シドニーから次男坊家族(4人)が来て、今回はまずはワンウタマの「One World Hotel」に泊まることに。
久しぶりに、本当に久しぶりに「One World Hotel」「ワンウタマ」に行ってきました。最後に行ったのはコロナ禍の前だったと思う。
いつもは彼らがマレーシアに到着する時には飛行場まで迎えに行くのだけれど、彼らも4人家族になったし、迎えに行っても「移動は別々」になるわけで、今回は長男のみが迎えに行くことに。
ところがですね、シドニーからの到着便の時間帯に空港へ行くのには、方向から言って「夕方の通勤ラッシュ」と重なるのを考えていなかったのね。今までは「土日」だったわけで。
一人で飛行場に向かった長男から電話で、「渋滞で全く動かない」と連絡。ということで、飛行場までの3分の1の距離にも行かない内にUターンして「ホテルで待ち合わせ」をすることに。
でも私とヨメさんは、その時間にホテルに行っても小さな孫たちは疲れているだろうし、シドニー時間で言えば就寝時間なので、次の日のランチで対面することなった。
で、久しぶりにワンワールドホテルに行ったわけですが、ロビーで次男坊家族と対面。
孫たちは2歳、5ヶ月だけれど、いつもLineで様子を見ているものの「大きくなった」印象。二番目の孫とはお初だったけれど、もうすでにがっしりして重くて、子供が育つのは早いと思いましたっけ。抱いてみても「こんなに重いのか」と思ったし、赤ん坊の抱き方はもう忘れていて、怖いと感じた。
でも全く人見知りをしない赤ん坊で、私やヨメさんに抱かれても嫌がらないどころか、顔を見てニコニコするような赤ん坊。
こういうのって本当に助かりますね。初めて会って、抱いて「大泣き」されたら本当にがっかりしますから。(笑)
上の子は2歳だけれど、まだパパママと喋るぐらいで会話は成立しないし、私とヨメさんのことは全く覚えていなくて、抱いても嫌がる素振りはしないものの、目線を合わさないのね。でもこれまた泣かれなくて良かった。(笑)
で、ホテルだけれど次男坊も次男坊のヨメさんも、「このホテルが今までで一番良い」と喜んでいたのは、紹介したのは私だけれど嬉しいと思った。そして次男坊は「このホテルの朝食バイキングが凄かったし、美味しかった」と喜んでいた。
実は私もOne World Hotelが好きな理由は、あのホテルの朝食バイキングが良いと思うからで、私もあの朝食バイキングを食べに行くだけでも行きたいぐらい。
彼らが泊まっている部屋にも行ったけれど、スタンダードルームなのに結構広くて全員で7人が部屋に入っても息苦しい感じもなくて、ゆっくり出来た。だから彼ら大人二人と子供二人の一室でも全く問題ないと喜んでいた。
今まで彼らがマレーシアに遊びに来ると、やっぱりそれなりのホテルに泊まってもらいたいと思うし、KLCCやブキビンタンをウロウロしたがるから「リッツカールトン」や「トレーダーズホテル」を取っていたんですよ。でも意外に満足感ってなくて、「リッツも名前だけだね」なんて言っていた。私もそう思うし、特にリッツカールトン内のレストランが総崩れで、かつては「マレーシアで美味しい中華のトップファイブ」だと思っていた【麗苑(リーエン)】も恐ろしいことになっていたっけ。
でもOne World Hotelは部屋がスタンダードでも良いし、朝食バイキングに彼らが驚いたのも「新しい時代になった」のかなと思ったり。
ま、小さな子供が一緒だと「実用性を重視する」ようになるし、見方も変わるんでしょうね。
クアラルンプールって「5つ星ホテルを安く泊まれる」と有名だけれど、私は「価格は正直」だと思っていて、絶賛する旅行者も多いけれど、じゃぁ、例えば日本でも泊まったことがあるのか?と思う。そういう今どきの「5スターホテル」ってやっぱり凄くて、それは施設そのものもそうだし、スタッフの質もかなり高いと思う。ところがマレーシアの場合は「過去の遺物」って感じがしています。
でもま、「名ばかり」にしても、安く泊まれるなら泊まってみたいと思うのは当たり前だけれど、「定宿」にしたいとは思わないんじゃないかなぁ。
その点、One World Hotelって昔から良いと思っていて、また時代の変化にもうまく乗って良くなっていると思う。
そして「ワンウタマショッピングセンター」と繋がっているってのが良いと思うなぁ。
私は前からワンウタマショッピングセンターって好きで、というか、住んでいるモントキアラからはアクセスが簡単で、KLCCとかブキビンタンに行くのは渋滞や混雑を考えるとなんとなく行きたくないのね。またマレーシアって「歩道がかなり酷い状態」なのが普通で、年寄りがヨタヨタ歩いていると危ない。(笑)
つまり障害を持っている人も含めて、マレーシアの街作りって「弱者を無視した作り」だと思う。
だからもうすでに「弱者入り」している私としては「ショッピングセンターと繋がっている」のは高ポイントで、大雨が降っても関係ないし、デコボコだらけで穴も空いているような歩道を歩く必要もなければ、「かなり怖い横断歩道を渡る」必要もないのは良いと思う。
駐車も近年は「バレーパーキング」があればそれを使うのが普通になってきて、ワンワールドホテル+ワンウタマもホテルのバレーパーキングを使うと本当に楽。まだ後期高齢者ではないけれど、ジジーになりましたわ。
そういう意味でも私は「メガモール」もそこそこ好きで、メガモール内のホテルに泊まることも多かった。
でも「One World Hotel + ワンウタマショッピングセンター」が私は一番好きだし、次男坊家族も気に入ってくれたので良かった。
