マレーシアの「和食材輸入商」ですが、正月のお節料理の【素材】の受注が始まったみたいですね。予約ね。
もうそんな時期なんだぁ・・・。
時が流れるのが本当に早い。
さぁて、我が家もお節のことをそろそろ考えないとならないかな?ヨメさんと相談しようにも、あの人は突然「やる!」と言ったり「やらない!」と言ったりするから相談しても意味がない。(笑)
絶対に欲しい物がいろいろあるわけじゃないし、「かまぼこ」「伊達巻」「味付け数の子」があれば良いかな?肉類や海産物ならいつも手に入るもので十分だし。
こんな時じゃないと食べない「黒豆」とか「栗きんとん」でもあれば嬉しいけれど、販売ロットが「1キロ単位」ですと。( ̄口 ̄∥)
いつだったか「ニシンの昆布巻」が好きだから、「ちょっと量が多くても良いよね」なんて思って買ったことがあるんだけれど、ヨメさんは「私は食べない」、息子は「俺もいらない」なんて言い出して、大量のニシンの昆布巻きを一人で食べたっけ。^^;
これが5本。(笑)
数週間かけて食べましたが、もう一生食べなくても良いやなんて思ったけれど、やっぱり好きなんですよね~。ニシンの昆布巻。食べたいなぁ・・・。
年末に近くなるとあちこちで「小分けされたもの」が売り出されますが、それに期待するとがっかりする可能性が非常に高いのね。私としては「運を天に任せる」のは嫌なタイプだし、それでがっかりしたことなんて日本を脱出してから30年以上の間に何度も何度もあったこと。
これって自分の中から「大切にしてきた日本的なもの、伝統文化」が削り取られていくように感じるんですよ。自分はまだしも「海外育ちの子どもたちに残したいもの」ってこの年末年始に集約されていると思うし、やっぱりどうにかしたいのね。これは食べるものだけじゃないわけですが・・。(そういえば、今年はサウジャナの【出雲大社マレーシア講社】に行かなかった)
本当は「正月は外食する」とか、「和食店からお節を取り寄せる」とかするのが一番良いと思うのだけれど、近年のマレーシアって「お節はやめました」とか、お店で食べても「ほんのちょっとだけ正月らしいものがある」だけとか。評判の良い店に注文したら、価格は高級店らしいのに「え?これ~~~?」みたいだったり。
ちょっと昔なら「正月はお節コースのみです」なんてお店もあったのだけど、近年は【需要がない】んですかね。
我が家はそもそも外食が少ない家だから、正月ぐらいは「日本の正月らしい」、「和食らしい」ものを食べたいと思うのだけれど、そういう日本人は少数派なのかもしれない。
日本に帰れ?
だよねぇ。私もそう思う。
日本ではネットを見るととんでもない種類の「お節」があって、お節の受注を始めているところもある。
マレーシアまで配達してくれ~~~~~~~~~~~~~~~。
ま、あるものでどうにかするしかないですね。
あああ、そうだ。いつだったか「今年はお節は作らない」と言っていたヨメさんだけれど、大晦日に近づいてから突然「作る」と言い出したことがあったのね。なんでだろうと思ったら「仏様のお供物」としてのお節をつくらないわけにはいかないとハタと気がついたみたいだった。
ということは?
「ご先祖さま、仏様って、正月は何を食べたいと思ってるんだろうね~」なんて言ってみるか? (笑)
でも下手をすると「あれを買え」「これを買え」なんて言い出すかもしれない。「1キロ?どうにかするわよ」なんてね。
今の時代、ほぼ全ての素材は「冷凍可能」なものばかりだから、量が多くても小分けにして冷凍しておけばどうにかなるかもしれない。
さてさて、何を揃えるべきか。
目指すのはこれか?
それともこれで良いか?
私としては、ヨメさんが【年に一度だけ】はちゃんと出汁を取って作る「年越しそば」と、恒例の正月の「お雑煮」だけあれば良いかな。
ちょっと過去の雑煮がどうだったのか、ブログを検索してみたらこんな画像があった。
2023年。
2022年。
2021年。
2022年のお節はかな~~~~~り頑張っていろいろ手に入れたけれど、半端じゃなく大変でした。ヨメさんもかなり頑張った。コロナでどこにも出かけられなかった鬱憤があったからですね。
2021年のお節はこんな感じだったけれど、これでも「食材」を集めるのは苦労した覚えがあります。
これは一人分。
伊勢丹に行けばそこそこ揃うんじゃなかろうかと思うでしょ?
ところがですね、去年の暮にKLCCの伊勢丹に行って驚いたんですよ。
当然、やる気なんかとっくの昔になくなっている伊勢丹としてはお節用の食材を売っていなくて、業者が出店しているコーナーにはあったのだけれど、ワクワクするものなんか何一つ無くて、逆に意気消沈してしまうような「とりあえずお節には間違いがない」レベルのものしかなかったのね。ドンキならわかりますが、天下の伊勢丹でそれですから。
ま、需要がないってことなんでしょうね~。
さてさて、冷凍ものの素材をかき集めますかね。でもまだ早い。12月に入ってからで十分間に合う。
ああ、そうだ。今年の元旦にはなぜか我が家が気に入っているミッドバレーはガーデンズモールにある「おまかせ 創」に行ったんだった。お節料理はありませんと聞いていたのだけれど、最初に出てきたのがこれ。
本当に「おままごとか?」と思うような小ささで量も少ないのだけれど、それぞれきっちり仕事はしてあるのはひとくち食べただけでわかる。
こんな美味しいお節は食べたことがないと思うくらい美味しかったっけ。
「おまかせ 創」っていい店だと思う。コスパも良いし(これが重要)。(笑)
SOU OMAKASE DINING…
来年もそれで決まりかな?
