Lot10のドンドンドンキからお寿司をデリバリしました。
ええ~、またぁ?と思いました?私はドンキのお寿司を食べるたびに愚痴を書きますし、実際に「もうやめよう・・」と思うのは毎度のことですから。
ところがですね、私の「寿司欠乏症候群」の具合がかなり悪くなりまして、症状は悪化しそろそろ幻覚や妄言も出てきて、命にも関わる状態になってきました。(笑)
ということでお寿司のデリバリ。(笑)
最初はそこそこ好きな店である「寿楽」か「鮨家」から頼もうと思って鮨家のサイトを見ていたのですが、息子が「やっぱりいい値段するねぇ」と。私も「だな」と言いつつ見ていたのですが、息子が「俺、ドンキでも良いよ」と言い出して、ドンキに決まり。
Grab Foodで見ていたのですが、ドンキのデリバリもかなり種類が増えていました。
で、お寿司いろいろとお好み焼きやたこ焼き。かなりの量を頼みましたが全部で330リンギぐらいかな。1万円をちょっと超えましたが、3人分の晩御飯と夜食分で、お寿司が中心ですから決して高くはない。
家にデリバリされてから寿司を見ると毎度のことで、並び方もずれて意気消沈。
でもま、そんなことを気にしていたらデリバリなんて頼めない。
一番私が気になるマグロですが、そこそこ良さそうに見えました。
赤身。
中トロ。
触ると崩れそうな握りですので、そのままそぉっとトレイに並べてみました。
これが私の分。息子は彼の大好きな「シャケ」がメイン。ナマモノは苦手なヨメさんは巻物中心。(写真は無し)
さてさて、お味のほどは?
赤身と中トロのマグロですが、間違いのない本マグロで、私に取っては問題なしの及第点。大好きな穴子ですが、前回より良い感じがしました。ただ美味しい~ってことはないけれど、焦げが穴子らしくてオッケイ。
生臭かったりして「こりゃダメだ」というレベルのものは一切なし(そういうのがあることもある)。回転が良いんでしょうね。
寿司欠乏症候群で意識も薄くなり気絶しそうな私でしたが、生き返ることが出来ました~~。(笑)
ま、欠点を探せばいくらでも出てくる寿司で、それこそ日本の板前さんにしてみたら「良くこんな寿司を出せるな」というレベルだろうし、親子で寿司を一緒に握ってみようというときの「子供が握った寿司」みたいな感じ。機械で固めたシャリに、子供が適当に切ったネタを乗せただけみたいな。
これってドンキだから出来ることかもしれなくて、日本人の板前さんだったら恥ずかしくて出せないでしょう。本当に日本在住者が見たら驚くレベルだと思うけれど、プライドは捨てた商売をするドンキだから出来るのだと思う。
このプライドを捨てられるかどうかが海外での成功と失敗を分ける「大事な鍵」だと私は常々思っていて、「良い店を作ったら繁盛するだろう」と考えて結局は撤退するケースが多いのは世界中同じのはず。そりゃニューヨークや香港、シンガポールみたいに「大きな実需がある」場所は違いますが、オーストラリアではゴールドコーストでも「良い店が出来たらなぁ」なんて「日本人在住者からの要望は多い」から、その気になっちゃう経営者は多いのね。
でも「売上につながる需要ではない」わけで、結局は「ローカルを第一に考える店」じゃないと生き残れない。逆を言えば、「なんだあの店は?」なんて和食店(あるいは日本人観光客目当ての店)が生き残っている。これはゴールドコーストでも同じでした。そして「日本人でも納得する部分を残せる店」か。そういう「意地を捨てない店」を探すのが在住者の仕事みたいなもんだと思っています。
クアラルンプールの場合は「実需はある」のは間違いがないと思います。半端じゃない金持ちグルメがごっそりいますから。でもその代わり、「競争が半端じゃなく厳しい」んじゃないかと思っています。我が家には関係ないですが、良い店はかなり多くなりましたから。
その点、ドンキは「競合のないブルーオーシャン」で商売をしているように私には見えます。ローカルの今までの寿司店では「絶対に無いネタ」を使い、徹底的にコストを落とす。これってプライドがある和食店にはできないこと。ドンキらしいじゃないですか。
だから寿司だろうがなんだろうが、ローカルの人達がオッケイを出せばそれで良いんですよね。「売ったもん勝ち」なのは日本のドンキもそうじゃないですか。マレーシアでは日本人が何を言おうと全く関係ない。特に「大型店」は日本の本物、美味しいものにこだわったら瞬殺でしょう。(10年以上前は良いものを多く揃えていたKLCCの伊勢丹も同じで、段々と大衆化していった)
そういう意味で、私はドンキは賢いと思っています。「売れない」と思った時のトロピカルガーデンズ店の撤退の速さも大したもんだと思います。(昔から私にはどうも好きになれない企業の一つですが)
でも決してドンキのお寿司をオススメすることはない。友人と食べることもない。客にも出せない。どうしようもなくお寿司が食べたい時に、黙って身内で食べる寿司。
いわゆる「コスパで食べる寿司」というべきか。
ブログに「美味しかった~」なんて書くと笑われるような寿司。お土産でもらっても嬉しくない寿司。
でも我が家は今日、ドンキの寿司で救われました。(^_^)v
有難う~~~。ご馳走様~~~~。またいつかお願いしますね~~~。 > ドンキ
注) Grab Foodで注文しましたが、PCでは出来ませんでした。スマホからならオッケイ。
ユーチューブでいつも見ているチャンネルがあります。在日韓国人のユーチューブチャンネルですが、主が韓国から遊びに来た友人知人、先輩後輩、学生たちを連れて、日本食を食べるのね。
その時の「韓国から来た人たちの驚くような反応」が面白い。
「私も全く同じ反応をするんだろうなぁ」と思いつつ楽しんで見ています。
【韓国から来た先輩が生まれて初めて日本の寿司を食べた時】
(高級店ではなくて大衆店)