ところがですね、問題は食事なのね。
これってクアラルンプール全体がそうなっている感じがするのだけれど、「かつての老舗が美味しくなくなっている」と感じます。それは上に書いた「リッツ・カールトン内の中華である麗苑」の凋落と言っても良いような変貌が代表していると思っていて、昔なら「中華なら鼎泰豊やDragon-i」にでも行っていればまぁまぁOKだったのが、今ではかつての名店もなんだかなぁという感じ。
でもきっとワンウタマショッピングセンターの中のレストランにも良い店はあるのだろうとは思うのだけれど、やっぱり「コロナ禍」のインパクトが大きくて、各店、「生き残りをかけて変化した結果」が今の状態なんだろうと思ったり。
でも逆を言うと「ひどい店もなくなった」ような感じもしていて、もしかすると「平均点」は上がっているのかもしれない。それってまさに「マレーシアの発展」を意味していて、繁盛店はどこでもうまく行っているようで「顧客としてはローカルに合わすのが王道」で、ローカルが良いと思うならそれでオッケイってことなんだと思う。
そういう意味で、「ワンウタマショッピングセンター」は買い物は当然のこととして【庶民の憩いの場所】としては大成功しているように見える。
今回、ランチは中華にしようと思ったものの、ワンウタマの中のどの中華が良いのかも全くわからないし、「大当たりは期待しないけれど、大外れだけは回避したい」し、近年がっかりすることが多い「鼎泰豊やドラゴンアイはパスしよう」ということで、前から結構好きだったワンウタマとワンワールドホテルの接続通路にある中華にしようと。
ところがワンウタマショッピングセンターもかなり様変わりしていて、まさにオノボリさん状態。
で、そこそこ気に入っていた「Putin」じゃなくて、【ここだよね?】という長男に着いていって「Oversea Restaurant」という中華に入ってしまった。
「この店じゃないと思うけれど・・・」なんて個室に座ってから言えなくて、ま、いっかと。あとで調べたら、行こうと思った店の「Putien」は、二軒となりだった~。アホだ~~~~~~。
でもま、全く知らない無名の店に行くことってありえなくて、訪問客と行くとなれば行ったことがないにしても「有名店」に行くのが普通だから、ま、こういうことがないと知り得ない店に入ったのは良いかもしれない。
ランチだし点心中心に食べたものの、ま、「今どきの中クラス」って感じでしょうか。
手の込んだ点心じゃないけれど、いわゆる昔からの点心ともちょっと違っていて、まぁ、今どきの点心というか。
味も中クラスで感動することはないけれど、落胆するものもなくて、いや、なんだこれ?というのはあったけれど、ま、それはどこでも起きること。
でも「二度と行こうとは思わない」というのが本音。なんだか味が慣れ親しんだ「広東料理の味」じゃないのね。そういう意味では「比較対象がない」ような気もした。
次男坊たちがどういう反応をするのかが一番気になったのだけれど、「可もなく不可もなく」みたいな反応で、それってリッツカールトン内の「麗苑」より良かったことを意味する。
いやいや、麗苑の場合は「期待が大きいから落胆も大きい」というべきかもね。
とりあえず、家族皆での食事は「可もなく不可も無く」からの始まり。良しとしましょう。でもこれからはわざわざシドニーから来てくれた次男坊家族だし、「シドニーではこんな美味しい中華はない」ぐらいのことは言わせてみたい。
あああああ、今回の間違えた店だけれど、次男坊が言っていたっけ。「シドニーの点心より美味しい」って。(笑)
オーストラリアの中華ってそんなに駄目なはずはないのだけれど・・・。
面白かったのが、食べ終わって皆で店を出てからのこと。
次男坊のヨメさんが「ご馳走様でした」と言ったのね。当然、「いえいえ」と答えたのだけれど、その時、長男が「あれ?誰が精算したの?」と言い出した。
「精算係はお前だろうよ~~」と長男に言ったら、「いけね、払ってない」と慌ててレストランに戻っていった。馬鹿だよね~~。
でもお金を払っていない団体客にもスタッフは頭を下げて送り出す店だということ。(笑)
さてさて、次男坊家族を交えたダボ家の珍道中はこれからどうなりますか。
明日は彼らが「絶対に行きたい」といういつものパブリカの焼き鳥屋「酉玉」に行く予定。
酉玉は「日本人の焼き手」が日本に帰ってしまったけれど、数人いるオーナーの一人(マレーシアンチャイニーズ)がド素人なのに焼き手を始めて、無理だろうとは思ったのものそこそこ頑張ってるのね。このままなら良いんじゃないかと思うけれど、最近、私は行っていないからわからない。
次男坊家族がシドニーからわざわざマレーシアに来てくれるのも、マレーシアに遊びに来たいからじゃなくて、「私達に会いに来てくれている」のは間違いがないし、「マレーシアに行くのが楽しみ」と彼らに思ってもらわないと私もメンツが立たない。
となれば、「美味しいもの」となるわけだけれど、やっぱりシドニーって先進国の大都会で「食の都」でもあるわけで、正直なところ「太刀打ちできない」と思うのね。そりゃトップクラスの店に行けば良いのだろうけれど、そんな店を私は知らないし、行かないし、どうしようか思案中。マレーシア料理を含むエスニック系もシドニーは人種のるつぼでなんでもあって、種類の多さは半端じゃないし。
でもわざわざ7,8時間も飛行機に乗って会いに来てくれるのは本当に有り難い。本当に嬉しい。
小さくても楽しい思い出をいっぱい作ってあげたい。
息子たちには本当に感謝しかない。
有難う~~。