でも「家には何もない」ってわけにはいかないですよね。仏様にも何か作らないとならないし。
最近のヨメさんは「料理をしたくない」ってしつこいぐらいに言うようになったし、どうなりますかね。
でも「お雑煮」だけは欲しいなぁ。
な~~んて私が思っても決めるのはヨメさん。
気まぐれだから何を言い出すか全くわからないけれど、言われてからじゃ遅いわけで、先回りしてそこそこ用意しておくのが私の役目。
ところで、雑煮にしても「一番揃えるのに苦労する食材」って何だと思います?
実は「三つ葉」なんですよ。当然、ローカルでは売っていなくて、注文して日本から空輸してもらうわけですが、「在庫がない」なんてこともあるのね。だからといって早めに注文しても何週間ももつわけじゃないから困るのね。
私は三つ葉が大好物で、これがないだけで食べたくないと思うのが雑煮であり、茶碗蒸しであり、ここぞという時には絶対に欲しい食材なんです。三つ葉があるだけで、炊き込みご飯やお吸い物、かき揚げが大きく変わるから面白い。でも「本三つ葉」じゃなくて「糸三つ葉」で十分。(ヨメさんは全く三つ葉にこだわりはない)
でも和食材の輸入商に「事前にリザーブできますか?」なんて聞いたら、「えええ?三つ葉をですかぁ?」なんて言われそうだし・・・。
年末ギリギリで注文して、「在庫なし」なんてことになったら【2024年は大凶だ】なんて落ち込むかも。(笑)
実はですね、今年は「伊達巻」を作ってみようと思っているんですよ。ネットで調べるとそんなに難しくはなさそうだし、「売っているものは甘すぎる」と思うことが多いから。
でもなぜそんなことを考えたかと言うと、「鬼すだれ」を手に入れたから。(笑)
鬼すだれってご存知ですか?巻き寿司を巻くすだれみたいなものですが、ゴツゴツしているタイプがあるのね。
こんな。
これで伊達巻を巻くと、伊達巻らしい波上の形ができる。
でも鬼すだれを手に入れたのは伊達巻を作りたいからではなくて、「ちくわぶ」を作りたいから。
私はおでんの具で「絶対にほしいと思うのがちくわぶ」なんですよ。これって関西の人はちくわぶの存在自体知らない人が多いみたいですが、関東では「おでんにちくわぶ」はお約束の具材。
以前はビレッジグローサーで売っていた時期もあったのですが、もう何年も見ていません。今でもビレッジグローサーに行くと必ずちくわぶがあるかないか探します。でも無い。(┰_┰)
となれば作るしか無いじゃないですか。ちくわぶって「小麦粉と塩を練って作るだけ」で、自作も不可能じゃないのね。でもただ練って形にすれば良いほど単純じゃなくて、パイ生地みたいに「何層にもなっている」し、「茹でて(あるいは蒸して)から水に晒してブヨブヨにする」とかかなりの職人技が無いと作れないもの。
それに挑戦したことが何度かあります。
自作ちくわぶ。
そこそこ「ちくわぶらしきもの」が出来ると、次に形に拘りたくなるんですよ。実際に、太さ、穴の大きさとか周りのギザギザの大きさの違いで「まるで食べた印象、美味しさが変わる」のね。煮込みますから、細かいところは溶けたり、分厚いところは硬かったり味が染み込んでいなかったり。当然、【すいとんで良いじゃないか】というわけにはいかない。だから日本のちくわぶはみんな同じ形をしているんだと思うんですよ。あれは試行錯誤の末の完成形で、似たような形なら何でも良いってわけじゃないのね。
私は冗談じゃなくて、ちくわぶって日本の職人魂が作り上げた芸術だと思うくらい。見た目からはわからない、かなり手が掛かっている食べ物。だから美味しいんだと思う。
で、ちくわぶを作るには「鬼すだれ」が必要ということ。(笑)
真ん中の「穴の大きさ」も結構重要なのがわかって、当初は割り箸を何本か重ねたりしていましたが、やっぱりそれじゃ面白くなくて、でもちょうどよい棒がマレーシアでは見つからなかったんですよ。アルミのパイプでもなんでもありそうだけど私には見つからず。ということで、日本には専用の「竹輪棒」なるものがあって、それも手に入れたり。
こんな竹の棒があれば完璧。amazonで売ってる。この写真は「焼きちくわ」ですが、私は「焼きちくわ、ちくわ」には全く、全然、興味がありません。食べたいと思ったこともない。どちらかというと「嫌いな部類」です。そもそも「ちくわ」って魚のすり身から作るわけで「ちくわぶ」とは全く別のもの。
準備万端。後は作るだけ。(笑)