて買う場合の価格と比べると、2倍~3倍という価格。この価格って「和食店から刺し身をデリバリで取る」ケースと、大きな違いがあるとは思えない。そしてですね、多くの場合、「和食店のほうが質が良い」のね。
このことに関して書いた日記はこれ。
古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください 海産物、お刺身、お寿司は大好物ですが…
でもま、あちこち探す手間もいらない、少量でも色々買えるわけで、【価格と質】に問題がないと思うなら、そういう店が一番良いのかもね。
実はこういう店、つまり【卸業者から海産物を仕入れて小分けして売る小売店】って多くはないのね。ある意味、【ブルーオーシャン】で競合がないのも同じ。
卸業者が今ではオンライン販売などを始めたものの、こういう小売店も卸業者の顧客であって、卸業者も極端な安売りはできない。でも「安売りをしたい小売店が安売りをするのは自由」なわけで、今の時点では「高値安定している小売市場」に新規参入する企業が出てこないか楽しみにしています。
でも鮮魚って難しくて、売れなかったら大変なことになる。
そしてマレーシアでは「ついこの前まで、マイナス60度で冷凍可能な冷凍庫は入手が難しかった」のね。でも今は安いその手の冷凍庫も市場に出てきたし、【魚介類を冷凍保存しても劣化が殆どない状態】を保てるようになった。これって凄いことで、和食店でもその冷凍庫の導入に関心のある店があるのはわかっています。私がこのブログでその冷凍庫を紹介したら(ここ)、「どこで買えるのか」と聞いてきたプロがいたくらいですから。
逆を言えば、マイナス60度で保存できれば、冷凍保存が難しいマグロでも「すぐに売り切らなくてはならない」ということがほぼなくなるわけで、この冷凍庫が広まるだけで、マレーシアの鮮魚市場に変化が出るかもしれない。
今までそういう冷凍庫を持っていなかった専門業者、和食店って、「どうやって保存していたのか」を考えるとゾッとしますよね。実はある和食材の輸入卸業者の倉庫に行った時に、そこにいたローカルのスタッフに「ここの冷凍は何度まで冷えるの?」と聞いたら、「マイナス20度です」という答えを聞いてぶったまげたことがあるんですよ。それを聞いて、その業者から買う冷凍の海産物が「これ、なんか変だなぁ」と思うことがあったのを思い出しました。だから今ではその業者から「常時ストックしている冷凍物」を買うのを控えるようにしました。
これは実は日本でも同じ状態で、マイナス60度で冷凍するなんてのは大本の漁業、流通、加工の大手しかやっていなくて、小売店、和食店には普及していなかったのね。でもこの数年、寿司屋でもその手の冷凍庫を導入するようになってきた。そして主に釣り好きの個人の間でも広まったいる。
それは「小型で低価格のマイナス60度対応の冷凍庫」が市場にでてきたからに他ならない。
この動きは当然、マレーシアでも同じことが起きるはずで、これからが楽しみです。
世界中で「マグロの冷凍」ってスーパーなどでも売っていますが、それを買って、自分の家の冷凍庫に保存した場合、【二週間以内に食べないと駄目】というのが常識だと知って驚いたことがあります。家庭用の冷蔵庫って「マイナス18度以下」レベルでしか無くて、最近は「自動霜取り装置」が着いていて、つまり【温度の変化が大きい】のね。これで「冷凍食品の長期保存は無理」であって、特に冷凍での保持が難しいマグロはどうにもならず。
千里のオンラインサイトで売っている冷凍の大トロですが、千里では-70 F(約-60C)で保存されていて、購入後は3日以内に食べろと。家庭用の冷凍庫に入れても5日後からは「色も味も落ちる」と書いてあります。(ここ)
だから同じ業者からマグロを買っても「美味しかったり不味かったり」するのは自宅の冷凍庫の問題であろうこともわかるし、それは「普通の冷凍物も同じ」で、【その違いに私達が気がついていないだけ】なのかもですね。
冷凍の魚介類は「二週間以内」。他の冷凍物でも「一ヶ月以内に消費する」のが常識だというのを知らなかった私。^^;
冷凍庫の整理をしたら、「去年買ったXXXが出てきた」なんてのは普通にある我が家ですが、「なんでこれ、こんなに不味いんだろう」なんて経験も少なくなくて、今になると、そういうことかというのがわかる。^^;
我が家もその冷凍庫が欲しいのだけれど・・・。99%、ヨメさんの大反対に合うのはわかりきっています。orz
ヨメさんの言い分?
「早く食べれば良いだけのことじゃない?」ですと。そりゃそうだけど・・・・。
もしかしたら、冷凍庫なんて無い方が良いのかもね。どうしたってすぐに食べるしか無いわけだから。(笑)
でもねぇ、マレーシアって、「欲しい物がいつでもどこでも買える」国じゃないから困る。欲しいものは「見つけた時に買う」ようにしないと、次はいつ出会えるのかはわからない国。
私が偶然見つけて刺し身で食べて、美味しくて驚いたのが「スマカツオ」です。これはどこでも売っていて、マグロもそうだけれど、メチャクチャ安いのね。でも刺し身グレードを見つけるのは至難の業。
そんなのを見つけた時には迷わず買って、「マイナス60度の冷凍庫」に保存しておけば、いつでもその美味しさを味わうことが出来る。
これの美味しさが忘れられません。スマカツオは日本では高級魚。マレーシアではただみたいな価格の魚。
3キロの魚体で、なんとたったのRM30。900円。
NSKで見つけたのですが、この美しい目を見た時に「恋に落ちました」。本当に「一目惚れ」みたいな感覚があったんですよ。(笑)
こんな美味しいカツオは、日本でも食べたことがないと思った。
マレーシアではマグロもカツオも「Tongkol」と呼ばれていて、カツオの場合は「Tongkol putih」、マグロの場合は「Tongkol hitam」。PutihとHitamの違いですが、これは白と黒。
マグロはマグロで美味しいと思います。でも小型ですし、日本人のイメージのマグロとは違う。メジマグロ(本マグロの幼魚)みたいですが、大きく育つ種類のマグロかどうかはわからず。身は赤くなくてほぼ白(薄いピンク)。
下の写真ですが、上がマグロ、下がスマカツオ。スマカツオは胸の斑点が特徴。ヒレの大きさ、背中の模様が違うのですぐわかるはず。
ちなみにこのときのマグロもカツオも、買おうかどうしようか悩んだ挙げ句に買ったのですが、やっぱりイマイチでした。買ったのは確かTTDI。TTDIも馬鹿にできなくて、たまに「刺し身グレード」の魚を見つけることは可能。宝探しと一緒ですが、(笑)
やっぱり「これだ!!」という閃きがなかった場合は、買わないほうが良い(刺し身では食べない)のがマレーシア。
「刺し身でオッケイ」という店の話は一切、無視するのがマレーシアでは【お約束】じゃないですかね。(笑)
これは「刺し身として売っている切り身」も同じで、【嘘だろ?】レベルのものは普通に流通している。日本人ってすぐに「店の言う事を信じてしまう」から気をつけたほうが良いと思います。「生で食べられる卵」も同じ。(笑)